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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債相場の概要
米国債相場は下落しましたが、5年債入札が好調だったため、当初の下落幅から持ち直しました。主要な国債利回りは以下のとおりです
- 米30年債利回り: 4.98%(2.5bp上昇)
- 米10年債利回り: 4.48%(3.6bp上昇)
- 米2年債利回り: 3.99%(0.9bp上昇)
※bp(ベーシスポイント): 金利の変動を表す単位で、1bp=0.01%を意味します。
好調な入札結果
700億ドル規模の5年債入札は予想以上の需要を集めました。注目すべき点は
- 最高落札利回りが4.071%と、入札前取引水準を下回った
- 外国の中央銀行を含む間接入札者の落札比率が78%と過去最高を記録
- 外国人投資家からの旺盛な需要が確認された
5年債の魅力
5年債が人気を集めた理由として
- 短期債や長期債に比べて金融政策や財政政策の影響を受けにくい
- 多くの投資家にとって現在のリスク環境下での最適解となっている
長期債の状況と懸念材料
好調な需要は5年債に限られており、長期債は世界的に弱含んでいます
- 日本では40年債入札が低調で、応札倍率が昨年7月以来の低水準
- 米国を含む主要国での財政赤字拡大懸念が長期債への売りを誘発
- インフレリスクが依然としてくすぶっていることも不安材料
市場専門家の見方
- クレジットサイツのザカリー・グリフィス氏:「米国債からの大量資金引き揚げはみられない」
- DRWトレーディングのルー・ブライアン氏:「債券に対する海外勢の強い関心を示唆している」
- マールボロ・インベストメントのジェームズ・アセイ氏:「財政政策を巡る懸念はもっともで、相場は今後も大きく振れる可能性がある」
まとめ
✅ 5年債入札は外国投資家を含む強い需要を集め、米国債への投資意欲が健在であることを示しました
✅ 中期債(5年債)は政策影響を受けにくい点で現在の市場環境で魅力的な投資先となっています
✅ 一方で長期債は財政赤字拡大懸念やインフレリスクから弱含みが続いています
✅ 今後も財政政策の不確実性とインフレリスクから、債券市場は変動が続く可能性があります