2025/8

経済ニュースまとめ 今朝のニュース 2025/8/12

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『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎要約』はこちら

『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』・2025/8/12『米国市場(株式・債券・為替・商品先物)の動きを毎日分かりやすく要約し配信。最新の相場状況、マーケットニュース、投資判断に役立つポイントを短時間で把握できます。』...

※更新はAM8:00頃

米中、関税休戦を90日延長決定 貿易戦争の激化を回避

  • トランプ米大統領が中国との関税休戦を90日延長することを決定
  • 報復関税の停止とレアアース輸出規制緩和を継続
  • 世界経済への悪影響を懸念していた貿易戦争の再燃を回避

休戦延長の背景と経緯

事情に詳しい関係者によると、トランプ大統領は12日に失効予定だった関税休戦の延長命令に署名しました。両国の交渉担当者は先月スウェーデンで予備合意に達しており、今回の正式決定に至りました。

関税戦争とは?

互いの国が相手国の商品に高い税金(関税)をかけ合い、貿易を制限し合うこと

休戦延長で解決する課題

今回の措置により、以下の問題解決に向けた時間が確保されます

  • 合成麻薬フェンタニルの流通問題
  • 中国のロシア産・イラン産原油購入への懸念
  • 中国での米国企業の事業展開を巡る摩擦

レアアースとは?

スマートフォンや電気自動車の製造に不可欠な希少金属の総称

関税水準の推移

  • 今年初頭:米国の中国製品への関税145%まで上昇
  • 5月の休戦後:米国30%、中国10%まで引き下げ
  • 今回:この水準を90日間継続

休戦延長により、世界の金融市場を動揺させていた米中貿易摩擦の激化は当面回避されました。トランプ大統領の10月下旬の中国訪問と習近平国家主席との会談実現の可能性も高まっています。

FRB次期議長候補が浮上 トランプ政権が秋に人事発表予定

  • 来年任期満了のFRB議長後任として複数の候補者が検討中
  • ベッセント財務長官が選考を主導し、今後数週間で面談実施
  • トランプ大統領は秋に後任議長人事を発表する見通し

有力候補者3名が浮上

政権当局者によると、現在検討されている主要候補は以下の通りです

  • ボウマン副議長
  • ジェファーソン副議長
  • ローガン・ダラス連銀総裁

FRBとは?

アメリカの中央銀行制度で、金利政策や金融政策を決定する重要機関

その他の候補者リスト

関係者によると、以下の人物も後任候補として名前が挙がっています

  • ハセット米国家経済会議(NEC)委員長
  • ウォラーFRB理事
  • 経済学者のマーク・サマリン氏
  • ウォーシュ元FRB理事
  • ブラード前セントルイス連銀総裁

選考プロセスと今後の流れ

ベッセント財務長官が選考を主導し、全候補者との面談を実施した後、最終候補者リストを大統領に提言する予定です。

一方、トランプ氏は先週、クーグラーFRB理事の後任としてミラン大統領経済諮問委員会委員長を指名しました。ミラン氏の就任には上院承認が必要で、任期は来年1月末までとなります。

次期FRB議長の決定は、アメリカの金融政策方針に大きな影響を与えるため、市場関係者も注目しています。

AI普及で既存企業に打撃 投資家が「AI脅威銘柄」から資金引き揚げ

  • AIの急速な普及により、既存産業を脅かす企業への投資家の警戒感が高まる
  • ウィックス、シャッターストック、アドビなど「AI脅威銘柄」の株価が大幅下落
  • 予想より早いAIの進歩で、サービス業中心の企業への影響が拡大

AI市場の急成長と負の影響

AI向け半導体で圧倒的シェアを占めるエヌビディアの時価総額は約666兆円に達し、世界最大となりました。しかし投資家は、AIがもたらす負の影響にも注目し始めています。

時価総額とは?

企業の株価×発行済み株式数で算出される企業価値の指標

影響を受ける企業の株価動向

バンク・オブ・アメリカが「AIリスクが最も高い」と指摘した26社の株価推移

  • 2022年末~今年5月:S&P500指数とほぼ同じ動き
  • 今年5月以降:同指数を約22%下回る

個別企業の年初来株価変動

  • ウィックス:33%以上下落
  • シャッターストック:33%以上下落
  • アドビ:23%下落
  • マンパワーグループ:30%下落

専門家の見解と今後の展望

フューチュラム・グループのダニエル・ニューマンCEOは「5年で起きると考えていた変化が2年で起こりそう」と指摘。従業員数が多いサービス業中心の企業ほど影響を受けやすいと分析しています。

一方で、語学学習アプリのデュオリンゴのように、AIを自社戦略に組み込んで業績を伸ばしている企業も存在します。

投資家は今後、AI活用で成長する企業と、AIに代替される可能性の高い企業を慎重に見極める必要がありそうです。

ドルやや上昇、ビットコイン最高値迫る CPI前のポジション調整

  • 12日発表予定の7月米CPIを控え、ドルが主要通貨に対しやや上昇
  • FRB9月利下げの確率は約90%と市場は予想
  • ビットコインが過去最高値に迫る水準まで上昇

CPI発表前のポジション調整

ニューヨーク外為市場でドルが反発しました。ペッパーストーンの市場アナリスト、マイケル・ブラウン氏は「7月CPIの発表を翌日に控えポジション調整が入った」と分析しています。

CPIとは?

消費者物価指数の略で、物価の変動を示す重要な経済指標。インフレ率の目安となる

エコノミスト予想と市場の見方

ロイターのエコノミスト調査による7月CPI予想

  • コアCPI前月比:0.3%上昇
  • コアCPI前年比:3.0%上昇

INGの外為ストラテジスト、フランチェスコ・ペソーレ氏は「コアCPIが前月比0.3%上昇すればFRBにとって利下げの余地が生まれる」と指摘しました。

タカ派・ハト派とは?

タカ派:金利引き上げに積極的な姿勢、ハト派:金利引き下げに積極的な姿勢

為替・暗号資産の動向

主要通貨の動き

  • ドル指数:0.3%高の98.52
  • ドル/円:0.2%高の148.085円
  • ユーロ/ドル:0.3%安の1.16123ドル

暗号資産は好調

  • ビットコイン:1.1%高の119,679ドル(過去最高値に迫る)
  • イーサリアム:1.9%高の4,298.23ドル(2021年12月以来の高値)

今週は14日にPPI(生産者物価指数)、15日に小売売上高の発表も控えており、FRBの金融政策を占う重要な週となります。

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