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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想
2025/4/15(火)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
✅次回利下げ確率(前日比)
2025/5/7 1回⇨0.25%
0回→79.73%(+2.06%)
1回→20.27%(-2.06%)✅今年12月まで利下げ確率(前日比)
3回→47.07%(-23.79%)
4回→53.93%(+23.79%)昨日は利下げ確率(回数)上昇、最近は上下にボラが大きいです🫥 pic.twitter.com/7goeFzqiS6
— タッタ🤖ふぁんだめんたる分析 (@FedWatch0) April 14, 2025
米国債市場が一時的に落ち着き、利回りが低下 – トランプ関税政策による混乱後の回復の兆し
- 米国債相場が上昇し、先週の大幅な売り込みから回復の兆し
- トランプ政権による一部製品の関税除外で市場に一定の安心感
- FRB理事が関税によるインフレ影響は一時的との見解を示す
- 市場専門家は慎重な姿勢を維持、完全な安定までは様子見の状況
米国債市場の回復
米国債相場は上昇に転じ、先週2001年以来の大幅上昇を記録した10年債利回りが6営業日ぶりに低下しました。トランプ政権が一部製品を高率の関税適用対象から一時的に除外したことが、市場に一定の安心感をもたらしています。
主要国債利回りの動き
- 米30年債利回り: 4.81%(前営業日比-6.0bp、-1.24%)
- 米10年債利回り: 4.38%(前営業日比-10.8bp、-2.40%)
- 米2年債利回り: 3.85%(前営業日比-11.1bp、-2.80%)
ベーシスポイント(bp)とは?
金利の変動を表す単位で、1bp=0.01%を意味します。例えば10bpの上昇は0.1%の利回り上昇を示します。
市場専門家の見方
ミシュラー・フィナンシャル・グループのトム・ディガロマ氏は「相場は確かに落ち着いている」としながらも、「ホワイトハウスから新しい情報を聞くまでは」現状が続く可能性が高いと述べています。
また、ブランディワイン・グローバルのジャック・マッキンタイア氏は「恐らく過去1週間の米国債売りが買いの機会を生んだ」と分析し、「そうした売りが全て終わったかは定かでない」として、「現段階では様子見を続ける」との慎重な見方を示しています。
FRBの見解とその影響
ウォラーFRB理事の講演後、米国債相場は一段と上昇しました。同理事は、トランプ大統領の関税政策がインフレに及ぼす影響は一時的なものにとどまる公算が大きいとの見解を示しました。
さらに、「景気減速が深刻化し、リセッション(景気後退)の脅威がある場合には、政策金利を従来想定より早く、かつ大幅に引き下げる方向を支持する」と述べ、市場の安心感につながりました。
リセッションとは?
景気後退のことで、一般的に実質GDP(国内総生産)が2四半期連続でマイナス成長になった状態を指します。
市場センチメントの変化
米国債に対する市場心理が前向きになっている兆候もあります。11日に発表されたデータによると、米国債先物のオープンインタレスト(未決済建玉)は急減し、投資ファンドがレバレッジを効かせたポジションを縮小したことが示唆されています。
ただし、長期債相場の反発は他の年限と比べると勢いが弱く、市場の完全な安定までにはまだ時間がかかる可能性があります。
まとめ
✅ 米国債市場は先週の混乱から一時的に落ち着き、利回りが全般的に低下しました
✅ トランプ政権の関税除外措置とFRB理事の発言が市場の安心感を高めました
✅ 専門家は引き続き慎重な姿勢を維持し、政治情勢の変化に注目しています
✅ 市場の完全な安定には、さらなる政策明確化や経済指標の改善が必要とされています
✅ 特に長期債は回復が遅れており、市場の警戒感はまだ続いています