2024/9

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/9/11

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(9日)は短期金利小幅上昇、長期金利低下、ドル高、株高でした。

米国株式市場

S&P500が続伸

  • 大手ハイテク株を中心に買いが入った
  • テスラを中心に大型株が上昇
  • オラクルは最高値を更新

金融株は売られる

  • 大手米銀トップの慎重な発言を受けて売られた
  • バンク・オブ・アメリカ(BofA)は投資銀行の業績が一部市場予想を下回るとの見通しを示した
  • JPモルガン・チェースはアナリスト予想が楽観的過ぎると指摘
  • ゴールドマン・サックス・グループは第3四半期のトレーディング部門が10%減益となる可能性を示唆

市場の関心

米大統領選の討論会

  • 10日夜に民主党候補ハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領による討論会を控え、選挙リスクが意識された

消費者物価指数(CPI)の発表

  • 11日のCPI発表を前に、コアCPIが米金融当局が望むような軌道にあるとの回答比率は56%
  • リセッション(景気後退)を予想する投資家の割合は高止まり
  • CPIに対する市場の反応については、48%が「まちまち・無視できる程度」、32%が「リスクオン」、20%が「リスクオフ」と予想

米国株の今後の見通し

  • 米ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、米国株が20%超の大幅安となる可能性は低いと予測
  • バリュエーションの上昇や強弱が混在する成長見通し、政策の不透明感により年末にかけて株価下落の可能性あり
  • 「健全な民間セクター」が経済をある程度支えており、全面的な弱気相場に突入する公算は小さい

まとめ(解説)

米国株式市場ではS&P500種株価指数が続伸し、大手ハイテク株を中心に買いが入った。一方、大手米銀トップの慎重な発言を受けて金融株は売られた。

市場の関心事としては、米大統領選の討論会や消費者物価指数(CPI)の発表があり、投資家はこれらのイベントを注視している。

米ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、年末にかけて株価下落の可能性はあるものの、全面的な弱気相場に突入する公算は小さいと予測している。

 

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/09/18(次回FOMC) 

  • 1回→69.00%(-2.00%)
  • 2回→31.00%(+2.00%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(%)
  • 3回→0%(%)
  • 4回→42.72%(-13.52%)
  • 5回→57.28%(+13.52%)

米国債市場

米国債相場は上昇

  • 原油安を受けて買いが入った
  • 580億ドルの3年債入札で強い需要があり、堅調を維持

市場の関心事

米大統領選テレビ討論会

  • 11月の大統領選に向けたテレビ討論会で民主党候補ハリス副大統領と共和党候補トランプ前大統領が初対決
  • 選挙戦の行方を大きく左右する可能性があり、警戒感が高まった

インフレ指標の発表

  • 11日発表のインフレ指標を控え、警戒感が高まった

米国債利回りの動向

10年債利回り

  • 約5ベーシスポイント(bp)低下の3.644%

2年債利回り

  • 約6bp低下の3.61%

30年債利回り

  • 4.6bp低下の3.95%

まとめ(解説)

米国債相場は上昇した。原油安を受けて買いが入り、580億ドルの3年債入札では強い需要があった。

市場の関心事としては、米大統領選テレビ討論会やインフレ指標の発表があり、これらのイベントを控えて警戒感が高まった。

指標となる10年債利回りは約5bp低下の3.644%、2年債利回りも約6bp低下の3.61%となった。30年債利回りは4.6bp低下の3.95%となった。

 

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

為替市場

ドル指数と円が上昇

  • 米大統領選の候補者による討論会を前に、リスク回避の動きとなった
  • 円は対ドルで上昇し、一時は1ドル=142円20銭まで上げた

市場の関心

米大統領選のテレビ討論会

  • 共和党候補トランプ前大統領が勝利すれば、減税や財政支出の増加が金利を押し上げドル高になるとの見方が強い

米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ

  • 9月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、4年余りぶりとなる利下げに踏み切るとの見方が強い
  • 利下げ幅については議論の余地があり、25ベーシスポイント(bp)の利下げ確率は67%、50bpの利下げ確率は33%

