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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債利回りが全面的に上昇
米利下げ観測が後退する中で、米国債相場は全年限で大きく下落しました。これにより、国債利回り(※金利のこと)が上昇し、特に2年債利回りは4%を超える水準となりました。
主要な米国債利回りの状況
- 米30年債利回り: 4.96%(前営業日比+8.6bp)
- 米10年債利回り: 4.50%(前営業日比+11.3bp)
- 米2年債利回り: 4.03%(前営業日比+11.4bp)
※bp(ベーシスポイント):金利の単位で、1bp = 0.01%
利下げ観測が大幅に後退
金利スワップ市場(※将来の金利変動をヘッジする市場)での利下げ観測に大きな変化が見られています。
利下げ確率の変化
9月までの0.25ポイント利下げ確率
- 現在:約70%
- 5日時点:約90%(20ポイント低下)
年内の利下げ回数
- 従来:2回の利下げが完全に織り込まれていた
- 現在:2回の利下げが完全に織り込まれなくなった
雇用統計が利下げ観測後退の要因
5月米雇用統計の結果
利下げ観測が後退した主な要因は、5月の米雇用統計で以下の数値が予想を上回ったことです
- 雇用者数の増加
- 賃金の伸び
専門家の見解
ブラックロックのポートフォリオマネジャー、ジェフリー・ローゼンバーグ氏は次のように分析しています
- 労働市場は鈍化しつつも依然として堅調
- そのため債券市場が反応し、利下げ観測が後退している
まとめ
✅ 5月の米雇用統計が予想を上回り、労働市場の堅調さが確認されました
✅ 利下げ観測の後退により、米国債利回りが全年限で上昇しました
✅ 9月までの利下げ確率は90%から70%に低下しました
✅ 年内2回の利下げが完全に織り込まれない状況となりました
✅ 金融政策に敏感な2年債利回りが4%を超える水準まで上昇しました