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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

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昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
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昨日

米国債下落とトランプ減税政策の影響
米国債市場の状況
米国債は下落し(利回りは上昇)、2年債利回りは3月以来の高水準となりました。
長期債の利回りも数週間ぶりの高水準に達しています。
この背景には、トランプ氏が目指す大型減税法案が財政赤字拡大につながる可能性が市場で意識されていることがあります。
トランプ減税法案の進展
米下院歳入委員会は、企業や家計向けに数兆ドル規模の減税を盛り込んだ税制改革法案を承認しました。この法案は今後、下院本会議へ送られ採決にかけられる予定です。主な内容は以下の通りです
- 2017年に導入された個人向け減税の恒久延長
- 超富裕層への増税見送り(最高税率は37%維持)
- チップや残業代への課税撤廃
- 高齢者や自動車購入者向けの新たな控除枠創設
これらの減税措置は2028年まで継続される見通しです。
政策実現の課題
州・地方税(SALT)控除をめぐる対立など、重要な争点が未解決のまま残っており、立法化が遅れるリスクも存在します。共和党議員は月内の可決を目指し、水面下で調整を続けています。
金利見通しの変化
複数の米大手銀行やTDセキュリティーズは、米国の利下げ時期が当初の予想より後ずれすると見ています。スワップ市場では年内に0.25ポイントの利下げが2回実施されるとの見方も完全には織り込まれていない状況です。
FRB当局者の見解
- シカゴ連銀グールズビー総裁:日々の株価変動や経済政策発表に反応しないことが重要で、経済データは現時点で安定している
- FRBジェファーソン副議長:関税とそれに伴う不確実性が経済成長を鈍化させ、インフレを加速させる可能性があるが、金融政策は必要に応じて対応できる状態にある
まとめ
✅ 米国債は下落基調で、トランプ氏の大型減税法案が財政赤字拡大懸念を高めている
✅ 下院歳入委員会は数兆ドル規模の減税を含む税制改革法案を承認したが、実現には課題も残る
✅ 金融当局者は経済データを注視しつつ、政策変更には慎重な姿勢を示している
✅ 市場では利下げ時期の後ずれ観測が強まっている
✅ 関税政策の不確実性が経済成長とインフレに影響する可能性が指摘されている