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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
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米国債市場:貿易交渉と雇用減速が焦点に
米国の国債は一時的に値上がりしましたが、その後下落に転じました。株式市場と原油市場が好調を維持する中で、投資家の資金が国債から他の投資先に流れたことが要因です。
現在の主要な国債利回りは以下の通りです
- 30年債利回り: 4.98%(前日比+1.1bp上昇)
- 10年債利回り: 4.45%(前日比+1.2bp上昇)
- 2年債利回り: 3.95%(前日比+1.2bp上昇)
※bp(ベーシスポイント)= 0.01%のことです
市場の注目点
トランプ政権の貿易政策
現在市場が最も注目しているのは、以下の貿易関連の動きです
- トランプ大統領と中国の習近平国家主席との会談の可能性
- 相互関税の一時停止期限が約5週間後(7月8日)に迫っている
- 各貿易相手国に対し、4日までに最善の貿易交渉案を提示するよう要求
専門家の見解
フェデレーテッド・エルメス社の債券専門家カレン・マンナ氏は、「市場は明確な方向性を見つけられずにいる」と分析しています。FRB(※米国の中央銀行)の政策方針と同様に、市場も様子見の状態が続いているということです。
雇用市場の変化
労働省が発表した4月の雇用動態調査(JOLTS)では
- 求人件数: 19万1000件増加し、739万1000件
- 解雇件数: 増加傾向
- 全体的な傾向: 労働市場の減速を示唆
この結果は、雇用市場が徐々に冷え込んでいることを表しており、今後の金融政策に影響を与える可能性があります。
まとめ
✅ 米国債は株式・原油市場の好調により一時上昇後に下落しました
✅ トランプ政権の貿易交渉、特に中国との関税協議が市場の焦点となっています
✅ 市場は明確な方向性を見出せず、レンジ相場(一定の値幅での上下動)が続いています
✅ 雇用市場の減速傾向が確認され、今後の金融政策への影響が注目されます
✅ 7月8日の関税一時停止期限が重要な節目となる見込みです