2025/3

『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』・2025/3/20

米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?

 

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー

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株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 

FOMCが政策金利を据え置き、株高・ドル安が進行

  • FOMC(米連邦公開市場委員会)は政策金利の据え置きを決定しました。
  • 米国株式市場は金利据え置きを好感し、大きく上昇。
  • FOMCは米経済の成長減速とインフレ率上昇を予想しています。

FOMCの決定内容とその影響

19日の米金融市場では、FOMCが主要政策金利を据え置いたことで、市場には安心感が広がりました。また、米国債の利回りは低下し、株式相場が上昇しました。

株式市場では、S&P500指数が1.08%上昇、ダウ平均は0.92%、ナスダック総合指数は1.41%の上昇を記録しています。

FOMCとは?

FOMC(米連邦公開市場委員会)は、米国の金融政策を決定する機関です。政策金利を調整することで、経済の安定やインフレの抑制を図ります。

パウエル議長の見解

市場ではパウエルFRB議長の発言に注目が集まっていました。パウエル議長は、トランプ政権の関税政策によるインフレは「一過性(短期間のもの)」との認識を示し、今後の政策には柔軟に対応する考えを明確にしました。

また、FOMCは4月から米国債の保有を縮小するペースを月間250億ドルから50億ドルへと減額することも発表しました。専門家はこれを「間接的な利下げ」と評価しています。

今後の利下げの見通し

市場参加者は年内に少なくとも2回、25ベーシスポイント(0.25%)の利下げを予想しています。6月までに利下げが行われる可能性は62.2%と見込まれており、市場の期待は高まっています。

為替市場への影響

FOMCの発表後、円相場は対ドルで上昇しました。ドル円相場は1ドル=148円台後半で推移しています。これは米国の金利が低下する見込みで、ドルの魅力がやや減少したことを反映しています。

株式市場の個別銘柄の動き

  • 航空機大手ボーイングは関税の短期的影響がないことを発表し、6.84%の大幅高となりました。
  • 一方、食品大手ゼネラル・ミルズは年間売上高の見通しを引き下げ、2.05%下落しました。

✅まとめ

✅FOMCは政策金利を据え置き、経済の減速とインフレ率の上昇を予想した

✅米国株式市場は政策決定を好感し、大幅に上昇した

✅米国債のランオフペース(保有減少速度)の縮小は実質的な利下げとして評価された

✅市場は年内に複数回の利下げを織り込んでいる

✅ドル円相場はドル安・円高方向へ動いた

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想

米国債利回りが低下、FOMC金利据え置きで利下げ期待強まる

  • 米FOMCが政策金利を据え置き、今後の利下げ見通しが高まりました。
  • 米国債利回りが低下し、安全資産としての需要が高まっています。
  • 市場は年内2~3回の利下げを予測しています。

米国債市場の動向

米国債市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利の据え置きを決定したことを受け、国債利回りが低下(価格は上昇)しました。

特に政策金利の動向に敏感な2年債利回りは、約6ベーシスポイント(bp、0.06%)低下し、4%を下回りました。これは市場がFRBの年内の利下げを強く期待していることを示しています。

米国債の利回りとは?

利回りとは、債券投資で得られる収益率のことで、利回りが低下すると国債価格は上昇します。景気が悪化したり、金利が下がると予想される際には、安全資産とされる米国債が買われ、利回りは低下します。

国債利回りの状況

  • 米2年債利回り:3.98%(前日比-6.3bp、-1.57%)
  • 米10年債利回り:4.25%(前日比-3.7bp、-0.85%)
  • 米30年債利回り:4.55%(前日比-3.2bp、-0.69%)

市場の専門家はどう見る?

プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏は、FOMCが金利据え置きを決定したものの、本来は利下げすべき状況だったと指摘しています。これは最近の経済指標が景気後退リスクを示しているためです。

一方で、ジャナス・ヘンダーソンのダン・シルク氏は、FRBの姿勢は市場の予想ほど引き締め的(タカ派)ではなかったと見ています。これにより、市場の利下げ期待が高まったとしています。

今後の利下げ予測は?