消費者物価指数(CPI)の発表

  • 11日に発表される8月のCPIに注視
  • 利下げ幅を見極める材料となる

主要通貨の動向

ドル

  • 主要通貨に対するドル指数はほぼ横ばい
  • 円に対して0.5%安の142.35円
  • スイスフランに対して0.3%安の0.8466フラン

ユーロ

  • ドルに対して0.1%安の1.1024ドル
  • 12日の欧州中央銀行(ECB)の理事会を控え、投資家らは年内のECBによる利下げ幅が計63bpとの見方を織り込んでいる

英ポンド

  • ドルに対して0.1%高の1.3081ドル

中国人民元

  • 対ドルで若干下落し、0.1%高の7.1193元

まとめ(解説)

外国為替市場ではドル指数と円が上昇し、米大統領選の候補者による討論会を前にリスク回避の動きとなった。

市場の関心事としては、米大統領選のテレビ討論会、FRBの利下げ、CPIの発表などがあり、投資家はこれらのイベントを注視している。

主要通貨に対するドル指数はほぼ横ばいで推移し、ユーロは対ドルで若干安となった。英ポンドは対ドルで小幅に上昇し、中国人民元は対ドルで若干下落した。

コモディティ市場

原油市場

北海ブレント先物が約2年ぶりに1バレル=70ドルを割り込む

  • 堅調な供給と需要低下への懸念に加え、投機的な売りが下げを加速
  • 米中両国の経済統計により需要への懸念が強まり、来年の供給過剰リスクが意識された
  • OPEC非加盟の産油国で生産量が急増していることも懸念材料

市場の関心

中国の需要軟化

  • 中国の輸入データを含む経済統計が弱く、需要軟化が最大の弱気要因
  • 多くのトレーダーがアジアの需要低迷は長期的な問題になると考え始めている

国際機関の需給見通し

  • OPECは世界の石油需要見通しをおおむね横ばいで維持
  • 国際エネルギー機関(IEA)は来年の供給過剰を予想

原油価格の動向

  • WTI先物10月限は前日比2.96ドル(4.3%)安の1バレル=65.75ドルで終了
  • 北海ブレント11月限は3.7%下げて69.19ドル
  • WTI、ブレントともに終値で2021年12月以来の安値

金市場

金スポット相場は続伸

  • 米インフレ統計に注目が集まる中、日中はもみ合いの展開
  • 米CPI(11日発表)、米PPI(12日発表)は利下げの判断材料になるとみられる
  • インフレ数値次第で、50bpまたは25bpの利下げが示唆される可能性

金価格の動向

  • 金スポット価格は前日比6ドル(0.2%)高の1オンス=2512.38ドル
  • 金先物12月限は10.40ドル(0.4%)上げて2543.10ドルで引けた

原油価格の動向

  • WTI先物10月限は前日比2.96ドル(4.3%)安の1バレル=65.75ドルで終了
  • 北海ブレント11月限は3.7%下げて69.19ドル
  • WTI、ブレントともに終値で2021年12月以来の安値

金市場の動向

金スポット相場は続伸

  • 米インフレ統計に注目が集まる中、日中はもみ合いの展開
  • 米CPI(11日発表)、米PPI(12日発表)は利下げの判断材料になるとみられる
  • インフレ数値次第で、50bpまたは25bpの利下げが示唆される可能性

金価格の動向

  • 金スポット価格は前日比6ドル(0.2%)高の1オンス=2512.38ドル
  • 金先物12月限は10.40ドル(0.4%)上げて2543.10ドルで引けた

まとめ(解説)

原油市場では、北海ブレント先物が約2年ぶりに1バレル=70ドルを割り込んだ。需要低下への懸念や投機的な売りが下げを加速させた。中国の需要軟化が最大の弱気要因となっている。

一方、金市場では金スポット相場が続伸した。米インフレ統計に注目が集まる中、日中はもみ合いの展開となった。インフレ数値次第で、FRBの利下げ幅が示唆される可能性がある。