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株式市場(総合ニュース)
【米国株式】AI熱再燃でS&P500が最高値更新 AMDとOpenAIの契約が追い風に
- S&P500は7日続伸で最高値を更新
- AMDがOpenAIと数百億ドル規模のAI半導体契約を発表し株価24%高
- AIブームが再加速、テスラや暗号資産関連も上昇
- 政府閉鎖や利下げ観測にも市場は強気維持
AI熱狂で半導体株が主導
米株式市場は6日、AI(人工知能)関連銘柄を中心に上昇しました
S&P500種株価指数は6740.28(+0.36%)と史上最高値を更新
ナスダック総合指数も0.71%高と上昇が続きました
一方、景気敏感株が多いダウ平均は0.14%安とやや軟調でした
主な指数の動き
指数 |
終値 |
前日比 |
変化率 |
S&P500 |
6740.28 |
+24.49 |
+0.36% |
ダウ平均 |
46694.97 |
-63.31 |
-0.14% |
ナスダック総合 |
22941.67 |
+161.16 |
+0.71% |
AMDが急騰、AI関連株に再び火
半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は24%急騰。OpenAIとAIインフラ構築に関する複数年契約を結んだと発表したことで、AI関連株への熱狂が再び高まりました。
これを受け、フィラデルフィア半導体指数(SOX)も3%上昇。
ただし、ライバルのエヌビディアは反落しています。
テスラもSNSで「新製品の発表」を示唆し、5%超の上昇。
AI・EV(電気自動車)といったハイテクテーマが市場を押し上げました。
投資家心理は「バブル懸念」よりも「勢い重視」
市場関係者のコメントでは、「AI関連は勢いを増している」(ナベリアーCIO)との声が多く、
米政府機関の閉鎖などネガティブ要因にも市場は動じていません。
エド・ヤルデニ氏(ヤルデニ・リサーチ)は
「1999年のITバブル期よりも“バブル”という声が多いが、
逆にそれが安心材料だ」と述べています。
また、アモーヴァ・アセットマネジメントのフィンク氏は、
「今回のAI投資は高い収益性とフリーキャッシュフロー(企業が自由に使える資金)に
支えられており、“根拠なき熱狂”とは異なる」と指摘しました。
FRB利下げ観測も支えに
政府閉鎖が6日目に入る中でも、市場はFRBの利下げをほぼ織り込み済み。
今月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利下げ確率は約95%と見られています。
主要経済指標の発表が延期されているため、投資家は民間データを頼りに
金融政策の見通しを探っています。
個別銘柄の動向
-
AMD:+23.7% OpenAIとのAI半導体契約を発表
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テスラ:+5%超 イベント予告で買い
-
スターバックス:-5% Z世代の消費鈍化懸念で目標株価引き下げ
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コメリカ銀行:+13.7% フィフス・サードが109億ドルで買収
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ベライゾン:-5.1% 新CEOに元ペイパルCEOのダン・シュルマン氏を起用
また、ビットコインが初の12万5000ドル突破となり、
コインベースやマイクロストラテジーなど関連株も上昇しました。
まとめ
-
AMDとOpenAIの契約でAIブームが再燃
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S&P500とナスダックが史上最高値を更新
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投資家心理は「AIの勢い」>「バブル懸念」
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FRBの利下げ観測が市場を下支え
-
ビットコインも12万5000ドル突破で関連株上昇
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債、財政懸念で利回り上昇 政府閉鎖が長期化の様相
- 欧州・アジアで国債利回りが上昇し、米国債も追随
- 政府機関の閉鎖が6日目に突入、長期化懸念が強まる
- 経済指標の発表が滞り、市場は方向感を欠く展開
- 投資家の注目は「閉鎖がいつまで続くか」にシフト
米国債利回り、小幅ながら上昇
6日の米国債市場では財政不安の高まりを背景に債券が売られ、利回りが上昇しました。欧州やアジア各国の国債利回り上昇に追随する形です。
※bp(ベーシスポイント)とは、金利の最小単位で「0.01%」を指します。例えば4bp上昇=0.04%上昇です。
政府閉鎖が長期化の懸念
米政府の一部閉鎖は6日目に入り、経済指標の公表も止まったままです。
このため、投資家は金利見通しの判断材料を欠いた状態となっています。
さらにトランプ大統領が「連邦職員の解雇を検討」と発言したことで、議会交渉は一層難航する見通しです。
ゴールドマン・サックスやHSBCのストラテジストは「閉鎖が10日以上続く可能性が高い」と予想。BMOキャピタルのアナリストも「4~5週間に及ぶリスクもある」と警鐘を鳴らしています。
「高市トレード」が再燃
海外市場では日本やフランスの政局不安も重なり、安全資産としての米国債買いが鈍化しました。
一方で、市場では金融緩和や財政拡張を見込む「高市トレード(高市首相関連の思惑)」が再び意識される展開となりました。
※「高市トレード」とは、財政出動や金融緩和が強まるとの見方から、株買い・円売りにつながる投資行動を指す市場用語です。
FOMC利下げ観測は変わらず
経済指標の欠如にもかかわらず、今月のFOMCでの利下げ確率は約88%と、依然として高い水準にあります。
市場は当面、政府再開に向けた政治動向を注視する展開となりそうです。
まとめ
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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