米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?
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目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
- 2 昨日の市況まとめ 1分解説
- 3 経済指標カレンダー
- 4 株式市場(総合ニュース)
- 5 米株式市場、小幅に反落-関税戦争の不透明感で慎重姿勢強まる
- 6 債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
- 7 米国債市場:SLR規制緩和の可能性と上昇するタームプレミアム
- 8 市場に影響を与える不確実性要因
- 9 為替市場(FX) 通貨強弱
- 10 ドル指数が6日ぶり反発、NY製造業指数が市場予想を上回る改善
- 11 コモディティ市場
- 12 貿易戦争と国際商品価格:原油安と金相場の急上昇
- 13 原油市場:供給過剰が価格を押し下げる
- 14 金相場:貿易戦争の拡大懸念で上昇
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想
2025/4/16(水)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
✅次回利下げ確率(前日比)
2025/5/7 1回⇨0.25%
0回→82.94%(+3.21%)
1回→17.06%(-3.21%)✅今年12月まで利下げ確率(前日比)
3回→58.86%(+11.79%)
4回→41.14%(-11.79%)大きな変化はありませんでした pic.twitter.com/KEQadU9nDH
— タッタ🤖ふぁんだめんたる分析 (@FedWatch0) April 15, 2025
米国債市場:SLR規制緩和の可能性と上昇するタームプレミアム
- 米国債相場は中期債を中心に上昇(利回りが低下)
- 米国債市場への補完的レバレッジ比率(SLR)規制の緩和検討が好感される
- SLR規制緩和実現で銀行の取引コストが低下する可能性あり
米国債相場の現状
米国債相場は中期債を中心に上昇(利回りが低下)しています。特に、米国債市場への補完的レバレッジ比率(SLR)規制の緩和検討が好感され、市場に前向きな動きをもたらしています。この規制が緩和されれば、銀行の取引コストが低下する可能性があります。
具体的な利回りの状況
- 米30年債利回り:4.78%(前営業日比-3.3bp、-0.69%)
- 米10年債利回り:4.33%(前営業日比-4.3bp、-0.98%)
- 米2年債利回り:3.84%(前営業日比0.0bp、0.00%)
10年債利回りは一時7ベーシスポイント(bp)まで低下しました。
注目すべきタームプレミアムの上昇
タームプレミアムとは
タームプレミアムとは、短期債への再投資を繰り返す代わりに長期債を保有することに対して投資家が求める上乗せ利回りのことです。簡単に言えば、長期保有のリスクに対する報酬といえます。
現在の状況
10年債のタームプレミアムは71bpに上昇し、ニューヨーク連銀のデータによると、これは2014年9月以来の高水準です。この上昇傾向には以下の要因が影響しています
- トランプ政権の予測不能な関税政策
- 減税案の可能性
- 米国債の発行限度額引き上げの可能性
市場に影響を与える不確実性要因
政策の不確実性
米国の経済政策が予測しにくくなっており、不確実性の指標は今月、過去最高に迫りました。特にトランプ大統領の関税政策の変動が市場に影響を与えています。
財政問題への懸念
ベッセント財務長官は、連邦政府が早ければ5月か6月に資金不足により一部の支払い義務を期限通りに履行できなくなる恐れがあると示唆しました。
外国人投資家の需要変化
米国債は長い間、外国人投資家からの旺盛な需要に支えられてきましたが、その傾向が変化しつつあります。シエテ・ジェネラルのストラテジストらはこれを「需要の力学におけるパラダイムシフト」と指摘しています。
まとめ
✅ 米国債市場はSLR規制緩和の検討を受けて中期債を中心に上昇しています
✅ 10年債のタームプレミアムは71bpまで上昇し、約10年ぶりの高水準に達しています
✅ 政策の不確実性、財政赤字拡大の懸念、外国人投資家の需要変化が市場に影響を与えています
✅ 財務長官は5-6月に政府の支払い能力に問題が生じる可能性を示唆しており、今後の動向に注意が必要です