2024/7

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/7/24

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

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当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

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株式市場(総合ニュース)

昨日(23日)は短期金利低下、長期金利横ばい、ドル小幅高、株小幅安でした。

市場概況

  • 主要指数
    • S&P500種株価指数
      • 終値 : 5555.74
      • 変化 : -8.67 (-0.16%)
    • ダウ工業株30種平均
      • 終値 : 40358.09
      • 変化 : -57.35 (-0.14%)
    • ナスダック総合指数
      • 終値 : 17997.35
      • 変化 : -10.22 (-0.06%)

企業決算

  • ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)
    • 第2四半期決算で利益が市場予想を大きく下回る
    • 株価は過去最大の急落
  • マグニフィセント・セブン
    • テスラ
      • 1株利益が市場予想を下回る
      • 年初からの低調傾向継続
    • アルファベット
      • 売上高が予想を上回る
      • クラウドと広告への需要が寄与

業界コメント

  • アメリプライズ・アンソニー・サグリンビーン氏
    • 「マグニフィセント・セブンは高い利益期待があるため、決算発表時に証明する必要がある」
    • 「高いバリュエーションに対して厳しく見られる」

株価動向

  • アップル
    • 折り畳み式「iPhone」の開発進行が報じられ株価上昇

市場の圧力と見通し

  • ビスポーク・インベストメント・グループ
    • 「 決算発表前に軟調に推移するのは必ずしも悪いことではない」
    • 「 低いハードルはクリアしやすい」
  • UBSグローバル・ウェルス・マネジメント・ソリタ・マルチェリ氏
    • 「決算シーズンが株式市場に対する信頼感を高める」
    • 「短期的には不安定だが、ファンダメンタルズは強い」

大手ハイテク企業の展望

  • バークレイズ
    • S&P500年末目標を上方修正 (5300→5600)
    • 「大手ハイテク企業の高いバリュエーションに対応する収益を期待」

まとめ

7/23日の米国株式市場は、小幅な下落で取引を終えました。

これは主に、UPSの予想を下回る決算発表が影響しています。一方で、テクノロジーセクター、特にマグニフィセント・セブンと呼ばれる大手ハイテク企業の決算に市場の注目が集まっています。

短期的には市場の不安定さが予想されるものの、長期的には強いファンダメンタルズが維持されると見られています。

アナリストたちは大型テクノロジー株に対して依然として楽観的な見方を示しており、これが今後の市場動向を左右する可能性があります。

 

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

  • 2024/09/18 98.58%(+2.00%)
  • 2024/11/07 100%

年内利下げ確率 2回→53.38%(-5.89%) 3回→46.62%(+5.89%)

市場概況

  • 米国債利回りの変動
    • 30年債
      • 利回り:4.49%
      • 変化:+1.4bps
    • 10年債
      • 利回り:4.25%
      • 変化:0.0bps
    • 2年債
      • 利回り:4.49%
      • 変化:-2.4bps

重要な出来事

  • 2年債入札
    • 発行額:690億ドル
    • 落札利回り:4.434%
    • 応札倍率:2.81倍
    • 落札利回りは1月(発行額600億ドル)以来の低水準
    • NY時間午後1時時点の入札前取引利回りを2bps下回る

アナリストのコメント

  • ジョン・キャナバン (オックスフォード・エコノミクス)
    • 「短期債への強い需要が続いており、FOMCが来週、利下げの地ならしをする見通しが需要を支えている」

今後の注目指標とイベント

  • 24日
    • 5年債入札(700億ドル)
  • 25日
    • 米第2四半期国内総生産(GDP)発表
    • 7年債入札(440億ドル)
  • 26日
    • 6月個人消費支出(PCE)データ発表

経済指標とマーケットの期待

  • PCE価格指数
    • 予想はディスインフレ(インフレ低下)
    • 予想外に上昇すれば、米国債の再評価に繋がる可能性
  • ベーク・イーブン・インフレ率(BEI)
    • 5年物:2.183%
    • 10年物:2.279%

債券利回りの動向

  • 2年債
    • 利回り低下:4.487%
  • 10年債
    • 利回り低下:4.243%
  • 30年債
    • 利回り低下:4.474%
  • 2・10年債の利回り格差
    • マイナス24.6bps

まとめ

米国債市場では、2年債入札の好調な結果を受けて利回りが低下しました。

これは、市場が連邦準備制度理事会(FRB)の9月の利下げ示唆を期待していることを反映しています。

今週は重要な経済指標の発表が控えており、特に第2四半期GDPと6月のPCEデータが注目されています。

アナリストはPCE価格指数がディスインフレ傾向を示すと予想していますが、予想外の結果が出れば市場が再評価される可能性があります。

全体として、債券市場は今後のFRBの金融政策に対する期待を織り込む動きを見せており、市場は慎重に経済指標と中央銀行の動向を見守っています。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

