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目次
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米国株式一週間の動き(S&P500)

先週

今週の米国株式市場:期待と懸念が交錯し、週末に急変
週前半は、米中通商協議の進展への期待感から株価は堅調に推移し、S&P500種株価指数は史上最高値に迫りました。しかし、週後半にかけて中東の地政学リスクが急速に高まり、市場は一転してリスクオフムードに。金曜日には相場が急落し、週間の上昇分をすべて打ち消す波乱の一週間となりました。
6月9日(月):米中協議への期待感で小幅続伸、ハイテク株に明暗
米中通商協議が進展しているとの観測から、市場は買いが優勢となり、S&P500種小幅ながら続伸
市場の動向
- S&P500種株価指数: 6005.88 (+0.09%)
- ダウ工業株30種平均: 42761.76 (ほぼ変わらず)
- ナスダック総合指数: 19591.24 (+0.31%)
主な動き
- 米中協議: ロンドンで行われている協議について、米当局者から「良い話し合い」「実りある」との発言があり、市場の安心材料となりました。
- テスラ株が急伸: トランプ大統領がマスク氏との関係修復に前向きな姿勢を示したことが好感され、株価は約4.5%上昇しました。
- アップル株は下落: 世界開発者会議(WWDC)で市場が期待していたAI関連の大きな発表がなかったことが嫌気され、株価は下落しました。
- 専門家の見方: ストラテジストからは、堅調な経済成長を背景に米国株への楽観的な見方が相次いで示されました。

6月10日(火):協議進展への期待継続で続伸、最高値に迫る
ラトニック商務長官の「交渉は順調」との発言を受け、米中通商協議への期待がさらに高まり、主要3指数はそろって上昇しました。S&P500種は史上最高値まで2%を切る水準に迫りました。
市場の動向
- S&P500種株価指数: 6038.81 (+0.55%)
- ダウ工業株30種平均: 42866.87 (+0.25%)
- ナスダック総合指数: 19714.99 (+0.63%)
主な動き
- 米中協議の進展期待: 交渉が順調に進んでいるとの報道が相場を押し上げました。
- テスラが続伸: 大型株の上昇を牽引し、5.6%高となりました。
- CPIに注目: 翌日に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)の結果に投資家の注目が集まりました。

6月11日(水):CPI落ち着きも地政学リスクで反落
5月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、利下げ期待から朝方は上昇する場面もありましたが、大手ハイテク株への売りや中東情勢の緊迫化が重しとなり、主要指数は反落しました。
市場の動向
- S&P500種株価指数: 6022.24 (-0.27%)
- ダウ工業株30種平均: 42865.77 (ほぼ変わらず)
- ナスダック総合指数: 19615.88 (-0.50%)
主な動き
- 米CPIが予想下回る: コア指数が4ヶ月連続で市場予想を下回り、関税によるインフレ懸念が和らぎました。
- 中国との貿易枠組み合意: トランプ大統領が、中国からのレアアース供給などを含む貿易枠組みでの合意を発表しました。
- 中東情勢の緊迫化: 在イラク米大使館が避難準備を進めているとの報道が伝わり、リスク回避の動きが強まりました。

6月12日(木):AI関連の楽観論で反発、オラクルが最高値
ソフトウェア大手オラクルがAI関連事業の好調な見通しを示したことをきっかけに、AIを巡る楽観的な見方が広がり、株式相場は反発しました。
市場の動向
- S&P500種株価指数: 6045.26 (+0.38%)
- ダウ工業株30種平均: 42967.62 (+0.24%)
- ナスダック総合指数: 19662.48 (+0.24%)
主な動き
- オラクルが急騰: クラウドインフラ事業への期待から株価は13.3%上昇し、過去最高値を更新。マイクロソフトやエヌビディアなどのAI関連株も連れ高となりました。
- 地政学リスクの継続: イスラエルがイランへの軍事行動を検討しているとの報道が、相場の上値を抑える場面もありました。
- 利下げ観測が再燃: 卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったことなどから、FRBによる利下げ期待が再び高まりました。

6月13日(金):中東情勢緊迫化で急落、週の上昇分を失う
イスラエルとイランの間で報復攻撃が伝えられ、中東での紛争が激化するとの懸念から市場はパニックに陥りました。株価は急落し、ダウ平均は769ドル安となり、週前半の上昇分を全て吐き出す結果となりました。
市場の動向
- S&P500種株価指数: 5976.97 (-1.13%)
- ダウ工業株30種平均: 42197.79 (-1.79%)
- ナスダック総合指数: 19406.83 (-1.30%)
主な動き
- リスクオフの全面安: イスラエルとイランの軍事衝突のニュースを受け、投資家心理が急速に悪化しました。
- 原油価格が急騰: 中東からの供給懸念で原油価格が約7%急騰。これを受け、エクソンモービルなどのエネルギー株は上昇しました。
- 航空株は急落: ジェット燃料の高騰が懸念され、デルタ航空やユナイテッド航空などの株価は大幅に下落しました。
- 防衛関連株は上昇: ロッキード・マーチンなどの防衛関連株は買いを集めました。
