米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?
このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)を初心者にも分かりやすく要約しています
株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています
情報収集の時短にぜひ活用してください
初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします
当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです
昨日、何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います
金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています
X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします
目次
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
経済ニュースを日々キャッチアップするのと同時に、ファンダメンタル分析の理解をさらに深めたい方に向けて、いくつかの優れた書籍を紹介します!
初心者の方にも読みやすく、金融リテラシーが上がること間違いなしです!是非ご覧になってください。
昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

日米貿易合意で利回り上昇、20年債入札は堅調な需要
米国債の相場が下落し、利回りが上昇しました。これは、日米が貿易合意に至ったことで、投資家の不安が和らいだことが主な理由です。
利回りとは何か? 利回りとは、債券から得られる年間の収益率のことです。債券価格が下がると利回りは上がり、価格が上がると利回りは下がるという関係があります。
各年限別の利回り状況
現在の米国債利回りは以下のようになっています
- 30年債利回り:4.94%(前日比+2.1bp)
- 10年債利回り:4.38%(前日比+3.6bp)
- 2年債利回り:3.88%(前日比+4.7bp)
bp(ベーシスポイント)とは? 1bp = 0.01%のことで、金利変動を表す際によく使われる単位です。
20年債入札の結果と市場への影響
入札結果の詳細
午後に実施された20年債の入札では、予想以上に堅調な需要が集まりました。
- 追加発行額:130億ドル
- 最高落札利回り:4.935%
- 応札倍率:過去1年余りで最も高い水準
専門家の分析
オックスフォード・エコノミクスのアナリスト、ジョン・キャナバン氏は「入札結果は市場にとってやや強材料」と評価し、需要が「非常に強い」ことを示していると指摘しています。
日米貿易合意と世界的なリスク選好の広がり
貿易合意の内容
トランプ米大統領は22日、日本との貿易交渉で大規模な合意を締結したと発表しました。
- 日本への関税率:15%
- EU(欧州連合)への関税率:15%(合意の可能性)
市場への影響
この貿易合意により、世界的にリスク選好の動きが広がり、投資資金が安全資産である債券から、より収益性の高い株式へと流れました。
リスク選好とは? 投資家が安全性よりも収益性を重視する投資姿勢のことです。経済情勢が安定すると、リスクを取って高い収益を狙う傾向が強まります。
まとめ
✅ 日米貿易合意により投資家の不安が和らぎ、米国債利回りが全般的に上昇
✅ 20年債入札では予想以上に強い需要が集まり、市場の安定要因
✅ 貿易交渉の進展により世界的にリスク選好が広がり、資金が債券から株式に移動
✅ トランプ大統領が発表した日本・EU向け関税率15%の合意が市場の楽観的な見方を後押し
✅ 高金利環境の中でも長期債への投資需要は堅調に推移していることが確認