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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

【債券市場】米雇用統計好調で国債急落、FRB利下げ観測が大幅後退
6月3日に発表された米雇用統計が市場予想を上回る結果となり、米国債市場では債券価格が大幅に下落しました。これにより、債券利回りが急上昇し、FRB(連邦準備理事会)の利下げ時期が先送りされる見通しが強まりました。
主要な債券利回りの変化
米国債の利回りは以下のように上昇しました
- 2年債利回り: 3.88%(前日比9.7bp上昇)
- 10年債利回り: 4.34%(前日比6.7bp上昇)
- 30年債利回り: 4.86%(前日比5.9bp上昇)
※bp(ベーシスポイント):1bp = 0.01%を表す金利の単位
利下げ確率の大幅低下
金利スワップ市場(将来の金利を予測する市場)では、FRBの利下げ確率が大きく変化しました
- 7月利下げ確率: 約25% → ほぼ0%
- 9月利下げ確率: 約98% → 約70%
専門家の見解
利下げ先送りの見通し
アメリベット・セキュリティーズのファラネロ氏は「FRBは夏休みを取るだろう」と表現し、7月の利下げ可能性はなくなったと指摘しました。今後の金融政策は雇用情勢次第との見方を示しています。
市場反応への慎重な見方
一方で、ブラックロックのローゼンバーグ氏は、民間部門の雇用者数の伸びが鈍化していることを踏まえ、債券売りは行き過ぎだった可能性があると指摘しました。
雇用統計の詳細
6月の雇用統計の主要指標
- 非農業部門雇用者数: 14万7000人増加(市場予想を上回る)
- 失業率: 4.1%(前月の4.2%から改善)
これらの数字は労働市場の堅調さを示しており、FRBが急いで利下げする必要性が低いことを示唆しています。
まとめ
✅ 予想を上回る雇用統計により、米国債利回りが全般的に上昇しました
✅ 7月のFRB利下げ確率がほぼゼロとなり、9月の利下げ確率も大幅に低下しました
✅ 労働市場の堅調さがFRBの慎重な金融政策スタンスを後押ししています
✅ 専門家の間では、市場の反応が過度だったとの見方も存在します