2024/12

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/12/13

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

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初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 

米国株式市場:FOMC控え様子見ムード

主要指数の動き

  • S&P500種株価指数: 6051.25 (-0.54%)
  • ダウ工業株30種平均: 43914.12 (-0.53%)
  • ナスダック総合指数: 19902.84 (-0.66%)

市場の反応

  • 来週のFOMCを前に積極的な売買は控えられた
  • 前日の消費者物価指数(CPI)を受けた利下げ観測の高まりから一時上昇するも、利益確定売りが優勢に
  • ナスダック総合は前日に2万ポイントを突破した反動で下落

経済指標の影響

  • 11月の生産者物価指数(PPI)は強弱まちまちで一部市場予想を上回る
    • 卵価格の高騰が主因とみられる
  • 新規失業保険申請件数は2ヵ月ぶりの高水準
    • 年末のホリデーシーズンを控えデータは振れやすい時期

市場関係者の見解

  • クリス・ラーキン氏(モルガン・スタンレーE*TRADE)
    • 失業保険申請件数の急増に市場の注目
    • FRBは雇用情勢の軟化の兆候に敏感に反応する
  • マーク・ニュートン氏(ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ)
    • 年末にかけて株価が上値を伸ばす余地あり
    • 小型株や運輸株、ダウ平均は最高値更新の可能性

まとめ

12日の米国株式市場は、来週のFOMCを控えて様子見ムードが強まり、主要3指数ともに下落して取引を終えた。

前日に利下げ期待から大きく上昇した反動や、11月のPPIや新規失業保険申請件数など経済指標への警戒感が下押し要因となった。

ただ、市場関係者の中には年末にかけて株価が上値を伸ばす余地があるとの見方も出ている。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

2024/12/18(次回FOMC) 次回利下げ確率(前日比)

現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)

 ※1回⇨0.25% 

  • 0回→5.31%(+3.92%)
  • 1回→94.69%(-3.92%)
  • 2回→0%(%)

来年12まで利下げ確率(回数)

※1回⇨0.25%

  • 2回→0%(%)
  • 3回→86.98%(+20.12%)
  • 4回→13.02%(-20.12%)

米国債券市場:来年の金利見通しに関心がシフト

主要利回りの動き

  • 米30年債利回り: 4.55% (+6.8bp)
  • 米10年債利回り: 4.33% (+6.1bp)
  • 米2年債利回り: 4.19% (+4.2bp)

市場の反応

  • 新規失業保険申請件数の増加を受けた上げを維持できず、4日続落
  • 来週のFOMCでの利下げはほぼ確実視されているが、来年の金利見通しに関心がシフト
  • インフレ圧力の高止まりや利下げ一時休止観測から、投資家の間で神経質なムード

市場関係者の見解

  • エラ・ホクサ氏(ニュートン・インベストメント・マネジメント)
    • 来週のFOMCは「タカ派な利下げ」になる可能性
    • FRBがハト派ではなく慎重姿勢を取るとの織り込みがリスク
  • スタン・シップリー氏(エバコアISI)
    • 10年債利回りは2025年末に4.6%前後になると予想
    • リセッション見通しは後退も、経済の不確実性は高まっている

まとめ

米国債市場では、利回りが全般的に上昇する中、新規失業保険申請件数の予想外の増加を受けて一時上昇幅を縮小する場面もみられた。

来週のFOMCでは0.25%の利下げがほぼ確実視されているものの、市場の関心は来年の金融政策の行方に移りつつある。インフレ圧力の高止まりや利下げ一時休止観測から投資家心理は慎重化している。

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

外国為替市場:ECB利下げ決定も、ドルの強さ際立つ

主要通貨の動き

  • ブルームバーグ・ドル指数: 1288.41 (+0.28%)
  • ドル/円: ¥152.67 (+0.14%)
  • ユーロ/ドル: $1.0467 (-0.28%)

市場の反応

  • ECBが0.25%の利下げを決定し、ユーロが対ドルで一時0.3%安の1ユーロ=1.0464ドルに下落
  • 円は対ドルで152円60銭台に下落、一時151円台まで上昇も下げに転じる
  • スイス・フランは主要10通貨で最もパフォーマンスが悪化、スイス中銀の大幅利下げが影響

市場関係者の見解

  • デレク・ハルペニー氏(MUFG)
    • ECBの利下げ決定にサプライズはなく、為替や金利市場への影響は限定的
    • ラガルド総裁の発言からユーロ/ドル相場のリスクは下向き
  • カール・シャモッタ氏(コーペイ)
    • 他国中銀の動向から米国との金利差は簡単には縮小せず、ドルの相対的な強さは維持される

まとめ

ニューヨーク外国為替市場では、ECBの0.25%利下げ決定を受けてユーロが対ドルで下落する一方、ドルは上昇基調を維持した。市場では、米国と他国との金利差の縮小は簡単には進まず、ドルの相対的な強さが続くとの見方が広がっている。

円は対ドルで152円60銭台に下落したが、日銀内で追加利上げを急ぐ必要はないとの認識が広がっているとの報道もあり、今後の動向が注目される。スイス・フランは中銀の大幅利下げを受けて主要通貨の中で最も下落が目立った。

コモディティ市場

原油、供給過剰懸念で下落

WTI原油先物(1月限)

  • 終値: 1バレル=70.02ドル
  • 前日比: -0.27ドル (-0.4%)

ブレント原油先物(2月限)

  • 終値: 1バレル=73.41ドル
  • 前日比: -0.11ドル (-0.2%)

市場の反応

  • IEAの月報で2025年の供給過剰見通しが示され、原油先物は4日ぶりに反落
  • OPECプラスの減産延長決定にもかかわらず、供給超過が見込まれることが相場の重し
  • 中東情勢の緊迫化を示す報道に反応し、下げ幅を縮小する場面もあった

市場関係者の見解

  • ロバート・ヨーガー氏(みずほセキュリティーズUSA)
    • 堅調な現物市場やロシアへの新たな制裁の可能性から、一部のトレーダーは強気見通しを維持

金、利益確定売りが優勢

金スポット価格

  • 1オンス=2683.94ドル
  • 前日比: -1.3%

金先物(2月限)

  • 終値: 1オンス=2709.40ドル
  • 前日比: -47.30ドル (-1.7%)

市場の反応

  • 米経済指標が強弱入り交じる内容となり、利益確定の売りが一部出て5営業日ぶりに反落
  • 前日は米CPIを受けたFOMCでの利下げ観測の高まりから上昇していた

まとめ

原油市場では、IEAの月報で示された2025年の供給過剰見通しを受けて、4日ぶりに下落する展開となった。OPECプラスの減産延長決定も供給超過回避には不十分との見方が広がり、相場の重しとなった。ただ、中東情勢の緊迫化を巡る報道には下げ幅を縮小する反応も見られた。

金市場は、米経済指標の発表内容を受けて利益確定の売りが出て、5営業日ぶりに反落した。前日までは利下げ期待の高まりから上昇していたが、指標の内容が強弱入り交じるものとなったことで、値を消す展開となった。