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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

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米国債利回り低下続く 弱まる米経済指標と投資家の警戒感
米国債相場の上昇傾向(金利は低下)
米国債相場は上昇しており、このままいけば4カ月連続で上昇することになります。投資家はトランプ政権の関税政策により経済が減速すると見ています。
国債の直近値と変化
- 米30年債利回り:4.65%(-3.6bp、-0.78%)
- 米10年債利回り:4.17%(-3.9bp、-0.91%)
- 米2年債利回り:3.65%(-4.1bp、-1.11%)
※bp(ベーシスポイント)とは:金利の変動を表す単位で、1bp=0.01%を意味します。
経済指標の弱さ
4月の米消費者信頼感はほぼ5年ぶりの低水準に落ち込みました。これを受けて10年債利回りは約2bp低下しています。また、3月の求人件数は市場予想を下回り、昨年9月以来の低水準となりました。
具体的には
- 3月の雇用動態調査(JOLTS)の求人件数:719万2000件(28万8000件減)
- 4月の消費者信頼感指数:2020年5月以来の低水準
投資家の反応と今後の見通し
投資家は米経済活動の減速を警戒し、短期の米国債を選好しています。ブルームバーグ米国債指数は月間ベースで4カ月連続の上昇となる見込みです。
BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン氏は「経済データのさらなる軟化を警戒しており、金利低下を見込むスタンスに傾いている」と述べています。
雇用市場の状況
3月の雇用市場は微妙なバランスを示しています
- 求人件数:減少(719万2000件)
- 解雇件数:減少(155万8000件)- 9カ月ぶり低水準
- 失業者1人当たりの求人数:1.02件(前月1.06件から減少)
企業はパンデミック時の人材確保の困難さを経験しているため、従業員の解雇には慎重な姿勢を示しています。
まとめ
✅ 米国債相場は上昇傾向で、4カ月連続の上昇となる見込みです
✅ 4月の消費者信頼感と3月の求人件数が予想を下回り、経済減速の兆候が見られます
✅ 投資家はトランプ政権の関税政策による経済への影響を警戒しています
✅ 労働市場は求人・解雇ともに減少し、微妙なバランス状態にあります
✅ 5月2日発表の4月雇用統計が、FRBの利下げ時期判断の重要指標として注目されています