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FRB、7月利下げ慎重姿勢―関税によるインフレ影響を注視
- FRBメンバーの多くが7月の利下げに慎重な姿勢を示している
- 関税による物価上昇が持続的インフレに発展するか数カ月の見極めが必要
- インフレは目標値に近づいているが、政策変更にはより多くのデータが必要
インフレ抑制進むも慎重な判断が必要
FOMCとは?米連邦公開市場委員会の略で、アメリカの金利政策を決定する重要な会議です。
複数のFRB当局者が、関税措置に伴う物価上昇が持続的なインフレに発展しないかを確認するため、なお数カ月の観察が必要だと表明しました。一部メンバーが7月の利下げにオープンな姿勢を示したものの、パウエル議長をはじめ多くの政策担当者は慎重な姿勢を維持しています。
データは改善傾向も政策変更は時期尚早
PCE価格指数とは?個人消費支出価格指数で、FRBが重視するインフレ指標です。
4月のPCE価格指数は前年同月比2.1%上昇と、FRBの目標である2%にほぼ近づきました。また、失業保険の継続受給者数が増加するなど労働市場にも変化の兆しが見られます。
関税の不透明感が政策判断を複雑化
デーリー総裁は「秋ごろから金利調整を開始できる」との見方を示し、バーキン総裁は「性急に進むことには得るものがほとんどない」と指摘しました。パウエル議長も、関税の影響が不透明でなければ既に利下げに踏み切っていた可能性があると述べつつ、現時点では急ぐ必要はないと強調しています。
テスラ、主要幹部の相次ぐ退職で経営不安定化―EV需要低迷とマスク氏政治活動が影響
- マスク氏最側近のアフシャー氏がテスラを退職、理由は不明
- 人型ロボット責任者など複数の上級幹部が相次いで退社
- EV需要低迷とマスク氏の政治活動でテスラ株は年初から約19%下落
マスク氏最側近が突然退職、社内に動揺
イーロン・マスク氏の最側近と目されるオミード・アフシャー氏がテスラを退職したことが明らかになりました。アフシャー氏は当初マスクCEOのオフィスで勤務していましたが、昨年に北米と欧州の販売・製造業務を監督する重要な役職に昇進していました。
退職理由は現時点で明らかにされておらず、数日前から社内で臆測が広がっていたとのことです。
上級幹部の退職ラッシュが継続
アフシャー氏の退職は単発的なものではありません。最近では以下の幹部が相次いで退社しています
- 人型ロボット「オプティマス」プログラム責任者のミラン・コバック氏
- 北米人事担当ディレクターのジェナ・フェルーア氏
EV需要低迷と政治活動が業績に打撃
テスラは現在、厳しい状況に直面しています。電気自動車需要の後退に加え、マスク氏がトランプ政権で担った役割に対する消費者の反発により、北米と欧州での販売が急落しています。
この結果、テスラ株は年初から約19%下落しました。マスク氏はAIとロボット、自動走行車を中心とした事業転換を進めており、最近では自動運転タクシー「ロボタクシー」のサービスをオースティンで試験的に開始しています。
ロボタクシーとは?運転手なしで自動運転技術により乗客を運ぶタクシーサービスです。
テスラは来週、第2四半期の世界納車台数を発表予定で、業績回復の兆しが注目されています。
米国株続伸、S&P500とナスダックが過去最高値に接近―利下げ前倒し観測が追い風
- S&P500とナスダックが史上最高値まであと一歩に迫る
- FRBの年内3回利下げ観測が株価上昇の主要因
- 銀行株が大幅上昇、資本要件緩和提案が好材料
利下げ前倒し観測が市場を押し上げ
米国株式市場は大幅上昇し、S&P500とナスダック総合が過去最高値に迫りました。主要株価3指数すべてが上昇し、週間でもプラスを記録する見通しです。
市場関係者は「2025年への利下げ前倒し観測が明らかに大きな要因の一つ」と指摘し、現在年内3回の利下げが予想されています。
経済指標は複合的な内容
弱い指標
- 第1四半期GDP確報値:年率換算で前期比0.5%減(予想の0.2%減から下方修正)
- 新規失業保険申請件数:数年ぶりの高水準
強い指標
- 耐久財受注:予想以上に強い内容
- 中古住宅販売仮契約指数:予想を上回る
セクター別動向と注目銘柄
FRBが銀行の資本要件緩和提案を公表したことで、銀行株が大幅上昇しました
- S&P500銀行株指数:1.6%上昇
GSIB(グローバルなシステム上重要な銀行)とは?世界の金融システムに大きな影響を与える大手銀行のことです。
その他の注目点
- 通信サービスセクターが最大の上昇率
- 銅価格上昇で鉱業株も好調(フリーポート・マクモランが6.8%上昇)
- マイクロン・テクノロジーは好決算にも関わらず1.0%下落
デーリー総裁は関税によるインフレ急上昇リスクが低下しており、秋の利下げを正当化する材料になるとの見解を示しています
ドル安、対ユーロ・ポンドで3年半ぶり安値―FRB利下げ前倒し観測が背景
- ドルが主要通貨に対して急落、ユーロとポンドで3年半ぶりの安値
- パウエル議長のハト派的発言でFRB利下げ観測が高まる
- 年末までに計66bp(約2.5回分)の利下げを市場が織り込み
パウエル議長発言でドル売り加速
ニューヨーク外為市場でドルが急落し、対ユーロと対ポンドで3年半ぶりの安値を記録しました。パウエルFRB議長が今週の議会証言で、従来より金融緩和に前向きな「ハト派的」姿勢を示したと市場が解釈したことが要因です。
ハト派とは?金融政策において利下げなど緩和的な政策を支持する立場。反対にタカ派は引き締め政策を支持します。
議長は「利下げを急ぐ必要はない」と述べつつも、物価上昇圧力が抑制されれば「いずれかの時点で利下げを再開する」と発言し、市場の利下げ期待を高めました。
利下げ観測が大幅に前倒し
フェドウオッチとは?CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が提供する、FF金利先物から算出される利下げ確率の指標です。
市場の利下げ観測は以下のように変化しています
- 7月の利下げ確率:23%(1週間前の13%から上昇)
- 9月までの利下げ確率:93%
- 年末までの予想利下げ幅:66bp(先週の46bpから拡大)
これは年内に2.5回以上の利下げ(通常1回25bp)を市場が予想していることを意味します。
主要通貨が軒並み対ドルで上昇
各通貨の動き
- ユーロ:0.51%高の1.1719ドル(一時1.1744ドルの2021年9月以来高値)
- 英ポンド:0.62%高の1.3748ドル(一時1.3770ドルの2021年10月以来高値)
- スイスフラン:1ドル=0.799フランの10年半ぶり高値
- ドル/円:0.72%安の144.2円
長期的なドル離れの兆候も
市場関係者は「過去10年間の米国資産のアウトパフォーマンスにより、多くの資産運用会社が想定以上にドル買い持ちポジションを抱えている」と指摘。長期的な経済見通しへの懸念から、投資家のドル離れが進む可能性があります。
なお、ビットコインは0.43%下落の10万7382ドルとなりました。
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