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目次
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一週間の通貨の動き(9/8~9/12)

先週

今週の為替市場
今週の為替市場は、主に米国の利下げ観測に揺さぶられた一週間でした。
週初は日本の首相退陣という政治的な動きも円相場に影響を与えましたが、市場の最大の関心事は米国のインフレと雇用に関する経済指標であり、その結果が週後半にかけてのドル安の流れを決定づけました。
9月8日(月)米利下げ観測でドル安、首相退陣で円安の綱引き
週明けの市場は、前週末に発表された低調な米雇用統計を引きずり、月内の米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が強まったことから、ドルが主要通貨に対して下落しました。
一方で、日本では石破首相が退陣を表明したことを受け、政治的な不透明感から円が売られる展開となりました。ドル安と円安が同時に進む複雑な状況でスタート。


9月9日(火)米インフレ指標を前にした小休止、ドルが一旦反発
前日のドル安の流れは一服し、ドルは主要通貨に対して反発
週内に発表される米国の重要なインフレ指標(PPI、CPI)を前に、投資家がポジションを調整する動きが広がりました。
日銀が年内に利上げする可能性を示唆したとの報道で円が一時的に買われる場面もありましたが、長続きはしませんでした。


9月10日(水)弱い米物価指標で再びドル売りへ
この日発表された米国の卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回る結果となり、インフレの落ち着きを示唆したことから、FRBの利下げ観測が再び強まりました。
これにより、ドルは主要通貨に対して下落。市場の関心は、翌日に発表される消費者物価指数(CPI)に移りました。


9月11日(木)米労働市場の悪化が決定打、ドル売りが加速
市場が注目していた米国の消費者物価指数(CPI)はほぼ予想通りの結果でしたが、同時に発表された新規失業保険申請件数が約4年ぶりの高水準となったことがサプライズとなりました。
労働市場の減速が明らかになったことで、来週のFRBによる利下げはほぼ確実との見方が広がり、ドル売りが加速
一方、欧州中央銀行(ECB)が金利据え置きを決定したことでユーロは買われ、対照的な動きとなりました。


9月12日(金)週末前の調整も、週間ではドル大幅安
前日までのドル安の流れを受け、週末を前に利益確定やポジション調整の動きからドルは小幅に買い戻される
しかし、週間を通して見ると、FRBの利下げ観測を背景にドルは8月上旬以来の大幅な下落となりました。
市場の目は、来週に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)で、今後の利下げペースについてどのような見解が示されるかに集まっています。

