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目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介サイト
- 2 外為どっとコム タイアップ企画
- 3 今朝のニュースまとめ
- 4 FRBが0.25%利下げも12月の追加利下げに慎重姿勢、市場に警告
- 5 FRBが2会合連続の利下げを実施
- 6 12月の追加利下げに慎重な姿勢
- 7 バランスシート縮小を終了
- 8 FRBの利下げとパウエル議長発言:市場関係者の反応まとめ
- 9 市場関係者は慎重な見方が優勢
- 10 長期的には楽観視する声も
- 11 12月の利下げ見通しは依然不透明
- 12 市場関係者の見方:二分する意見
- 13 FRB利下げでもドル高・円安、12月追加利下げ観測が後退
- 14 円安が進行、一時153円台に
- 15 12月利下げ観測が大幅後退
- 16 専門家の分析
- 17 カナダドルは堅調
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今朝のニュースまとめ
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FRBが0.25%利下げも12月の追加利下げに慎重姿勢、市場に警告
- FRBが2会合連続で0.25%の利下げを決定、政策金利は3.75~4%に
- パウエル議長が12月の追加利下げは「既定路線ではない」と市場を牽制
- バランスシート縮小を12月1日で終了すると発表
FRBが2会合連続の利下げを実施
米連邦公開市場委員会(FOMC)は10月28、29日の会合で、政策金利を0.25ポイント引き下げることを決定しました。これにより、フェデラルファンド(FF)金利は3.75~4%となりました。
政策金利とは?
中央銀行が設定する基準となる金利のこと。この金利が下がると、企業や個人がお金を借りやすくなり、経済活動が活発化します。
12月の追加利下げに慎重な姿勢
パウエル議長は会見で「12月の追加利下げは既定路線ではない」と明言。市場では12月の利下げ確率が90%超と見込まれていましたが、この発言を受けて以下の反応がありました。
- 米2年債利回りが上昇
- S&P500株価指数が下落
- ドルに対して円安が進行
議長は「霧の中を運転しているときはスピードを落とすもの」と述べ、政府機関閉鎖による経済データ不足が慎重姿勢の一因であることを示唆しました。
バランスシート縮小を終了
FRBは2022年から進めてきたバランスシートの縮小を12月1日で終了すると発表。これまでに2兆ドル超を削減し、残高は6兆6,000億ドル未満となっています。
FRBの利下げとパウエル議長発言:市場関係者の反応まとめ
- FRBが0.25%利下げを決定したものの、委員会内で意見が分裂
- 市場専門家の見方は「タカ派的」から「買いの好機」まで様々
- パウエル議長の統率力に疑問の声も浮上
市場関係者は慎重な見方が優勢
FRBが2会合連続の利下げを決定したことについて、市場関係者からは様々な意見が出ています。
タカ派寄りとの評価
タカ派とは?
金融引き締めを重視し、利下げに慎重な立場のこと。反対にハト派は金融緩和を重視します。
BofAセキュリティーズのジュノー氏は「想定よりタカ派寄りの印象」と指摘。FOMC内で追加利下げに消極的なメンバーが複数いることを強調しました。
FRB内部の意見対立を懸念
フリーダム・キャピタル・マーケッツのウッズ氏は「委員会の投票者が合意できる既定路線など存在しない」と分析。JPモルガンのマイケル氏は反対票の存在について「パウエル議長が内部を掌握しきれなくなっている兆候」と厳しい見方を示しています。
長期的には楽観視する声も
一方で、ノースライト・アセット・マネジメントのザッカレリ氏は「今回の下落は買いの好機になる」と前向きな見解を表明。今後12カ月で段階的な利下げが続く可能性を指摘しました。
JPモルガン・インベストメント・マネジメントのミスラ氏も「リスク管理目的の利下げ」として、市場予想通りの妥当な判断だったと評価しています。
12月の利下げ見通しは依然不透明
ルネサンス・マクロ・リサーチのダッタ氏は「12月会合に向けて方向性を固めるのは難しい」と分析。ただしペッパーストーンのブラウン氏は、12月の25bp追加利下げが基本シナリオとの見方を維持しています。
市場関係者の見方:二分する意見
「FRB内部の意見対立」を重視する見方
- フリーダム・キャピタル・マーケッツ(ウッズ氏):パウエル議長は「委員会内に既定路線の合意はない」という舞台裏を見せた
- JPモルガン・アセット(マイケル氏):「パウエル議長が内部を掌握しきれなくなっている兆候」
- ルネサンス・マクロ(ダッタ氏):両陣営からの異論により、12月会合に向けて方向性を固めるのは難しい
「タカ派寄りのスタンス」を指摘する見方
- BofAセキュリティーズ(ジュノー氏):「想定よりタカ派寄りの印象」
- BBH(ハダッド氏):「FRBの緩和見通しがやや慎重になっている。短期的なドル支援材料」
- ブランディワイン(マッキンタイア氏):パウエル議長は「市場予想との間に距離を置こうとしている」
FRB利下げでもドル高・円安、12月追加利下げ観測が後退
- FRBの利下げ決定後、ドルが上昇し円は1ドル=153円台まで下落
- 12月の追加利下げ確率が85%から62%へ大幅低下
- パウエル議長の慎重発言がドル支援材料に
円安が進行、一時153円台に
FRBが予想通り0.25%の利下げを決定したにもかかわらず、外国為替市場ではドルが上昇しました。円は対ドルで一時153円06銭まで売られ、0.6%の下落となりました。
主要通貨の動き
- ブルームバーグ・ドル指数:0.33%上昇
- ドル/円:152.67円(0.37%上昇)
- ユーロ/ドル:1.1600ドル(0.44%下落)
12月利下げ観測が大幅後退
市場が織り込む12月の利下げ確率は、朝方の約85%から62%へと大幅に低下しました。これはパウエル議長が「12月会合での利下げは既定路線ではない」と明言したことが要因です。
ドル指数とは?
主要通貨に対するドルの総合的な強さを示す指標のこと。数値が上がるとドル高を意味します。
専門家の分析
BBHのハダッド氏は「FRBの緩和見通しがやや慎重になっていることを示しており、短期的なドル支援材料となる」と分析しています。
インベスティングライブのボタン氏は、シュミッド総裁の据え置き主張について「タカ派的で、複数のFRB当局者の見方を反映している可能性がある」と指摘。パウエル議長に対し、市場の利下げ期待を抑制するよう圧力がかかる可能性があるとの見方を示しました。
カナダドルは堅調
カナダ銀行が予想通り利下げを実施したものの、追加緩和に慎重姿勢を示したことから、タカ派的な利下げと受け止められ、カナダドルは一時上昇しました。
今週はECBと日銀も政策決定会合を控えており、為替市場の変動が続く見通しです。
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