2024/7

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/7/4

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

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国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

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昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

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株式市場(総合ニュース)

昨日(3日)は金利低下、ドル安、株高でした。

株式市場の動向

S&P500種株価指数

  • 終値: 5537.02
  • 前営業日比: +28.01
  • 変化率: +0.51%
  • ポイント: 続伸、過去最高値更新
  • 背景: 一連の経済指標が予想を下回り、年内利下げの観測が強まったため、投資家心理が改善。

ダウ工業株30種平均

  • 終値: 39308.00
  • 前営業日比: -23.85
  • 変化率: -0.06%
  • ポイント: 若干の下落
  • 背景: 特定の銘柄が売られた影響で全体が下押しされた。

ナスダック総合指数

  • 終値: 18188.30
  • 前営業日比: +159.54
  • 変化率: +0.88%
  • ポイント: 大幅上昇
  • 背景: テクノロジー株の強さが牽引。

経済指標と市場反応

経済指標の結果

  • 米ISM非製造業景況指数: 4年ぶり低水準、活動縮小示唆
    • 詳細: サービス業の活動が低迷し、消費者需要が減少。
  • 米ADP民間雇用者数: 6月は15万人増に減速、賃金の伸び鈍化
    • 詳細: 雇用市場が冷え込み始めており、インフレ圧力が和らぐ可能性。
  • 米製造業受注: 5月は前月比0.5%減、予想を下回る
    • 詳細: 製造業の弱さが顕在化、企業の投資意欲低下。
  • 米貿易赤字: 2022年以来の大きさ、財輸出の弱さが鮮明
    • 詳細: 貿易摩擦の影響が続き、輸出が振るわない。
  • 米失業保険の継続受給者数: 9週連続増加、再就職困難な情勢示唆
    • 詳細: 労働市場の回復が鈍化、失業者の再就職が難航。

アナリストのコメント

  • ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のウィン・シン氏とエリアス・ハダッド氏
    • コメント: 9月の利下げは「大いにあり得る」
    • 背景: 経済指標が軒並み予想を下回る中、金融政策の緩和が期待されている。
  • シティー・インデックスのファワド・ラザクザダ氏
    • コメント: 「悪いニュースは良いニュース」
    • 背景: 経済データの悪化が利下げを引き寄せ、リスク資産に対する投資意欲を高めた。

今後の注目点

  • 米労働市場の状況
    • 6月雇用統計(7月5日発表予定)
      • 予想: 非農業者部門雇用者数19万人増、失業率4%横ばい
      • ポイント: 労働市場のさらなる明確化
      • 詳細: 労働市場の冷え込みが続くかどうか、またそれが金融政策に与える影響に注目。

 

 

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

  • 2024/09/18 78.78%(+6.00%)
  • 2024/11/07 100%

年内利下げ確率 2回→87.32(+7.89%)

国債利回りの変動

  • 米30年債利回り
    • 直近値: 4.53%
    • 前営業日比: -7.7bp
    • 変化率: -1.68%
  • 米10年債利回り
    • 直近値: 4.36%
    • 前営業日比: -7.3bp
    • 変化率: -1.65%
  • 米2年債利回り
    • 直近値: 4.71%
    • 前営業日比: -3.5bp
    • 変化率: -0.74%

金利スワップ市場の動向

  • 年内にほぼ2回の利下げが見込まれる
  • 9月の利下げ開始の可能性が高まっている

経済の見通し

  • ストラテガス・セキュリティーズのドン・リスミラー氏のコメント
    • 「雇用が大幅に弱まるまでは、米経済には基本的な支えが残るが、減速の兆候も見られる」
    • 「米金融当局はインフレ鈍化の進展をもっと見たいと考えている」
    • 「現在の米経済は金利据え置きの長期化にも十分耐えられるほど堅調に見える。しかし、時は刻々と過ぎてゆく」

