2025/2

【経済ニュースまとめ】株式市場の一週間まとめ2/3~2/7

【経済ニュースまとめ】

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米国株式一週間の動き(S&P500)

先週

 

為替市場の一週間まとめはこちら

一週間の米国株式市場 まとめ

2月3日(月):トランプ関税発言に市場が翻弄、ボラティリティ急上昇

主要指数の動き

S&P500: 5994.57(-0.76%)

ダウ平均: 44421.91(-0.28%)

ナスダック総合: 19391.96(-1.20%)

マーケットのポイント

トランプ米大統領の対メキシコ関税を1カ月先送りするとの表明で、一時は株価下げ幅を縮める場面も。しかし、カナダや中国への追加関税の可能性がくすぶり、終盤は再びリスクオフに。

自動車・半導体・工業株が下落する一方、防衛関連が上昇するなど、安全資産志向が一部で見られた。

ボラティリティ指数(VIX)は18を超える水準に上昇、投資家の警戒感を示唆。

ヘッジファンドは5週連続で米国株を売り越し。一方で個人投資家は1月末に大量資金を投じるなど、投資家間の姿勢に温度差。

 


2月4日(火):乱高下から反発、ハイテク株が押し目買いでリード

主要指数の動き

S&P500: 6037.88(+0.72%)

ダウ平均: 44556.04(+0.30%)

ナスダック総合: 19654.02(+1.35%)

マーケットのポイント

カナダ・メキシコへの関税発動が先送りとなったことや、一部企業決算の好調で、投資家心理が改善。

大型ハイテク株(「マグニフィセントセブン」)が1.7%上昇し、相場をけん引。メタ・プラットフォームズは12営業日連続上昇の最長記録を更新。

米JOLTS(求人件数)の減少は労働市場の緩やかな減速を示唆。FRBは当面追加利下げを急がないとの見方が続く

引け後のアルファベット(グーグル親会社)決算では、クラウド事業の伸び鈍化・売上予想未達が嫌気され、時間外取引で下落。


2月5日(水):ハイテク決算明暗、アルファベット急落も相場は下げ渋り

主要指数の動き

S&P500: 6061.48(+0.39%)

ダウ平均: 44873.28(+0.71%)

ナスダック総合: 19692.33(+0.19%)

マーケットのポイント

前日に決算を発表したアルファベットはクラウドの減速が嫌気され大幅安(約7%安)半面、エヌビディアやブロードコムは買い戻しで反発。

AI分野への巨額投資の成果を巡り不透明感が拭えず、「マグニフィセントセブン」全体では1.5%下落。

エド・ヤルデニ氏ら一部ストラテジストは「ハイテク7銘柄以外のS&P493銘柄」に注目する動きが高まると指摘。

ディズニーは売上・利益が予想上回り好感。アップルは独禁法調査検討報道で小幅安


2月6日(木):企業決算にらみの小幅続伸、雇用統計前で様子見ムード

主要指数の動き

S&P500: 6083.57(+0.36%)

ダウ平均: 44747.63(-0.28%)

ナスダック総合: 19791.99(+0.51%)

マーケットのポイント

クアルコムはライセンス事業収入の横ばい見通しで売られ下落。ペロトンは強気なガイダンスを受け上昇。

新規失業保険申請件数は小幅な増加にとどまり、労働市場は底堅さを維持との認識

翌日の雇用統計を控え、市場全体はやや「手控えムード」S&P500とナスダックは上昇したが、ダウ平均は反落。

引け後に発表されたアマゾンの第4四半期決算は売上高は予想上回も、クラウド事業鈍化・1Q見通しへの失望で時間外は下落


2月7日(金):雇用統計&トランプ「相互関税」発言で下落、週足もマイナス転

主要指数の動き

S&P500: 6025.99(-0.95%)

ダウ平均: 44303.40(-0.99%)

ナスダック総合: 19523.40(-1.36%)

マーケットのポイント

雇用統計では非農業部門雇用者数が14.3万人増と予想(17万人)を下回るも、失業率は4.0%を維持。やや減速感はあるが、依然として堅調との見方も。

ミシガン大消費者信頼感指数が7カ月ぶり低水準。インフレ期待の上昇も示され、市場では「FRB追加利下げを急がない」との観測が強まる。

トランプ大統領が来週にも各国に対し「相互関税」を発表すると発言し、貿易戦争拡大懸念が再燃

アマゾンはクラウド事業減速や見通しの弱さから4%安。ウーバーは大口投資家の新規保有判明で6.6%高。

まとめ

1週間を通じて、「関税(貿易戦争)のエスカレート懸念」 と 「企業決算(特にAI関連やクラウド事業の今後)」 がマーケットの主要テーマとなりました。

週初はトランプ大統領のメキシコ関税先送りで下げ幅を縮める場面もあった一方、週後半にかけては「追加・相互関税」への警戒が再浮上。

また、ハイテク株については、中国AIベンチャーDeepSeekの台頭 や 大手IT企業のAI関連支出・クラウド減速 がクローズアップされ、振れ幅が大きい展開に。

最終日の米雇用統計も「やや下振れ」の結果となり、景気の減速懸念 と インフレへの懸念 が入り混じり、3指数とも週末にかけて下落 して引けています。

 

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