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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債相場が下落、特に長期債が売られる展開
米国の国債相場が下落し、利回りが上昇しました。特に長期債(満期が長い国債)が売られる展開となっています。30年債利回りは一時4ベーシスポイント上昇し、5%に接近する水準まで上がりました。
各年限別の利回り動向
現在の米国債利回りは以下の通り
- 30年債利回り: 4.98%(前日比3.2bp上昇)
- 10年債利回り: 4.44%(前日比2.6bp上昇)
- 2年債利回り: 3.90%(前日比1.5bp上昇)
※ベーシスポイント(bp):金利の単位で、1bp=0.01%
日本発の長期債売りが世界に波及
世界的な長期債売りの背景
日本で超長期国債の利回りが急上昇したことが、世界の国債市場に影響を与えました。ドイツでも30年債利回りが上昇し、2023年以来の高水準となっています。
各国の財政政策転換
世界各国が国債発行を増やす方向にあることが、長期債売りの要因となっています
- ドイツ: 軍備とインフラ整備のため財政緊縮路線を転換
- 日本: 参院選を控え、与野党が現金給付や減税を公約に掲げる
市場関係者の見解
投資専門家の分析
専門家は以下のように分析しています
- 市場の注目が金融政策から予算や国家債務の動向へ移った
- 米30年債利回りが再び5%を上抜ける可能性が高い
- 財政赤字を伴う支出が世界に広がり、その圧力が長期ゾーンに集中
FRB議長解任懸念の影響
市場では、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の解任可能性を巡る警戒感も漂っています。ただし、専門家は「現実的な脅威ではない」との見方を示しています。
※FRB:アメリカの中央銀行で、金融政策を決定する機関
トランプ政権の政策と市場への影響
関税政策の発表
トランプ大統領は以下の関税政策を発表しました
- 8月1日からEUとメキシコに30%の関税を適用
- ウクライナ紛争で合意が得られなければ、ロシアに「非常に厳しい関税」
ただし、債券市場の反応は限定的でした。
まとめ
✅ 米国債相場は下落し、特に30年債利回りが5%に接近する水準まで上昇
✅ 日本の超長期国債利回り急上昇が世界の国債市場に波及し、ドイツでも利回りが上昇
✅ 各国が財政支出を拡大する方向にあり、国債発行増加への懸念が長期債売りの要因
✅ 市場の注目が金融政策から財政政策へと移り、財政赤字への警戒感が高まっている
✅ FRB議長解任懸念やトランプ政権の関税政策も市場の不安要因となっている