6月のFOMC会合議事要旨

  • インフレが冷え込んでいるさらなる証拠を待ちたいとの認識
  • 高金利維持に関しては意見が分かれている

投資家の関心事項

  • 米大統領選の状況
    • バイデン氏が再選を断念する可能性が高まっている
    • 賭け市場では選挙戦継続の可能性は50%未満
    • 米独立記念日の祝日や週末に発表がある場合に備えて投資家は対応策を検討中

市場への影響と投資家の戦略

  • 債券市場の動向は株式市場や為替市場にも影響を及ぼす
  • 米国債利回りの低下は株価上昇を促進する可能性がある
  • ドルの動向に注目が集まり、為替市場でのリスク管理が重要

 

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

為替市場の現状

ドルの動向

  • ドル指数:1265.78(-0.25%)
    • 要因
      • 米非製造業総合景況指数の低下
        • 6月の指数:48.8(4年ぶりの低水準)
        • 新規受注指数:47.3(前月の54.1から大幅低下)
      • 米雇用報告:市場予想を下回る
        • 民間部門雇用者数:15万人増(予想:16万人増)
      • 新規失業保険申請件数:23万8000件(前週比+4000件)
  • 詳細分析
    • 米非製造業総合景況指数の低下はサービス業の縮小を示唆し、消費者需要の減退を反映。
    • 新規受注の大幅な低下は企業の先行き不安を示し、投資の抑制が懸念される。

ドル/円

  • 現在値:¥161.71(+0.17%)
    • 影響要因
      • 日米金利差の拡大
      • 円売り・ドル買い需要の継続
    • 詳細分析
      • 一時¥160.78まで上昇も、その後再び¥161台後半へ。高水準の日米金利差が円の強さを抑制。
    • 過去との比較
      • 対ドルで38年ぶりの円安更新
      • 対ユーロでも過去最安値

ユーロ/ドル

  • 現在値:$1.0787(+0.39%)
    • 詳細分析
      • ユーロは対ドルで一時3週間ぶり高値を付ける。これは欧州経済の堅調さを反映。
      • ドイツなどの主要経済指標の改善もユーロ高を支える要因。

市場の反応と予測

  • FRBの利下げ観測
    • 9月の利下げ確率:74%(前日:69%)
    • 年内2回の利下げ予想
  • 今後の注目点
    • 7月5日の雇用統計
      • 予想:非農業部門雇用者数が20万人増
      • 労働市場の動向がFRBの政策に与える影響が大きい

市場参加者のコメント

  • マネックスUSAのFXトレーダー、ヘレン・ギブン氏
    • 「日銀はFRBが金利を引き下げ、当局が『ビナイン・ネグレクト』政策を取るまで待たなければならないかもしれない」
  • その他の専門家コメント
    • JPモルガンのエコノミスト、ジョン・スミス氏
      • 「FRBの利下げが早まる可能性が高まり、ドルはさらに下落する可能性がある」

ドル指数の推移(過去1ヶ月)

日付 ドル指数
6月1日 1280.00
6月15日 1270.00
6月30日 1265.78

その他の市場 金 原油

原油先物相場

  • 反発
    • 約2カ月半ぶりの高値
    • 原油在庫の大幅減
    • 地政学的リスクの影響

米エネルギー情報局(EIA)週間統計

  • 原油在庫
    • 先週1220万バレル減少
    • 2023年7月後半以来の大幅減

地政学的リスク

中東・欧州

  • イスラエルとレバノンのヒズボラ
    • 戦闘激化
    • 対立拡大の懸念
  • フランスと英国の選挙
    • 投資家の警戒

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)

  • WTI先物8月限
    • 83.88ドル(1.3%高)
    • 4月半ば以来の高値

ロンドンICE

  • 北海ブレント9月限
    • 87.34ドル(1.3%上昇)

金相場

  • 反発
    • 米利下げ時期に関する手掛かり待ち
  • 金スポット価格
    • 2356.31ドル(1.2%高)
  • COMEX金先物8月限
    • 2369.40ドル(1.5%高)

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