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目次
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米国株式一週間の動き(S&P500)
今週の相場は、週前半こそ政府閉鎖の影響によるデータ不足や、過熱していたAI(人工知能)関連株への懐疑論から軟調な展開となりましたが、週後半にはインフレ鈍化と半導体大手の好決算をきっかけに大きく買い戻され、最終的には「サンタラリー(年末高)」への期待感をつなぐ形で終えた1週間でした
12/15(月) 重要指標を前に足踏み、ハイテク株に利益確定売り
翌日の雇用統計や週後半の消費者物価指数(CPI)を控え、市場には様子見ムード。
これまで相場を牽引してきたブロードコムやオラクルなどのハイテク銘柄が売られ、主要3指数はそろって続落しました。
12/16(火) 労働市場の減速を確認も、追加利下げ期待は限定的
政府閉鎖で遅れていた11月の雇用統計が発表されました。
失業率が4.6%に上昇し労働市場の減速が示されたものの、「急激な悪化」ではないと判断され、即座な追加利下げ観測を強めるには至りませんでした。S&P500は3営業日続落
12/17(水) AIトレードへの疑念、ハイテク株主導で急落
「AIへの巨額投資に見合う収益が得られるのか」という懐疑的な見方が強まり、エヌビディアをはじめとする半導体・テクノロジー株が大幅安。
市場では、割高なハイテク株からエネルギーやヘルスケアといった他セクターへ資金を移す「ローテーション」の動きが鮮明になりました。
12/18(木) CPI鈍化とマイクロンの強気見通しで反撃開始
11月のCPI(消費者物価指数)が予想を下回る伸びとなったことで、来年前半の利下げ期待が再燃。
さらに、半導体大手マイクロン・テクノロジーの強気な業績見通しが「AI需要は依然として旺盛」であることを証明し、前日までの悲観論を一掃して大幅反発しました。

12/19(金) 「サンタラリー」への期待感、週間でプラス浮上
週末のオプション満期(トリプルウィッチング)による荒い値動きの中、押し目買いが優勢
エヌビディアやオラクルが再び買われ、S&P500は週間での騰落率がプラスに転換。年末に向けた力強い上昇への期待を残して取引を終えました




