2024/10

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/10/9

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

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当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(7日)は金利上昇、ドル横ばい、株安でした。

米国株式市場の反発

半導体メーカーとテクノロジー銘柄の上昇

  • エヌビディアが5営業日続伸、次世代AI半導体の高エネルギー効率をアピール
  • 大型ハイテク株の「マグニフィセント・セブン」指数が1.7%上昇

下落した業種と銘柄

  • エネルギー銘柄は原油安を受けて下落
  • 米上場の中国株はさえない、中国政府の追加景気刺激策見送りが嫌気される
  • ロブロックスは一時9%超下落、終値は2.1%安

市場関係者の見解

  • パイパー・サンドラーのクレイグ・ジョンソン氏
    • 10月の株式相場は「揺れ動く」ことが見込まれる
    • 投資家は「健全な」調整局面を利用しながらポジションを積み増すべき

米金融当局者の発言

  • クーグラーFRB理事
    • インフレ率を2%の目標に回帰させることに重点を置くべき
    • 雇用の伸びや経済成長の「望ましくない」減速を避ける「バランスの取れたアプローチ」が必要
  • アトランタ連銀のボスティック総裁
    • インフレに対するリスクは低下、労働市場に対する脅威は高まっている

まとめ

米国株式市場は反発し、ハイテク株への買い戻しが強まった。エヌビディアやアップル、テスラ、メタ・プラットフォームズなどの大型ハイテク株が上昇を主導した。一方、エネルギー銘柄は原油安で下落し、米上場の中国株も中国政府の追加景気刺激策見送りが嫌気され、さえない展開となった。

市場関係者からは、10月の株式相場は「揺れ動く」可能性があるとの見方が示された。投資家は「健全な」調整局面を利用しながらポジションを積み増すべきだとのアドバイスも聞かれた。

米金融当局者は、インフレ率を2%の目標に回帰させることに重点を置くべきだとしつつ、雇用の伸びや経済成長の「望ましくない」減速を避けるバランスの取れたアプローチが必要だと述べた。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/11/07(次回FOMC) 1回⇨0.25% 

  • 0回→13.27%(-0.48%)
  • 1回→86.73%(+0.48%)
  • 2回→0%(%)

年内利下げ確率

  • 1回→1.74%(-1.73%)
  • 2回→98.26%(+1.73%)
  • 3回→0%(%)
  • 4回→0%(%)

国債市場の動向

米国債相場は小動き

  • 米大幅利下げ観測の後退を背景にした国債売りが一旦落ち着く

主要な国債利回り

  • 米30年債利回り: 4.29% (-1.0bp, -0.24%)
  • 米10年債利回り: 4.01% (-1.4bp, -0.34%)
  • 米2年債利回り: 3.96% (-3.3bp, -0.82%)

市場関係者の見解

  • ランズバーグ・ベネット・プライベート・ウェルス・マネジメントのマイケル・ランズバーグCIO
    • 国債利回りは健全な低下の後に上昇、債券市場での利下げ観測後退を示す
    • 利回りはボックス圏内で推移する公算が大きく、株価への悪影響までには十分な距離がある
  • UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのマーク・ヘーフェル氏
    • 米経済データは世界的な利下げサイクルへの米金融当局の貢献を終わらせるほど強くない
    • 投資家は金利低下を見据えたポジションを取るべき
  • モハメド・エラリアン氏
    • 米金融政策の道筋を巡る不透明感が米国債相場のボラティリティーを高めている
    • 11月に50bpの利下げが行われる確率は過去15日間で60%強からゼロになった

まとめ

米国債相場は小動きとなり、米大幅利下げ観測の後退を背景にした国債売りが一旦落ち着いた。主要な国債利回りは前営業日比でわずかに低下した。

市場関係者からは、国債利回りの動きは債券市場での利下げ観測後退を示しているとの見方が示された。一方で、米経済データは世界的な利下げサイクルへの米金融当局の貢献を終わらせるほど強くないとの意見もあり、投資家は金利低下を見据えたポジションを取るべきだとのアドバイスも聞かれた。

また、米金融政策の道筋を巡る不透明感が米国債相場のボラティリティーを高めているとの指摘もあった。11月に50bpの利下げが行われる確率は過去15日間で大きく変動しており、市場の不確実性の高さを示しているとのコメントもあった。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

