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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想
2025/4/5(土)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
✅次回利下げ確率(前日比)
2025/5/7 1回⇨0.25%
0回→70.17%(-6.40%)
1回→29.83%(+6.40%)✅今年12月まで利下げ確率(前日比)
2回→0%(%)
3回→42.57%(+21.96%)
4回→57.43%(-21.96%)利下げ確率は若干後退しました pic.twitter.com/ixQYQRWDgY
— タッタ🤖ふぁんだめんたる分析 (@FedWatch0) April 4, 2025
トランプ関税発表で利下げ観測が加速
- トランプ氏の関税発表と中国の対抗措置で米国債利回りが大幅低下
- 市場は年内の利下げ回数予想を3回から4回へ引き上げ
- 好調な雇用統計にもかかわらず、市場の不安は継続
- パウエルFRB議長は関税の影響を「予想以上に大きい」と警戒
米国債市場で何が起きているのか?
米国債価格は大幅に上昇し、利回りは低下しています。これはトランプ氏による中国への関税発表とそれに対する中国の対抗措置を受けて、市場が大きく動揺していることが原因です。
主要な米国債の利回り動向
- 米30年債利回り:4.42%(前日比-5.3bp、-1.19%)
- 米10年債利回り:4.00%(前日比-2.9bp、-0.71%)
- 米2年債利回り:3.65%(前日比-3.6bp、-0.98%)
特に注目すべきは、2年債利回りが一時2022年9月以来の低水準を記録し、10年債利回りも一時17bp(ベーシスポイント)も低下して3.85%をつけたことです。
利回りとは?
債券を満期まで保有した場合に得られる年率換算の収益率のこと。利回りが低下すると債券価格は上昇します。
中国の対抗措置と貿易戦争への懸念
中国財政省は4日、米国の相互関税への対抗措置として10日から全ての米国製品に34%の追加関税を課すと発表しました。これはトランプ大統領が2日に発表した中国への追加関税と同率です。
この発表により、貿易戦争エスカレーションへの懸念から安全資産である米国債への「逃避買い」が加速し、利回りは大幅に低下しました。
逃避買いとは?
市場に不安が広がった際に、投資家がリスクの高い資産を売却し、より安全とされる資産(米国債など)を購入する動きのこと。
雇用統計の影響
その後発表された3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が22万8000人増とエコノミスト予想の13万5000人増を大幅に上回りました。一方で、失業率は4.2%と前月の4.1%から上昇し、予想も4.1%でした。
この混合した結果は、市場を完全に安心させるには至らず、米国債利回りの低下幅は縮小したものの、依然として低い水準を維持しています。
利下げ観測の急速な高まり
短期金融市場は現在、FRB(米連邦準備制度理事会)が年内に0.25ポイントの利下げを4回実施すると完全に織り込んでおり、5回目の可能性も視野に入れています。これはトランプ氏の関税発表前には年内3回の利下げが見込まれていたことから、市場の見方が大きく変化したことを示しています。
市場が織り込むFRBによる年内の利下げ幅は計91bp(0.91%)にまで拡大しています。
パウエル議長の警戒感
FRBのパウエル議長はビジネスジャーナリスト向けのイベントで講演し、トランプ大統領の新たな関税措置について「予想以上に大きく」、インフレや成長などへの影響も予想以上となる公算が大きいという見解を示しました。
この発言中、米国債利回りは不安定な動きを見せました。
専門家の見方
TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、ヤン・ネブルジ氏は「今日の動きは全て、経済が大きな打撃を受けるとの予想に駆り立てられている」と指摘。
さらに「実際に導入されている政策の影響は今後、各経済指標にもっと反映されていく。3月時点では、全ての影響が経済に波及するにはまだやや時期尚早だった」と述べています。
米国債市場の今後の見通し
終盤の取引では、10年国債利回りは8.3bp低下の3.972%となり、週間では約8カ月ぶりの低下幅となる見込みです。2年債利回りも8.3bp低下の3.605%となり、週間では約7カ月ぶりの大幅な下げとなる見通しです。
また、期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は5年物が2.383%、10年物が2.168%となっています。
ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)とは?
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で、市場参加者の期待インフレ率を示す指標です。
まとめ
✅ 米国債市場は貿易摩擦再燃の影響で大きく揺さぶられ、利回りが急低下しています
✅ 市場はFRBによる年内の利下げ回数予想を3回から4回に引き上げ、政策変更への期待が高まっています
✅ パウエルFRB議長は関税の影響を警戒しており、今後の金融政策の方向性に大きな影響を与える可能性があります
✅ 当面は米中貿易摩擦の行方と、それに対するFRBの対応が市場の焦点となるでしょう