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目次
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【米国株】最高値圏で横ばいも「サンタクロース・ラリー」への期待高まる
- クリスマス明けの米国株は薄商いの中、高値圏でもみ合い
- AI関連のエヌビディアや金鉱山株が上昇
- 年末年始特有の株高現象「サンタクロース・ラリー」に注目が集まる
クリスマス明けの米国市場は静かな動き
26日の米国株式市場は、クリスマス休暇明けで取引参加者が少なく、主要な株価指数はほぼ横ばいで取引を終えました。
S&P500種株価指数などは小幅に反落しましたが、週間ベースで見れば1カ月ぶりの大幅高を記録。経済状況が底堅いことから、企業利益に対する期待は依然として明るい状況。
注目を集めた個別銘柄
市場全体が静かな動きを見せる中、特定の銘柄には買いが入る。
半導体大手のエヌビディアは、AI(人工知能)企業との新たなライセンス契約が好感され上昇しています。また、金や銀の価格が史上最高値を更新したことを受け、貴金属を扱う鉱山関連の株も値を上げました。
市場の関心は「サンタクロース・ラリー」へ
現在、投資家の注目は年末年始の相場動向に集まっています。
この時期特有の株価上昇への期待があるからです。専門家は、この期間の株価推移が翌年の相場を占う重要なサインになると指摘しています。
サンタクロース・ラリーとは?
年末の最後の5営業日から新年の最初の2営業日にかけて、株価が上昇しやすい現象のことです。この期間に株価が上がると、その年は通年で上昇しやすいというデータがあります。
LPLファイナンシャルのアナリストによると、ラリーが実現した場合、S&P500は1月に平均1.4%上昇する傾向があるとのことです。AI相場への期待も続いており、年末に向けた株価の動きから目が離せません。
【為替】円が全面安、1ドル156円台後半へ 米ドルは週間で半年ぶり大幅安
- 円安進行:東京のインフレ鈍化を受け、日銀の追加利上げ時期への見方が揺らぎ円が売られた
- ドル軟調:週間ベースでは半年ぶりの大幅安。米経済の減速兆候が重荷に
- 今後の焦点:年始の米雇用統計やCPIなどの重要指標へ関心がシフト
円は全面安、東京CPIの鈍化が影響
為替市場では円が主要通貨に対して下落し、対ドルでは一時1ドル=156円73銭まで売られました(終値は156.57円)
最大の要因は、日本国内のインフレ指標の鈍化です。
12月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)が前年比2.3%上昇となり、前月の2.8%から伸びが縮小。
これにより、市場では「日本銀行が早期に追加利上げを行う根拠が弱まったのではないか」との観測が広がり、円売りにつながりました。
一方で、キャピタル・エコノミクスのアナリストなどは、今回の一連の指標が日銀の引き締め路線を妨げるほどではないと分析しており、見方は分かれています。
ドルは週間で大幅下落も、市場は次の材料待ち
ドル指数は小幅な値動きで取引を終えましたが、週間ベースで見ると0.8%安となり、6月以来の大きな下落幅を記録。
米国の労働市場やインフレの減速を示すデータが続いたことで、FRB(連邦準備制度理事会)による追加利下げ期待が高まったことがドルの重しとなっています。
市場参加者の関心はすでに年明けの重要指標に向いています。
- 1月の焦点:12月の米雇用統計と消費者物価指数(CPI)
- FRBの動向:3会合連続で利下げを行ったFRBが、次にどのような一手を打つかを見極める展開となります。
三菱UFJ信託銀行の担当者は、来週公表されるFOMC議事要旨について「政策金利の据え置きを支持した意見も反映され、タカ派的(引き締めに積極的)な内容になる可能性がある」と指摘しており、これがドルの支援材料になるかもしれないと述べています。
その他の動き
- ユーロ/ドル:1.1769ドル(-0.13%)
- ビットコイン:8万7340ドル(-0.58%)
【商品】原油はウクライナ和平期待で下落、金は地政学リスクで最高値を更新
- 原油続落:ウクライナ・ロシアの和平協議進展の可能性から、供給過剰懸念が強まる
- 金高騰:ベネズエラやナイジェリアの情勢悪化を受け、安全資産として買われ最高値を更新
- 薄商い:クリスマス休暇明けで参加者が少なく、相場の変動幅が増幅された
原油:和平協議進展の兆しで供給増を懸念
ニューヨーク原油相場(WTI)は続落、1バレル=56.74ドル(-2.8%)で取引を終えました。
主な下落要因は、ウクライナとロシアの和平協議が進展する可能性が浮上したことです。
- 和平への動き:ウクライナのゼレンスキー大統領が、トランプ米大統領との会談(28日予定)で枠組み合意を目指すと発言。また、ロシア側も米国代表との接触を指示したと報じられました。
- 市場の懸念:和平が進めば、ロシア産原油の市場流入が加速し、既に供給過剰気味の世界市場がさらに圧迫されるとの見方が広がりました。
序盤はベネズエラやナイジェリアの情勢不安を背景に上昇していましたが、和平協議のニュースが伝わると下落に転じました。
金:地政学的緊張で史上最高値を更新
金スポット相場は反発し、一時1オンス=4549.92ドルまで上昇して過去最高値を更新(終値ベースでは約4522ドル)
年間ベースでは1979年以来の大幅な上昇を記録する見通し。
- 上昇要因:ベネズエラ情勢の緊迫化や、米軍によるナイジェリアでの軍事行動など、世界的な地政学リスクが高まったことで、安全資産である金への需要が急増しました。
- 市場環境:年末で市場の流動性が低くなっていることが、価格変動をさらに大きくさせる要因となっています。
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