2026

経済ニュースまとめ 今朝のニュース 2026/2/3

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米国株反発、製造業の回復期待とAI関連株が市場をけん引

  • 米主要株価3指数がそろって上昇、ダウ平均は1%超の伸びを見せる
  • ISM製造業景況指数が好調で、景気回復への期待が高まっている
  • 半導体などのAI関連株や航空株が買われる一方、ディズニーは下落した

2日の米国株式市場は、主要3指数がそろって反発。背景にあるのは、予想を上回る強さを見せた経済指標の影響です。

米製造業に復活の兆し、投資家心理が改善

この日発表された「ISM製造業総合景況指数」は、新規受注や生産の伸びに支えられ、2022年以来の高水準となりました。

長く低迷していた製造業が回復軌道にあるとの期待が高まり、市場全体を押し上げる要因となっています。

ダウ工業株30種平均は前日比515ドル高と1%を超える上昇を見せ、S&P500種株価指数とナスダック総合指数も堅調に推移しました。

AI関連や航空株が上昇、ディズニーは急落

セクター別では、AI(人工知能)需要への期待から半導体関連が買われています。

「サンディスク」が急伸したほか、「AMD」や「Micron Technology」なども大幅高。また、原油価格の下落を好感し、「ユナイテッド航空」などの航空株も上昇しています。

一方で、「ウォルト・ディズニー」は7.4%下落しました。決算後の見通しが嫌気された。

金・銀相場も落ち着きを取り戻す

急落していた金や銀の相場が下げ幅を縮めたことも、株式市場にとって安心材料に。

専門家は、現在の市場環境が適度な経済成長とインフレ抑制が共存する「ゴルディロックス」の状態を裏付けていると分析しています。

用語解説

  • ISM製造業総合景況指数とは? 米国の製造業の景気感を測る重要な指標です。50を上回ると景気拡大、下回ると後退を示します。
  • ゴルディロックスとは? 経済が熱すぎず冷たすぎず、ちょうど良い状態のこと。株価にとって好ましい環境とされます。

 

米ドル全面高、ISM指数と金属相場下落が追い風

  • ドルが主要通貨に対して上昇し、ドル円は一時155円79銭を記録
  • 好調な米製造業指標と金相場の急落が、ドル買いを加速
  • 高市首相の円安容認ともとれる発言が市場の注目

外国為替市場では、ドルが主要通貨に対してほぼ全面高の展開。

米国の経済指標が予想以上に強く、景気回復への期待からドルを買う動きが強まっています。

ドル円は155円台後半へ上昇、米経済の強さが支えに

この日の為替市場で、ドル円相場は1ドル155円58銭まで上昇。

きっかけとなったのは、1月の「ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)」です。

この数値が52.6となり、好況と不況の分かれ目である50を1年ぶりに上回りました。

米国の製造業が2022年8月以来の高水準まで回復したことで、米経済の底堅さが改めて意識され、ドル買い・円売りの流れが加速しました。

金相場の急落とFRB人事がドルを押し上げ

ドルの上昇には、金(ゴールド)価格の急落も影響しています。

トランプ米大統領が次期FRB議長に、インフレ抑制に積極的なタカ派とされるウォーシュ元理事を指名しました。

これにより、インフレへの警戒感から金を買っていた投資家が一斉に資金を引き揚げ、その資金が安全資産とされるドルへ流入しています。

専門家はこれを「ディベースメント取引の巻き戻し」と指摘しています。

高市首相の発言と今後の注目点

円相場に関しては、高市早苗首相の発言も材料視されました。

高市氏は演説で、円安が輸出企業の支えになったと言及。市場ではこれを「円安容認」と受け止める向きもあり、円売りを誘う一因となっています。

一方で、投機的な円売りポジション(キャリートレード)が積み上がっており、急速な巻き戻しによる乱高下のリスクも指摘されています。

用語解説

  • ディベースメント取引とは? 通貨の価値が下がる(インフレなど)ことに備えて、金やビットコインなどの実物資産を持つ取引のことです。
  • キャリートレードとは? 金利の低い通貨(円など)を借りて、金利の高い通貨(ドルなど)で運用し、金利差益を狙う投資手法のこと。

 

原油・金が急落、トランプ発言で中東リスク後退、貴金属はバブル崩壊か

  • 原油価格が大幅安、米国とイランの対話期待で戦争懸念が和らぐ
  • 金・銀などの貴金属も続落、アジア時間には一時10%超の暴落も
  • これまでの急激な価格上昇に対する調整局面入りとの見方が強まる

2日の商品市場では、原油と貴金属がそろって大きく値を下げました。

これまで市場を支配していた「戦争への恐怖」や「通貨不安」といった心理が変化し、投資家が資金を引き揚げる動きを見せています。

原油市場:中東情勢の緊張緩和で大幅下落

ニューヨーク原油相場は大幅に反落。代表的な指標であるWTI先物は、前日比4.7%安の1バレル62.14ドルで取引を終えています。

下落の主な要因は、トランプ米大統領がイランとの協議について前向きな発言をしたことです。

戦争回避への期待が高まる

市場では「地域戦争」への懸念から原油が買われていましたが、米国とイランの対話が進むとの報道により、その不安(地政学リスク)が後退しました。

専門家は、今回の動きについて「需要と供給の変化ではなく、リスクに備えていた投資家がポジションを調整した結果だ」と分析。

実際に供給ショックが起きなかったため、価格が正常化に向かっているようです。

金・銀市場:過熱感からの急反落

貴金属相場も大きく崩れています。金スポット価格は一時10%、銀は16%も急落する場面がありました。

その後、ニューヨーク時間には下げ幅を縮めましたが、不安定な動きが続いています。

投機マネーの巻き戻し

これまで金や銀は、通貨不安や中国からの投機マネー流入によって、記録的な高値を更新し続けていました。しかし、取引が過熱しすぎていたため、利益を確定する売りが一気に出る。

JPモルガンの元トレーダーは「取引が過度に集中していた」と指摘しており、投資家がリスクを取ることに慎重になっている様子がうかがえます。

用語解説

  • 地政学リスクとは? 特定の地域における政治的・軍事的な緊張が、世界経済や市場に悪影響を与えるリスクのことです。
  • ポジション調整とは? 投資家が保有している資産(買い持ちや売り持ち)を、利益確定や損失回避のために反対売買して整理することです。

 

 

 

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