2024/12

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/12/5

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

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初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 

米株式相場、S&P500が年間56回目の最高値更新

主要株価指数の動向

  • S&P500種株価指数: 6086.49 (+36.61, +0.61%)
  • ダウ工業株30種平均: 45014.04 (+308.51, +0.69%)
  • ナスダック総合指数: 19735.12 (+254.21, +1.30%)

ハイテク銘柄が上昇を主導

  • ナスダック100指数: 1%余り上昇
  • 半導体大手エヌビディア: 3%超の上昇
  • ハイテク大手7社「マグニフィセント・セブン」指数: 年初来上昇率65%近く

FRB議長の発言と市場の反応

  • パウエル議長: 米経済は著しく良好、金利引き下げに慎重になれる余裕あり
  • エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏: 発言はややタカ派的だが、12月利下げが基本シナリオとの市場見方に変化なし

専門家の見解

  • Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏:
    • 今月追加利下げ、1月は据え置きの公算大
    • 雇用情勢の変化でシナリオ変更の可能性あり
  • LPLファイナンシャルのジョージ・スミス氏:
    • 株式相場の勢いは当面持続の可能性
    • 地政学的リスクや利下げペースへの再調整で短期的な弱含みも
  • JPモルガン・チェースのアンドルー・タイラー氏率いるチーム:
    • 年末に向けて戦術的な強気を維持
    • 1月中旬まで調整の可能性は低い
  • リソルツ・ウェルス・マネジメントのキャリー・コックス氏:
    • サンタクロース・ラリーにやや懐疑的
    • 経済にとってハードルは高く、期待と経済データにギャップあり

まとめ

米株式相場はS&P500が年間56回目の最高値を更新するなど上昇した。FRB議長の発言は市場のタカ派的と受け止められたが、12月の利下げ期待に変化はない。ハイテク銘柄が上昇を主導し、半導体大手エヌビディアは3%超の上昇となった。

専門家の見解は、短期的には株式相場の勢いが持続するとの見方が多いものの、地政学的リスクや利下げペースへの再調整で弱含む可能性も指摘されている。経済データと市場の期待にギャップがあるとの懸念も示された。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)

2024/12/18(次回FOMC) 1回⇨0.25% 

  • 0回→22.53%(-7.13%)
  • 1回→77.47%(+7.13%)
  • 2回→0%(%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(%)
  • 3回→49.30%(-26.46%)
  • 4回→50.70%(+26.46%)

米国債相場、利回り低下

ISM非製造業総合景況指数の影響

  • 予想よりも弱い数字を受け、12月のFOMCでの利下げ期待が強まる
  • 2年債利回り: 一時6bp余り低下し4.11%、11月1日以来の低水準

FRB議長の発言と専門家の見解

  • パウエルFRB議長の発言: 材料にはならず(TDセキュリティーズのジェナディー・ゴールドバーグ氏)
  • 12月会合での追加利下げ予想は変わらず(ゴールドバーグ氏)

FOMC会合までの見通し

  • 残り2週間、0.25ポイント追加利下げの見通しは不透明
  • セントルイス連銀のムサレム総裁:
    • 性急な利下げのリスクは緩和不足のリスクより大きい
    • 早ければ今月にも利下げ一時停止が適切な可能性

米金融・債券市場の動向

  • 利回りが低下
  • 12月FOMCでの25bp利下げ観測が継続
  • ISM非製造業総合指数: 52.1(前月56.0、予想55.5を下回る)
  • ムサレム総裁: インフレ率目標達成にあと2年、忍耐強い金融政策スタンスが適切
  • 10年債利回り: 3.7bp低下の4.184%
  • 2年債利回り: 3.9bp低下の4.132%
  • 2年・10年債利回り格差: 4.8bpに拡大

まとめ

米国債相場は上昇し、利回りは低下した。ISM非製造業総合景況指数が予想を下回ったことを受け、12月のFOMC会合での利下げ期待が強まった。2年債利回りは一時6bp余り低下し、11月1日以来の低水準となった。

パウエルFRB議長の発言は材料にならなかったものの、専門家は12月会合での追加利下げ予想に変わりはないとの見方を示した。一方、セントルイス連銀のムサレム総裁は、性急な利下げのリスクを指摘し、早ければ今月にも利下げを一時停止するのが適切との見解を示した。

