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株式市場(総合ニュース)
【米国株】S&P500反落、過熱感を警戒 AI相場の息切れ懸念も
- S&P500は0.28%下落、AI・ハイテク株中心の上昇相場に一服感
- 専門家の間では「過熱感」と「堅調なファンダメンタルズ」の両面が指摘
- FRB(米連邦準備理事会)による10月利下げ観測が高まりつつある
S&P500が小反落、AI熱狂に一服感
9日の米国株式市場は反落しました。
S&P500種株価指数は6735.11(-0.28%)
ダウ平均は46358.42(-0.52%)
ナスダック総合指数は23024.63(-0.08%)で取引を終えました。
AI関連やハイテク株の上昇が続いていたものの、
一部では短期的な過熱を警戒する動きが広がっています。
パイパー・サンドラーのクレイグ・ジョンソン氏は
「AI銘柄の熱狂は続くが、息切れの兆しが見え始めている」と述べ、
決算シーズンを前に市場が値固め局面に入る可能性を指摘しました。
投資家心理は「警戒しつつも強気」
トゥルイスト・アドバイザリーのラーナーCIOは、
「一部では過熱感があるが、投資家心理はまだ過度の楽観ではない」と発言。
過去数カ月間、明確な調整局面がなかったため、
市場は「予想外の悪材料に敏感になっている」と分析しました。
AIブームは「バブル」か、それとも「投資の波」か
AI相場をめぐっては、依然として「バブル論」と「実需論」が対立しています。
-
トム・エッセイ氏(セブンズ・リポート):「AIはバブルではない。これは設備投資バブルであり、AIインフラ投資が米経済を支えている」
-
UBSのマーク・ヘーフェル氏:「調整はあり得るが、堅調な企業収益が下支えする」
-
モルガン・スタンレーのスケリー氏:「AI関連企業は収益力が高く、25年前のドットコムとは異なる」
つまり、AIブームは単なる投機ではなく、実際の投資・収益構造に裏付けられているとの見方が多くなっています。
マクロ環境:FRB利下げ観測が台頭
米政府機関の一部閉鎖が9日目に入り、重要な経済データの発表が止まっています。
市場では手掛かり材料が乏しく、投資家はFRBの利下げ時期に注目しています。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は
「労働市場の減速を踏まえ、年内の追加利下げを支持する」と発言。
CMEフェドウォッチによると、
**10月28~29日の会合での利下げ確率は94.6%**と高まっています。
個別銘柄:デルタ航空とコストコが上昇
一方で、住宅関連株は利益率と需要減退への懸念から2%超下落しました。
まとめ
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債、長期債入札は堅調も利回りはまちまち
米国債相場は下落し、10年債利回りが4.14%へ上昇しました。一方で、30年債入札では堅調な需要が確認され、長期金利の上昇は限定的でした。政府機関の一部閉鎖が続くなか、市場は経済の先行きに慎重な姿勢を保っています。
国債利回りの動き
国債種類 |
利回り(直近値) |
前日比(bp) |
変化率 |
米30年債 |
4.72% |
+1.4 |
+0.29% |
米10年債 |
4.14% |
+2.3 |
+0.56% |
米2年債 |
3.59% |
+1.5 |
+0.41% |
(※1bp=0.01%、米東部時間16時44分時点)
30年債入札に堅調な需要
この日の30年債入札(220億ドル規模)では、プライマリーディーラー(政府証券の主要取引銀行)による落札比率が過去最低の8.7%に低下しました。
これは2006年以降で最低となり、これまでの記録(9%)を下回りました。
ブルームバーグ・インテリジェンスのウィル・ホフマン氏は「入札では底堅い需要が確認された」と指摘。堅調な民間・海外勢の需要があったため、ディーラーの落札比率が低下したと分析されています。
背景:政府機関の一部閉鎖が続く
米国では政府機関の一部閉鎖(シャットダウン)が2週目に突入。
政治的不透明感が続く中、市場は今後の経済指標や財政動向に注目しています。
金利が大きく動かないのは、投資家が「様子見」姿勢を強めているためとみられます。
用語補足
まとめ
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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