FF金利(政策金利)先物市場が織り込む年内の利下げ幅は、FOMC声明発表前の56bp(0.56%)から64bp(0.64%)へ拡大しました。これは年内に25bp(0.25%)の利下げが2回実施される可能性が高く、さらに3回目の利下げの可能性も高まっていることを示しています。

ノムラの米金利戦略責任者、ジョナサン・コーン氏は「FRBはインフレと景気後退リスクの間で難しいバランスを取る必要がある」と指摘しました。


✅まとめ

✅FOMCの政策金利据え置きで、米国債利回りが低下した(債券価格は上昇)

✅市場は年内2~3回の利下げを織り込み、安全資産である米国債の需要が増加した

✅特に2年債利回りが大幅に低下し、短期的な景気後退懸念を反映している

✅専門家は、FRBの政策姿勢が市場の予想よりやや緩和的(ハト派)であると評価している

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体の動き

ドル単体の動き

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

 

米ドルが上昇幅縮小、FOMC後に円高進行―市場は慎重姿勢

  • FOMC後の為替市場では、米ドルがやや売られ円が買われました。
  • FRBが示した景気減速とインフレ上昇の見通しが影響しています。
  • 円は主要通貨の中で最も強い動きを見せました。

FOMC後の為替市場の動き

外国為替市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利据え置き発表を受けて、ドルの上昇幅が縮小しました。FRBが経済成長の減速とインフレ率の上昇というやや悲観的な見通しを示したことが原因です。

ブルームバーグ・ドル指数(ドルの総合的な強さを示す指数)は小幅高(+0.22%)でしたが、ドル円は円高・ドル安方向に動きました。

スタグフレーションとは?

景気が停滞(スタグネーション)しているにもかかわらず、物価上昇(インフレーション)が同時に起きる状態のことです。

為替市場の主な動き

  • ドル/円:148.70円(前日比 -0.57円、-0.38%)円高・ドル安
  • ユーロ/ドル:1.0904ドル(前日比 -0.0041ドル、-0.37%)ドル高・ユーロ安
  • ブルームバーグ・ドル指数:1264.39(前日比 +2.73、+0.22%)

ドルが売られた理由は?

クレディ・アグリコル銀行のバレンティン・マリノフ氏は、「FOMCの経済予測が市場の想定より悲観的で、スタグフレーションの兆候がある」と指摘。市場参加者がFRBの強気な姿勢とのギャップを感じたため、ドルが売られました。

一方、短期的にはインフレリスクにより利下げがすぐには行われない可能性が高いため、2025年の利下げ期待が修正されるとドルの回復が予想されるとの見解も示しました。

円高が進んだ背景

ドル円相場は一時150円台までドル高が進みましたが、FOMC声明後に急速に円高が進みました。この動きの背景には米国の経済成長鈍化への懸念があり、比較的安全な通貨とされる円に資金が流れたためです。結果として、円は主要10通貨の中で最も強いパフォーマンスを示しました。

また日銀が政策金利の誘導目標を0.50%程度で維持したことも、円買い安心感につながっています。

その他の通貨・資産の動き

  • トルコリラはエルドアン大統領の政敵が拘束されたことで約12%も急落、一時史上最安値を記録しました。
  • ビットコインは4.6%高の85,802ドルと急伸しています。

トルコリラの急落

  • イスタンブール市長拘束報道でリラ一時12%下落
  • 汚職・テロ組織への資金提供容疑が背景
  • 取引終盤:37.97リラ(対ドルで3.6%高)

✅まとめ

✅FOMCの経済見通し発表後、ドルがやや売られ、円が買われた

✅米国の景気減速とインフレ上昇というスタグフレーション懸念が為替市場を動かした

✅ドル円は148円台後半へと円高が進行した

✅市場参加者は依然として不確実性を意識して慎重姿勢を維持している

 

コモディティ市場

原油反発と金価格最高値更新:EIA統計と経済懸念が市場を動かす

 米国の石油在庫が予想外に低水準を示し原油価格が反発する一方、経済見通しの悪化を背景に金価格が史上最高値を更新しました。

原油相場:米国需要の堅調さで反発

在庫統計が市場をサポート

米エネルギー情報局(EIA)の週間統計が米国内の石油需要の堅調さを示し、原油価格が上昇しました。留出油在庫は約3カ月ぶりの低水準、ガソリン在庫も1月初旬以来の低水準となり、原油在庫の増加も予想より小幅にとどまりました。

専門家の見解

アゲイン・キャピタルのジョン・キルダフ氏は「米経済への懸念は強いが、このデータはその懸念を裏切るもので、需要にとって望ましい兆候」と指摘しています。

地政学要因も影響

トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談など地政学的要因も市場に影響。WTI原油は0.4%上昇の67.16ドル、北海ブレントは0.3%上昇の70.78ドルで取引を終えました。

金価格:経済懸念で史上最高値を更新

逃避買いが加速

金スポット価格はFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明発表後に上昇し、一時3051.96ドルと史上最高値を記録。年初来で16%近く上昇しています。

背景にある要因

米国と世界の経済見通しの悪化を背景に、安全資産とされる金への「逃避買い」(リスクを避けて安全な資産に資金を移すこと)が進んでいます。

WTIとは?

ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は、米国の主要な原油指標で、国際市場での取引価格の基準となっています。