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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想
2025/4/9(水)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
✅次回利下げ確率(前日比)
2025/5/7 1回⇨0.25%
0回→47.57%(-18.17%)
1回→52.43%(+18.17%)✅今年12月まで利下げ確率(前日比)
3回→25.64%(-25.64%)
4回→86.54%(+12.18%)
5回→13.46%(+13.46%)次回(5/7)利下げ確率が52%(+18%)へ上昇… pic.twitter.com/hQghzGLeJd
— タッタ🤖ふぁんだめんたる分析 (@FedWatch0) April 8, 2025
米国債市場:長期・短期で異なる動き、関税政策に揺れる市場
- 米長期債の利回りは上昇、短期債は低下という対照的な動き
- 関税政策の不透明さが市場の変動性を高めている
- 専門家は一時的な落ち着きがあるも楽観視はせず
米国債市場に見られる二極化現象
米国債市場では、長期債と短期債で対照的な動きが見られています。米長期債の利回りは上昇する一方、2年債の利回りは低下しました。3年債入札の需要低迷が長期債利回り上昇の一因となっており、今週は10年債と30年債の入札も控えています。
利回りの動き(直近値と変動幅)
- 米30年債利回り:4.76%(前日比+14.2bp、+3.07%)
- 米10年債利回り:4.29%(前日比+10.8bp、+2.57%)
- 米2年債利回り:3.72%(前日比-3.9bp、-1.05%)
インプライドボラティリティー(IV)とは? 将来の市場価格の変動がどの程度激しくなるかを予測する指標です。この数値が高いほど、市場参加者は将来の価格変動が大きくなると予想していることを意味します。
市場の不安定性と専門家の見解
市場は一時的に落ち着きを見せたものの、トランプ政権の関税政策に対する不透明感から、米国債のインプライドボラティリティー指数は2023年10月以来の高水準に達しています。
専門家の分析
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のエリアス・ハダッド氏は「市場は落ち着きを取り戻したが、米国の関税方針と報復措置の可能性が世界経済へ大きな打撃となっている」と指摘し、リスク資産の反発は短命に終わる可能性が高いと警告しています。
フューチャーズ・ファースト・カナダのリシ・ミシュラ氏は「市場はかなりの痛手を負った」としながらも、「市場の機能そのものに問題はない」と分析しています。
トランプ政権の貿易政策と市場への影響
指標となる10年国債利回りは11日ぶりの高水準(4.243%)を記録しました。これはトランプ政権が関税措置について貿易相手国と合意に達するという楽観的見方が広まったためです。
政権高官の発言
ベッセント財務長官は、関税交渉は対象国の要請に応じたもので市場対応ではないと明言し、ハセット国家経済会議委員長は「中国より日本や韓国などの同盟国を優先する」と述べました。
TDセキュリティーズUSAのゴールドバーグ氏は「市場は楽観的になっているが、確信度は依然として低い」と慎重な見解を示しています。
ベーシスポイント(bp)とは? 金利の変動を表す単位で、1bp(ベーシスポイント)は0.01%を意味します。例えば、金利が8.6bp上昇したとは、0.086%上昇したことを表します。
まとめ
✅ 米国債市場では長期債の利回り上昇と短期債の利回り低下という対照的な動きが見られています。
✅ トランプ政権の関税政策の不透明さが市場の変動性を高め、インプライドボラティリティーは2023年10月以来の高水準に達しています。
✅ 市場は一時的に落ち着きを見せたものの、専門家は楽観視せず、投資家は引き続き政策動向を注視する必要があります。
✅ 10年国債利回りは11日ぶりの高水準を記録し、市場の不安定さが続いています。