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昨日の市況まとめ 1分解説
株式市場(総合ニュース)
米国株、政府閉鎖の影響限定で続伸
- 米国株式市場は主要3指数が4営業日続伸
- 政府閉鎖リスクは意識されつつも、市場への影響は限定的
- ヘルスケア株やハイテク株が上昇を主導
- 予想外の雇用減少にもかかわらず投資家心理は堅調
株価の動き
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S&P500種株価指数:6711.20(+0.34%)
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ダウ工業株30種平均:46441.10(+0.09%)
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ナスダック総合指数:22755.16(+0.42%)
医薬品株や大型ハイテク株の上昇が全体を押し上げました。特にファイザーと政府の合意を受けた医薬品セクターへの買い、テスラやエヌビディアの堅調さが目立ちました。
政府閉鎖の影響
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政府閉鎖が発生しても「長期化せず、経済的影響も軽微」との見方が優勢
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一方で、一部のエコノミストは「職員の解雇計画が雇用に悪影響を与えるリスク」を指摘
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市場関係者は「本格的な影響は長期化や大規模レイオフが発生した場合」と分析
補足:政府閉鎖とは?
米国の議会が予算案に合意できないと、連邦政府の一部機関が業務停止する事態。公共サービスの一部が止まり、経済指標の発表も遅れることがあります。
経済指標の不安要素
個別企業ニュース
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ファイザー:トランプ政権と合意、低所得層向け薬価引き下げの代わりに関税免除を3年間確保。他の製薬会社の追随も期待
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アマゾン:低価格帯ブランドを発表、大半の商品を5ドル以下に設定
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バイオジェン:+10.1%、サーモフィッシャー:+9.4%と医薬品株が大幅高
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マイクロン:+8.9%、半導体指数も2%上昇
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AES:+16.8%、ブラックロック傘下が380億ドルで買収へ
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リチウム・アメリカズ:+23.3%、米エネルギー省が5%出資
まとめ
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債利回りが大幅低下、年内利下げ観測が強まる
- 米国債利回りが急低下、特に2年債は約1カ月ぶりの大幅下げ
- 労働市場の軟化を示すADP雇用データが背景
- 政府機関の閉鎖で公式統計の発表が遅延、先行き不透明感が拡大
- 市場では年内に2回の追加利下げを織り込み
米国債利回りが急低下
米国債相場が買われ、利回りが大幅に低下しました。
特に政策金利に敏感な2年債利回りは3.54%まで低下し、9月5日以来の大幅下げです。
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米30年債利回り:4.71%(-0.48%)
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米10年債利回り:4.10%(-1.26%)
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米2年債利回り:3.53%(-2.10%)
長期債と短期債の利回り格差は拡大し、イールドカーブのスティープ化(長期金利が短期金利より相対的に高くなる現象)が進んでいます。
雇用市場の弱さと政府閉鎖の影響
今回の下落は、民間調査会社ADPの雇用統計で雇用者数が予想外に減少したことがきっかけです。
これは労働市場の弱体化を示し、景気減速への警戒が広がりました。
さらに、米政府機関の一部閉鎖で、
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失業保険申請件数(10月2日分)
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9月雇用統計(10月3日予定)
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9月CPI(10月15日予定)
などの重要統計の発表が延期される可能性があります。これにより、市場は不透明感を強め、民間データに依存せざるを得なくなる状況です。
利下げ観測の高まり
金利スワップ市場では、年内の利下げ幅を46bp(0.46%)織り込む動きが見られます。
これは「追加利下げが2回実施される」との観測が強まっていることを意味します。
利下げとは?
中央銀行(FRB)が政策金利を引き下げること。景気を下支えするために行われますが、インフレリスクとのバランスが重要です。
専門家の見解
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PIMCOのエコノミストは、政府閉鎖が長引けば個人消費に悪影響が及ぶと警告。
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Wellington Managementは、民間データへの依存が増し、予測不能な経済環境になる可能性を指摘。
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AmeriVet Securitiesは、FRBの追加利下げ期待が強まり、金利低下が長期的に続くシナリオを後押しすると分析。
まとめ
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米国債利回りは大幅低下、2年債は特に急落
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ADP雇用データが労働市場の弱さを示唆
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政府閉鎖で公式統計が出ない恐れ → 不透明感拡大
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市場は年内に2回の利下げを織り込み済み
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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