経済ニュース速報まとめ わかりやすい市場分析とは?
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目次
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FRB金利据え置き継続へ:パウエル議長会見で今後の方針に注目
- FRBは4会合連続で利下げを見送る見込み
- 関税や移民政策など政治的不確実性が利下げを阻む要因
- 雇用市場は安定、物価も落ち着いており早期利下げの緊急性は低い
金利据え置きが続く背景
政治的不確実性が影響
連邦公開市場委員会(FOMC)※1は今週、4会合連続で利下げを見送る見込みです。金融当局者らは、利下げに踏み切るには、関税や移民、税制を巡る疑問をホワイトハウスが解決する必要があるとの立場を示しています。
さらに、イスラエルによるイラン核施設への攻撃も、世界経済に新たな不確実性をもたらしています。
経済指標は安定
米経済は緩やかな減速はあるものの、総じて堅調な状況です
- 失業率は3カ月連続で横ばい
- 5月の消費者物価指数(CPI)※2のコア指数は4カ月連続で市場予想を下回る
- 雇用市場は安定を維持
今後の見通し
投資家の間では、早くても9月までは利下げはないとの見方が一般的です。FRBは関税の価格転嫁がどの程度進むかを見極めるため、今後数カ月のデータを慎重に分析する公算が大きいとされています。
今週発表される経済・金利予測が、当局者の考え方を読み解く重要な手掛かりとなりそうです。
※1 FOMCとは? 連邦公開市場委員会。アメリカの金融政策を決定する機関
※2 CPIとは? 消費者物価指数。物価の変動を測る重要な経済指標
イスラエル・イラン軍事衝突が激化:世界経済への影響拡大で金融市場が動揺
- イスラエルとイランの軍事衝突が過去最悪レベルに拡大
- 原油価格7%急伸、株式市場は大幅下落と金融市場が混乱
- 米国の軍事介入の可能性が焦点、中東全域への紛争拡大を懸念
軍事衝突の現状
被害状況と攻撃の継続
両国の軍事衝突は深刻化しています
- 犠牲者数: イスラエル側14人死亡・約400人負傷、イラン側少なくとも80人死亡
- 攻撃状況: イランは無人機とミサイルによる攻撃を継続、イスラエルもテヘランへの攻撃を実施
- 核施設標的: イラン中部イスファハンのウラン転換施設※1が複数回攻撃され深刻な損傷
エスカレーションの要因
イスラエルのネタニヤフ首相は「国家の存亡をかけた戦い」と位置づけ、「イランの能力を破壊した時に戦いは終わる」と強硬姿勢を継続しています。
世界経済への影響
金融市場の混乱
軍事衝突は世界の金融市場を大きく動揺させています
- 原油相場が7%急伸
- 金相場は安全資産需要で大幅上昇
- MSCIワールド指数※2は4月以来の大幅安を記録
今後のリスク要因
ホルムズ海峡※3での原油輸送への影響や、米国の軍事介入の可能性が市場の不安要素となっています。
各国の対応
トランプ米大統領は「われわれが関与する可能性はある」と述べる一方、直ちに行動を取る意向は示していません。中東地域の指導者やロシアのプーチン大統領は、紛争の早急な沈静化を求めています。
イランは国内のインフレ率約40%という経済的困窮も抱えており、軍事行動の拡大には慎重な判断が求められる状況です。
※1 ウラン転換施設とは? 核燃料製造のためにウラン鉱石を加工する施設
※2 MSCIワールド指数とは? 先進国の株式市場の動向を表す代表的な株価指数
※3 ホルムズ海峡とは? 世界の原油輸送量の約5分の1を占める重要な海上輸送路
中東軍事衝突3日目:投資家の注目は地政学リスクに集中、原油急騰で市場混乱
- 原油価格が7%急騰し2022年3月以来最大の上げを記録
- 中東株式市場は軒並み大幅下落、世界的にリスク回避の動きが拡大
- 専門家はスタグフレーション※1リスクの高まりを警戒
金融市場への深刻な影響
原油相場が大幅上昇
世界の原油生産の3分の1を担う中東地域での戦争拡大懸念から、WTI先物※2が大幅に値上がりしました
- 13日に7%余り上昇
- 2022年3月以来最大の上げ幅を記録
- 金やドルなど安全資産も同時に上昇
株式市場は軟調な展開
リスク資産への懸念が拡大しています
- MSCIワールド指数は4月以来の大幅安
- 中東株式市場では主要指数が軒並み下落
- エジプト株価指数は13カ月ぶりの大幅安
専門家による市場見通し
原油価格の今後のシナリオ
ドイツ銀行の専門家は以下の予測を示しています
- 最悪シナリオ: ホルムズ海峡閉鎖でバレル120ドル超
- 抑制シナリオ: イラン輸出50%減でも現行水準付近にとどまる
投資戦略への提言
複数の専門家が以下の対応策を推奨
- エネルギー市場へのエクスポージャーでヘッジ
- 金への投資増加で安全資産確保
- 石油メジャー株への注目が高まる可能性
新たなリスク要因の複合化
投資家は中東情勢に加え、以下の複数リスクへの対応を迫られています
- トランプ政権による新たな関税導入の可能性
- ロシア・ウクライナ戦争の継続
- 米国内政治的緊張の高まり
専門家は「原油価格高騰によるスタグフレーション」リスクを警戒しており、各国中央銀行の利下げ余地が狭まる可能性を指摘しています。
今週のアメリカ注目指標

通貨強弱(為替市場)
先週(6/9~6/13)
先々週(6/2~6/6)
債券市場 金利市場
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総合:利下げ織り込み(先週比)
今日

一週間前

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