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トランプ大統領、パウエルFRB議長を「遅すぎる男」と批判
- トランプ前大統領がパウエルFRB議長に即時の利下げを強く要求
- パウエル議長を「遅すぎる男」と名指しで批判
- この発言を受けS&P500指数が一時3%近く下落
- 解任示唆による市場の混乱が広がる
トランプ氏の主張内容
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で以下の主張をしています
- エネルギーと食品価格の下落により「インフレはほぼ起こり得ない」
- パウエル議長を「ミスター・トゥー・レイト(遅すぎる男)」と呼び批判
- 即時の利下げがなければ経済減速の恐れがあると警告
市場への影響と専門家の見解
トランプ氏のパウエル議長批判と解任示唆により、市場に動揺が広がりました
- S&P500種株価指数は一時3%近く下落
- 多くのエコノミストはトランプ氏の関税政策がインフレを押し上げ、景気を減速させる可能性を指摘
- FRB当局者らは関税が長期的なインフレを招かないよう対策が必要と強調
FRBとは?
FRB(連邦準備制度理事会)はアメリカの中央銀行に相当する機関で、金融政策を決定する重要な役割を担っています。金利の設定を通じてインフレや景気をコントロールします。
FRBが年内の利下げに慎重な4つの理由
- 市場は6月からの金利引き下げを予想しているが、FRBは慎重姿勢を崩していない
- パウエルFRB議長は関税政策がFRBの2大目標(完全雇用と物価安定)からの乖離を招く恐れを指摘
- FRBが慎重な理由は以下の4点
- 年内のFRB政策は「様子見」か「年後半の大幅緩和」のどちらかになる可能性が高い
FRBが利下げに慎重な4つの理由
(1) 経済見通しの不透明さ
- 前例のない関税引き上げに対応することが困難
- 関税引き上げを見越した「駆け込み需要」で短期的に経済成長が上向く可能性
(2) 潜在成長率の急激な低下
- 通商政策の転換により製造業は非効率なサプライチェーン再構築を迫られる
- 移民流入の実質的停止と強制送還が労働力人口を減少させ、経済活動を抑制
- 成長率が低下しても失業率が上昇しなければ金融緩和が難しい
(3) インフレ期待のアンカリング維持
- インフレ率が5年連続でFRBの目標2%を上回る見通し
- インフレ期待が制御不能になれば、抑制コストは極めて高くなる
- 長期的なインフレ期待が上昇傾向にあり、注意が必要
(4) FRBの独立性への政治的圧力
- トランプ大統領の批判に屈したと解釈されれば、FRBの信頼性が損なわれる
- 政治的圧力下での政策変更は市場に不安をもたらす
アンカリング:期待インフレ率を特定の水準(FRBの場合は2%)に安定させること
サーム・ルール:失業率が過去1年の最低値から0.5%以上上昇すると景気後退入りを示唆するという経済指標
日銀は利上げ路線を維持する見通し、米関税政策の影響下でも
- 日銀は2%物価安定目標シナリオを維持し、緩やかな利上げ路線を継続する見込み
- 米関税政策による不確実性は高まっているが、現状では政策シナリオ変更は必要なしと判断
- 4月30日-5月1日の会合では米関税政策の影響を集中的に議論
- 物価目標達成時期は後ずれする可能性も視野に入れる
日銀の政策スタンス
日銀は複数の関係者によると、以下の方針を維持する見通しです
- 2%物価安定目標の実現シナリオを堅持
- 緩やかな利上げ路線を継続
- 次回会合では金融政策は現状維持の公算大
米関税政策の影響分析
日銀は米関税政策について以下のように分析しています
- 米中貿易戦争激化や日本の輸出減少を通じて世界・日本経済を下押し
- 人手不足を起点とした賃上げモメンタムや基調的な物価上昇は「腰折れ」するほどではない
- 関税の直接的影響は主に製造業に限定される
- リーマンショックやコロナ禍のような大幅な需要減少には発展しにくい
展望リポートへの影響
新たな経済・物価情勢の展望リポートについて
- 見通し期間を2027年度まで1年延長
- 経済成長率(実質GDP)と消費者物価(コアCPI)は下方修正の可能性
- 27年度のコアCPI見通しは2%近辺になる可能性が大きい
- 物価目標実現時期は後ずれする可能性も
現在の見通し(1月時点)
- 25年度実質GDP:1.1%増
- 26年度実質GDP:1.0%増
- 25年度コアCPI:2.4%上昇
- 26年度コアCPI:2.0%上昇
このように、日銀は米関税政策によるリスクを認識しつつも、基本的な政策路線は変更せず、状況を注視する姿勢を維持する見通しです。
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