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目次
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米国債利回りの低下:景気減速とインフレ鈍化の兆候
米国債市場では、債券価格が上昇し、利回りが大幅に低下しています。
これは経済指標が景気活動の減速とインフレ鈍化を示したことが要因です。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に2回の利下げを実施するとの見方が強まっています。
主要な国債利回りの変動
- 米30年債利回り:4.89%(前営業日比 -7.8bp、-1.57%)
- 米10年債利回り:4.43%(前営業日比 -10.5bp、-2.31%)
- 米2年債利回り:3.95%(前営業日比 -9.6bp、-2.38%)
※bp(ベーシスポイント):金利の単位で、0.01%を表します。
専門家の見解
クレジットサイツのザカリー・グリフィス氏(米投資適格・マクロ経済戦略責任者)は「債券市場にとって、悪いニュースは良いニュースだ」と指摘しています。
経済の減速を示すデータが、FRBによる早期の利下げを促す可能性があると述べています。
ただし、同氏は「経済成長が潜在成長率を下回る見込みだが、リセッション(景気後退)は予想していない」とし、「関税は持続的なインフレ圧力になる可能性が高い」と警告しています。
経済指標の詳細
この日発表された主な経済指標は以下の通りです
- 4月の小売売上高:前月比0.1%増(伸びは前月から鈍化)
- 4月の卸売物価指数(PPI):前年比の伸びが鈍化し予想を下回る、前月比では0.5%低下
- 4月の製造業生産指数:0.4%低下(予想以上に低下)
国債利回りの動き
- 10年債利回り:7.9bp低下の4.449%(4月24日以来の大幅な低下)
- 30年債利回り:5.2bp低下の4.915%(一時は5%に達した)
- 2年債利回り:9.2bp低下の3.961%
- 2年債と10年債の利回り格差:48bp(前日からほぼ横ばい)
FRBの見解
FRBのバー理事は、米経済が堅調に推移しているとの認識を示す一方で、関税によるサプライチェーンの混乱が成長鈍化やインフレ圧力の高まりにつながる恐れがあると警告しています。
まとめ
✅ 米国債の利回りが大幅に低下し、年内に2回の利下げが見込まれています
✅ 4月の経済指標は景気減速とインフレ鈍化の兆候を示しています
✅ 専門家は景気後退までは予想していないものの、関税がインフレ圧力になる可能性を指摘しています
✅ FRBは景気とインフレのバランスに注意しながら金融政策を調整していく見通しです