市場概況

  • 主要通貨に対する動き
    • ドル/円
      • 現在値:¥155.59
      • 変化率:-0.92% (¥1.45安)
    • ユーロ/ドル
      • 現在値:$1.0854
      • 変化率:-0.34% ($0.0037安)
    • ブルームバーグ・ドル指数
      • 現在値:1257.25
      • 変化率:+0.16% (2.00ポイント高)

主要イベントと影響

  • 円上昇の要因
    • 米国債利回りの低下
    • 来週の日銀金融政策決定会合前の円売り持ち縮小
      • 日時:7月30-31日

政治家とアナリストのコメント

  • 茂木敏充幹事長 (自民党)
    • 「日銀は段階的な利上げの検討も含めて、金融政策を正常化する方針を明確に打ち出すべき」
  • ユージン・エプスタイン (マネーコープ)
    • 「市場は日銀会合の決定に備えている」
    • 「FRBの会合も近づいているが、具体的なニュースはまだない」
    • 「ドル買い・円売りポジションのスクイーズ(縮小)が続いている」

その他の重要データ

  • 米中古住宅販売
    • 6月:389万戸(前月比 -5.4%)
    • 市場予想:400万戸
    • データ公表後のドルの反応は限定的

他の主要通貨の動向

  • ポンド
    • 現在値:$1.2903
    • 変化率:-0.2%
  • 豪ドル
    • 現在値:$0.6612
    • 変化率:3週間ぶりの安値
  • ニュージーランドドル
    • 現在値:$0.5951
    • 変化率:5月上旬以来の安値

暗号資産

  • ビットコイン
    • 現在値:$65,985
    • 変化率:-3.2%
  • イーサ
    • 現在値:$3,479
    • 変化率:-0.3%

まとめ

外国為替市場では、円が主要通貨に対して上昇しました。

特に対ドルでは155円台後半まで上昇し、7月18日につけた高値に迫る展開となりました。

この円高の背景には、米国債利回りの低下や、来週の日銀金融政策決定会合を前にした円売り持ちの縮小があります。

また、日本政府関係者の発言が日銀の追加利上げ期待を高めたことも円高に寄与しています。

一方で、ユーロやポンド、オセアニア通貨は対ドルで軟調な動きとなりました。

市場は来週の日銀会合を注視しており、金融政策の正常化に向けた動きがあるかどうかに注目が集まっています。

今後も経済指標や中央銀行の動向が為替市場に大きな影響を与える可能性が高いため、慎重な姿勢を維持する必要がありそうです。

その他の市場 金 原油

原油市場

  • 原油先物価格の動き

    • WTI先物9月限
      • 終値:76.96ドル
      • 変化:-1.44ドル (-1.8%)
    • 北海ブレント9月限
      • 終値:81.01ドル
      • 変化:-1.39ドル (-1.7%)
  • 動向と要因

    • 4営業日続落
      • 6月初旬以来の長期下げ局面
    • 夏季の低流動性とアルゴリズム取引の影響
    • 50日と100日の移動平均線を下抜け、CTAが強気ポジションを手じまい
    • RSIで売られ過ぎ:反転の可能性示唆
  • 年初来の上昇要因

    • OPEC+の供給削減
    • 米利下げ期待
    • 政治リスク
      • バイデン米大統領の再選断念

金市場

  • 金価格の動き

    • スポット相場
      • 現在値:2405.80ドル
      • 変化:+9.21ドル (+0.4%)
      • 最高値更新前の水準
    • 金先物12月限
      • 終値:2455.20ドル
      • 変化:+13.10ドル (+0.5%)
  • 主要な要因

    • 今週発表される米経済指標の関心
      • Q2 GDP速報値
      • PCE価格指数
    • 金利低下が利子を生まない金には有利
    • インドの金輸入税引き下げ
      • 世界第2位の金消費国

まとめ

原油市場は4営業日連続で下落し、6月初旬以来の長期下落局面に入りました。

この下落は、テクニカル要因や夏季の低流動性、アルゴリズム取引の影響を受けています。

一方で、OPECプラスの供給削減や米国の利下げ期待が下支えとなっています。

金市場では、価格が上昇傾向にあり、インドの金輸入税引き下げによる需要増加期待が背景にあります。

両市場とも、今週発表される米国の経済指標に注目が集まっており、これらのデータが今後の価格動向に大きな影響を与える可能性があります。

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