米金融・債券市場では、軟調な経済データを受けて12月FOMCでの25bp利下げ観測が継続。10年債利回りは3.7bp低下の4.184%、2年債利回りは3.9bp低下の4.132%となった。

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

円相場、対ドルで下落

日銀の追加利上げ観測後退の影響

  • 日米金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りポジションの解消
  • 円は一時、前日比1%余り安い1ドル=151円23銭まで下落

主要通貨の動向

  • ブルームバーグ・ドル指数: 1280.81 (-0.40, -0.03%)
  • ドル/円: ¥150.57 (¥0.97, 0.65%)
  • ユーロ/ドル: 1.0513(0.0004, 0.04%)

米ISM非製造業指数の影響

  • 3カ月ぶり低水準も、米金融政策への大きな影響はない(ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのウィン・シン氏)

ユーロ相場の動向

  • 対ドルで上げを消す展開
  • フランス国民議会で内閣不信任決議案が可決され、売りに押される
  • ネガティブ要因が織り込み済みで市場の反応は限定的(クレディ・アグリコルCIBのバレンティン・マリノフ氏)

ニューヨーク外為市場の動向

  • ユーロ/ドル: 小幅上昇(1.0512ドル)
  • 米ドル: おおむね横ばい
  • 韓国ウォン: 上昇(ドル/ウォンは0.8%安の1413.6ウォン)

フランス政治情勢の影響

  • バルニエ首相率いる内閣への不信任案可決で辞任見通し
  • 政治危機深まり、ユーロ安に圧力かかる可能性(マネーコープ幹部のユージン・エプスタイン氏)

まとめ

円相場は対ドルで下落した。日銀の追加利上げ観測後退を受け、日米金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りポジションの解消が進んだ。ユーロは対ドルで上げを消す展開となり、フランス国民議会での内閣不信任決議案可決を受けて売りに押された。ただ、ネガティブ要因が織り込み済みとの見方から市場の反応は限定的だった。

米ISM非製造業指数は3カ月ぶりの低水準となったが、米金融政策への大きな影響はないとの見方が示された。フランスでは不信任案可決でバルニエ首相率いる内閣が辞任する見通しで、政治危機の深まりがユーロ安に圧力をかける可能性がある。

コモディティ市場

原油相場、反落

ISM非製造業指数の影響

  • 市場予想を下回る弱い内容を受け、米国のエネルギー需要への懸念が広がる
  • テクニカル分析上の上値抵抗線も意識される

WTI原油価格の動向

  • 1バレル=70ドル(50日移動平均)を上回った後、すぐに下落
  • ネガティブな雰囲気を強める要因に

専門家の見解

  • CIBCプライベート・ウェルス・グループのレベッカ・バビン氏:
    • WTIが70ドル台を維持できず、50日移動平均を下回ったことが上値抵抗線として意識
    • 取引高が少なく、年末近づく中で市場関係者の様子見姿勢を示唆

EIAの週間統計

  • 原油在庫: 507万バレル減少
  • ガソリン在庫: 大きく増加
  • 留出油在庫: 7月以来の大幅増(需要減退示唆)

原油先物価格

  • WTI先物1月限: 1.40ドル(2%)安の68.54ドルで終了
  • 北海ブレント2月限: 1.8%安の72.31ドルで引け

金相場、続伸

米雇用関連指標の影響

  • ADP全米雇用報告: 民間就業者数が市場予想を下回る
  • ユーロ高・ドル安地合いが進み、金相場が続伸

金価格の動向

  • スポット価格: 0.3%高の1オンス=2650.46ドル(ニューヨーク時間午後3時57分時点)
  • 金先物2月限: 8.30ドル(0.3%)上昇し、2676.20ドルで引け

まとめ

原油相場は、ISM非製造業指数が市場予想を下回る弱い内容だったことを受け、米国のエネルギー需要への懸念が広がり反落した。WTI原油は1バレル=70ドル(50日移動平均)を上回った後、すぐに下落に転じ、上値抵抗線として意識された。EIAの週間統計では、原油在庫は減少したものの、ガソリンや留出油の在庫増加が需要減退を示唆した。

一方、金相場は米雇用関連指標が市場予想を下回ったことを受け、ユーロ高・ドル安地合いが進んだことから続伸した。