経済ニュース速報まとめ わかりやすい市場分析とは?
このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)を初心者にも分かりやすく要約しています
株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています
情報収集の時短にぜひ活用してください
初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします
当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです
昨日、何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います
金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています
X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします
目次
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介サイト
今朝のニュースまとめ
最新!【経済、金融ニュースまとめ】・海外記事まとめ
毎朝更新
『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』はこちら

※更新はAM8:00頃
イスラエル・イラン停戦合意の現状と今後の核交渉の行方
- イスラエルとイランがトランプ大統領の仲介で停戦に合意
- 停戦直後に双方が攻撃を行い、トランプ氏が強く警告
- 現在は両国とも停戦を順守している状況
- 焦点は今後のイラン核交渉に移りつつある
停戦合意後の混乱と現状
トランプ米大統領が23日に発表したイスラエル・イラン停戦合意は、発効直後に危機を迎えました。イスラエルがテヘラン近郊のレーダー施設を攻撃し、これを受けてトランプ氏は「爆弾を落とすな。それは重大な違反だ」とソーシャルメディアで強く警告しました。
現在は両国とも停戦を順守している状況です。6月13日から続いた軍事衝突では、イラン側で606人、イスラエル側で28人の死者が出ています。
核交渉への焦点移行
国際原子力機関(IAEA)の対応
IAEAとは? 核兵器の拡散防止と原子力の平和利用を監視する国際機関
IAEAは停戦を歓迎し、イランでの査察任務再開の用意があると表明しました。特に行方不明となっている高濃縮ウラン400キロ超の在庫確認が急務となっています。
核施設への被害状況
米軍の空爆により
- フォルドゥ地下施設のアクセス道路が被弾
- ナタンズの地下ホール上部に穴が確認
- 施設内で局所的な放射性物質の放出を確認
高濃縮ウランとは? 核兵器製造に使用可能な濃度まで処理されたウラン
一方、トランプ氏は中国のイラン原油購入継続を容認する発言をし、従来の「最大限の圧力」政策を緩和する姿勢を示しました。
FRBパウエル議長、利下げを急がない姿勢を強調-関税政策の影響見極めへ
- FRBパウエル議長が利下げを急がない方針を改めて表明
- トランプ大統領の関税政策がインフレに与える影響を慎重に見極める姿勢
- 年内2回の利下げ予想は維持するも、関税による不確実性を重視
- トランプ大統領はFRBの金利据え置き判断に強い不満を表明
FRBの慎重な金利政策スタンス
現在の政策金利と今後の見通し
FOMC(連邦公開市場委員会)とは? アメリカの金利政策を決定する会議体
FRBは先週の会合で政策金利を4.25-4.5%で据え置きました。パウエル議長は下院金融委員会で「経済は依然として強く、急ぐ必要はない」と証言し、慎重な姿勢を示しています。
関税政策への懸念
パウエル議長は関税の影響について以下のように説明しました
- 関税の最終的な水準や実施内容が不透明
- 多くのエコノミストが関税によるインフレ加速を予想
- 「現時点では全ての予測者が関税によって顕著なインフレがもたらされると見込んでいる」
関税とは? 輸入品にかける税金で、国内物価を押し上げる効果がある
トランプ大統領との対立
トランプ大統領はFRBの判断に強い不満を表明し、ソーシャルメディアで「この非常に愚かで頑固な人物を徹底的に問いただしてもらいたい」とパウエル議長を批判しました。
大統領は一貫して利下げを要求しており、金利据え置きにより政府の借り入れコストが高止まりしていると主張しています。
今後の展望
パウエル議長は柔軟な対応を示唆
- インフレ圧力が抑制されれば早期利下げの可能性
- インフレが想定を上回れば金利据え置き継続
- 「多くの道筋が考えられる」
FRBは年内2回の利下げを想定していますが、関税政策の具体的な影響が明確になるまで慎重な姿勢を維持する方針です。
米国株続伸、主要3指数が1%超上昇-中東停戦合意とパウエル証言が好材料
- イスラエル・イラン停戦合意により投資家のリスク回避姿勢が後退
- パウエルFRB議長の議会証言で金融政策への期待が高まる
- ナスダック100指数が最高値を更新、S&P500も高値に接近
- ドル安・原油安が進行し、リスク資産全般に資金流入
株式市場の上昇要因
中東情勢の緊張緩和
トランプ大統領が23日夜に発表したイスラエル・イラン停戦合意が市場の安心感を高めました。その後イスラエルが停戦に違反したとの報道もありましたが、投資家は停戦表明そのものを緊張緩和の兆候として歓迎しています。
リスク資産とは? 株式や新興国通貨など、経済情勢の変化で価格が大きく変動する投資対象
AXSインベストメンツのグレッグ・バスクCEOは「停戦が市場の上昇を加速させた。中東情勢の沈静化が株式市場にとって実に好材料だ」と述べました。
主要指数の動向
- ナスダック100指数:最高値を更新
- S&P500指数:2月19日の終値最高値に迫る
- 主要3指数すべてが1%超の上昇
為替・商品市場の動き
ドル安の進行
パウエルFRB議長の議会証言とイラン・イスラエル停戦合意を受けてドルが下落しました
- ユーロ:0.38%高の1.162ドル(2021年10月以来の高値)
- 円:対ドルで1%上昇し144.68円
- 英ポンド:0.77%高の1.3626ドル
ベーシスポイント(bp)とは? 金利の単位で、1bp = 0.01%
原油価格の下落
中東地域の供給懸念が薄れたことで原油価格が下落し、エネルギー株を押し下げました。一方で、石油輸入に依存するEUや日本の通貨は恩恵を受けました。
金融政策への期待
FF金利先物市場では年内60bpの利下げを織り込んでおり、25bpの利下げ2回実施がほぼ確実視され、3回目の可能性も高まっています。
暗号資産のビットコインも1.72%高の10万5589ドルとなり、リスク選好の流れが幅広い資産に波及しています
最新!【経済、金融ニュースまとめ】・海外記事まとめ
毎朝更新
『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』はこちら

※更新はAM8:00頃
毎日経済ニュースを要約していますが、「もっとこんな情報があれば」「もっとシンプルに」「ここが見づらい」「わかりづらい」などのご意見をお待ちしています!
問い合わせからメール、X(Twitter)DMやリプなどからよろしくお願いします!