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今朝のニュースまとめ
【経済、金融ニュースまとめ】・海外記事まとめ
※更新はAM8:00頃
1. トランプ大統領、OPECに原油価格引き下げを要求
トランプ大統領は、世界経済フォーラム(WEF)のオンライン演説で、石油輸出国機構(OPEC)に原油価格の引き下げを求めました。トランプ氏は「原油価格が下がればインフレが低下し、金利引き下げが可能になる」と述べ、原油価格と金利政策を結びつけて強調しました。また、関税政策を利用して製造業の国内回帰を促す計画や、ソフトバンクグループなど3社によるAIインフラ投資計画を称賛しました。
なぜ原油価格が重要?
原油価格:燃料や輸送コストに影響し、物価全体(インフレ)にも波及します。原油価格が高いと、経済全体のコストが上昇しやすくなります。
金利:物価安定のため中央銀行が調整します。インフレが低下すると、金利を下げて経済を活性化する余地が生まれます。
2. 国内生命保険大手、海外での劣後債発行が相次ぐ
日本生命保険と第一生命保険が、海外市場での劣後債発行を発表しました。日本生命は初のユーロ建て社債(5億ユーロ=約810億円)、第一生命はドル建てで20億ドル(約3113億円)を発行予定です。これらの動きは、新たな資本規制や将来の大規模M&Aに備えた財務基盤の強化を目的としています。
劣後債とは?(れつごさい)
劣後債:債務不履行時に他の債務より返済順位が低いが、その分高い利回りが得られる債券。金融機関が資本強化の手段として活用します。
3. 半導体関連株が軒並み下落、ASML株5.5%安
オランダの半導体製造装置メーカーASMLの株価が一時5.5%下落し、関連株も軒並み売られました。背景には、米国の輸出規制強化の懸念や、韓国SKハイニックスの設備投資抑制、さらにASMLの売上見通し引き下げが重なったことが挙げられます。ASMLは29日に決算発表を控えており、業績内容が市場の注目を集めています。
4. 米失業保険、継続受給者数が3年ぶり高水準
米国の失業保険継続受給者数は189万9000人と、2021年以来の高水準となりました。一方、新規失業保険申請件数は22万3000件で、新型コロナ禍前の平均値に近い水準を維持しています。また、30年物住宅ローン金利が6.96%に低下し、昨年12月以来の7%割れとなりました。
労働市場の動向
失業保険の増加は労働市場の軟化を示唆しますが、新規申請件数が低水準にとどまることで、大規模な景気後退の兆候は見られません。
住宅ローン金利の低下は、住宅市場の回復に寄与する可能性があります。
5. TikTok、米事業の売却回避を模索
中国のバイトダンスは、TikTok米事業の売却を回避する方法を模索しています。同社取締役会のビル・フォード氏は、「代替案として複数の選択肢を提示する予定」と述べ、トランプ政権との交渉で支配権変更を含む妥協案を探っていると明らかにしました。
TikTok問題の背景
TikTokの米事業は、国家安全保障上の懸念を理由に売却を求められてきました。バイトダンスは、事業の存続を目指し、規制に対応する方向で交渉を進めています。
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