米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?
このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)を初心者にも分かりやすく要約しています
株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています
情報収集の時短にぜひ活用してください
初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします
当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです
昨日、何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います
金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています
X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします
目次
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
経済ニュースを日々キャッチアップするのと同時に、ファンダメンタル分析の理解をさらに深めたい方に向けて、いくつかの優れた書籍を紹介します!
初心者の方にも読みやすく、金融リテラシーが上がること間違いなしです!是非ご覧になってください。
昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

ウォラー理事の利下げ発言で米国債上昇、インフレ期待低下も追い風
米国債相場は上昇しました。特に短中期債(2年債や10年債)を中心に利回りが低下し、投資家の関心を集めました。
利回りの変化は以下の通りです
- 2年債利回り:3.87%(前日比-3.8bp低下)
- 10年債利回り:4.42%(前日比-3.6bp低下)
- 30年債利回り:4.99%(前日比-1.8bp低下)
※bp(ベーシスポイント):1bp = 0.01%の金利単位
相場上昇の主な要因
ウォラー理事の発言が材料視
ウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事が、今月のFOMC会合で利下げを主張したことが大きな材料となりました。
- 労働市場が「瀬戸際」にあるとの認識
- 25ベーシスポイント(0.25%)の利下げが理にかなっているとの見解
- 他のメンバーが金利据え置きを支持しても反対票を投じると示唆
※FOMC(連邦公開市場委員会):アメリカの金融政策を決定する会議
インフレ期待の低下
ミシガン大学の調査で、インフレ期待が改善したことも買い材料となりました
- 1年先のインフレ期待:4.4%(前月の5%から低下)
- 5カ月ぶりの低水準を記録
- 投資家にとって歓迎すべきニュース
市場の見方と今後の展望
7月の利下げ可能性
短期金融市場では、7月30日の次回FOMC会合での利下げ可能性をほぼゼロと予想しています。しかし、ウォラー理事の発言を受けて
- 7月の利下げ確率:4.7%(数日前の約3%から上昇)
- 9月の利下げ確率:61%(前日の50%から上昇)
年末までの利下げ予想
年末までの予想利下げ幅は縮小傾向にあります
- 月初:65bp超(0.65%)
- 現在:45bp程度(0.45%)
まとめ
✅ 18日の米国債相場は上昇し、短中期債を中心に利回りが低下しました
✅ ウォラー理事の利下げ支持発言と、ミシガン大学調査でのインフレ期待低下が主な要因です
✅ 7月のFOMC会合での利下げ可能性は依然として低いものの、9月の利下げ確率は上昇しています
✅ 労働市場の悪化懸念と、インフレ期待の改善が金融政策の方向性に影響を与えています