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目次
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一週間の通貨の動き(6/9~6/13)

先週

今週の為替市場まとめ
週の前半は米中通商協議の行方に注目が集まりましたが、週半ばに発表された米国のインフレ指標が相次いで市場予想を下回ったことで、FRB(米連邦準備理事会)による早期利下げ観測が強まり、ドルは主要通貨に対して大きく下落しました。木曜日にはドル指数が3年ぶりの安値を記録するなど、週を通してドル安基調が鮮明となりました。しかし、週末金曜日には中東の地政学リスクが急浮上し、安全資産としてドルが買い戻されるなど、荒い値動きの一週間となりました。
【6月9日(月)】米中協議を前にした様子見ムード、ドルは軟調

月曜日の市場は、ロンドンで再開された米中通商協議の行方を見守る展開となりました。貿易交渉を巡る不確実性が意識され、ドルは主要通貨に対してやや売られました。
- ドル指数: 下落。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は-0.20%の
1209.26
- ドル/円: 1ドル=
144.63円
で引け、小幅な円高となりました。欧州時間には一時143.98円
まで上昇する場面もありました。 - 市場の声: 「貿易と財政政策の不確実性がドルを圧迫するだろう」との見方が出ていました。

【6月10日(火)】協議への期待と根強いドル安観測が交錯

米中協議が2日目を迎え、米当局者から「交渉は順調」との発言が出たことで、ドルは小幅に上昇。しかし、市場ではドルの長期的な下落トレンドを指摘する声も根強く、上値は限定的でした。
- ドル指数: 小幅上昇。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は+0.10%の
1210.59
- ドル/円: 1ドル=
144.90円
まで円安が進行しました。 - 市場の声: 「ドルの基本的な見通しは暗く、12年に及ぶドル高基調が終わろうとしている」といった長期的なドル安を予測する専門家の見解が紹介されました。市場の焦点は、今後の金融政策を占う米国の消費者物価指数(CPI)に移りました。

【6月11日(水)】米CPIショック!インフレ鈍化でドル売りが加速

この日の主役は米国の経済指標でした。発表された5月の消費者物価指数(CPI)が4ヶ月連続で市場予想を下回ったことで、インフレの勢いが鈍化しているとの見方が広がり、FRBの年内利下げ観測が一気に強まりました。
- ドル指数: 下落。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は-0.26%の
1207.48
- ドル/円: ドル売りが優勢となり、1ドル=
144.60円
まで円高が進みました。 - ユーロ/ドル: ユーロが買われ、
$1.1486
まで上昇しました。 - 市場の声: FF金利先物市場では、年末までに50bp(0.5%)の利下げが行われる可能性が意識され始めました。

【6月12日(木)】弱い経済指標が追い打ち、ドルは3年ぶり安値へ

前日のCPIに続き、この日に発表された卸売物価指数(PPI)も市場予想を下回りました。さらに、失業保険継続受給者数が高い水準で推移していることも明らかになり、米国の景気減速懸念が強まりました。これにより、ドルは主要通貨に対して全面安の展開となりました。
- ドル指数: 大幅下落。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は-0.62%の
1200.02
と、3年ぶりの低水準を記録しました。 - ドル/円: 円高がさらに進み、一時
143円19銭
まで急落しました。 - ユーロ/ドル: 一時
$1.1632
と、2021年10月以来の高値を更新しました。 - 市場の声: 「最近の統計は全て景気循環の反転を示している」「米国への資金フローが減速し、最大の受益者はユーロと円だ」との分析が示されました。

【6月13日(金)】中東情勢緊迫化、リスク回避でドル買い戻し

週の終わりは、地政学リスクが市場を揺るがしました。イスラエルがイランを空爆したとの報道を受け、中東情勢の緊迫化が懸念されると、投資家はリスクを回避する動きを強め、安全資産とされるドルを買い戻す展開となりました。
- ドル指数: 反発。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は+0.21%の
1202.49
- ドル/円: 1ドル=
144.04円
まで値を戻しました。 - ユーロ/ドル: 反落し、
$1.1541
で取引を終えました。 - 市場の声: 「このような地政学的イベントでは、市場は反射的な反応を示す」「物理的な武力紛争が長引く可能性があれば、米ドルと金は安全資産の仲間入りをする」との指摘がありました。ただし、週を通してみると、ドルは主要通貨に対して下落した形となりました。

最後にもう一度今週の通貨の動きを