外国為替市場の動向

ドルが上昇

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は7営業日続伸し、2022年4月以来の長期連続高

主要通貨の動き

  • ドル/円: ¥148.20 (¥0.02, 0.01%)
  • ユーロ/ドル: 1.0978(0.0002, 0.02%)
  • 英ポンド/ドル: 1.3085ドル (0.02%高)
  • 中国人民元: 1ドル=7.0648元に下落

円相場

  • ほぼ変わらずの1ドル=148円台前半
  • ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのウィン・シン氏は、軟調な日本の実質賃金データが日銀の慎重姿勢を裏付けるとコメント

市場の注目点

  • 中東情勢の緊張の高まりや中国経済の低迷に対する懸念がドルの支援要因
  • 9日の米FOMC議事要旨、10日の米消費者物価指数(CPI)が注目
  • スイスクォートバンクのイペック・オズカルデスカヤ氏は、9月のCPIが底堅ければ、FRBは11月の会合で金利据え置きを決定するとの観測が高まり、ドル高につながる可能性を指摘

暗号資産(仮想通貨)の動き

  • ビットコイン: 1.42%安の62,106.00ドル
  • イーサ: 横ばいの2,441.30ドル

要約

外国為替市場ではドルが上昇し、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は7営業日続伸して2022年4月以来の長期連続高となった。中東情勢の緊張の高まりや中国経済の低迷に対する懸念がドルの支援要因となっている。

円相場はほぼ変わらずの1ドル=148円台前半で推移した。軟調な日本の実質賃金データが日銀の慎重姿勢を裏付けているとの見方が示された。

市場では今週発表される米FOMC議事要旨や米消費者物価指数(CPI)に注目が集まっている。9月のCPIが底堅ければ、FRBは11月の会合で金利据え置きを決定するとの観測が高まり、ドル高につながる可能性があるとの意見もあった

コモディティ市場

原油市場の動向

原油先物相場が反落

  • 中国の国家発展改革委員会(発改委)が追加の大規模な景気刺激策を見送ったことでリスク回避の動きが強まる
  • 発改委は今年の経済目標の達成に自信を示したが、追加刺激策を表明しなかったため、市場に失望感が広がる

地政学的リスクへの注目

  • イスラエルによるイランへの報復に注目が集まり、全面戦争への懸念が高まる
  • イスラエルがイランのエネルギー施設への攻撃を検討しているとのNBCの報道で下げ渋る場面もあった

専門家の見解

  • アンデュラン・キャピタル・マネジメントのピエール・アンデュラン氏は、在庫が少ないため短期的なリスクは価格上振れだと指摘

原油先物の動き

  • ニューヨーク原油先物相場は6日ぶりに下落
  • WTI先物11月限は3.57ドル(4.6%)安の1バレル=73.57ドルで終了
  • 北海ブレント12月限は4.6%安の77.18ドルで引け

金市場の動向

金スポット相場は5日続落

  • ドルが上昇を続けたため、売りが優勢に
  • 今週発表予定の米インフレ指標に市場の関心が移る

ドル高の影響

  • ブルームバーグ・ドル指数が7営業日連続で上昇し、2022年4月以降で最長の上昇局面
  • ドル高が金の魅力を低下させ、金スポットは一時1.4%下落

地政学的リスクプレミアムの解消

  • サクソバンクのオレ・ハンセン氏は、中東情勢の緊迫を想定したロングポジションの巻き戻しも金の下落に影響していると指摘

ETFの動き

  • 現物の金を裏付けとするETFには9月に差し引き14億ドルが流入し、5カ月連続の純流入
  • 北米がけん引し、欧州は純流出した唯一の地域

金先物の動き

  • スポット価格は1%安の1オンス=2615.95ドル
  • ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は30.60ドル(1.2%)安の2635.40ドルで引け

まとめ

原油先物相場は反落し、中国の追加景気刺激策の見送りによるリスク回避の動きが強まった。イスラエルによるイランへの報復の可能性も市場の注目を集めている。専門家からは、在庫の少なさから短期的には価格上振れのリスクがあるとの見方も示された。

金スポット相場は5日続落し、ドル高が金の魅力を低下させた。中東情勢の緊迫を想定したロングポジションの巻き戻しも金の下落に影響したとの指摘があった。一方で、現物の金を裏付けとするETFには9月に5カ月連続で資金が流入した。