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トランプ政権、ベッセント財務長官のFRB議長起用を検討中
- トランプ大統領がパウエルFRB議長の後任選びを本格化
- ベッセント現財務長官が有力候補として浮上
- 元FRB理事のウォーシュ氏も候補に挙がっている状況
次期FRB議長選びが本格化
トランプ大統領は6日、2026年5月に任期が終了するパウエル現FRB議長の後任を「近く指名する」と発表しました。
FRBとは? 連邦準備制度理事会の略で、アメリカの中央銀行にあたる組織です。金利政策などを通じて経済をコントロールする重要な役割を担っています。
ベッセント財務長官が有力候補に
政権内外からの支持拡大
複数の関係者によると、ベッセント現財務長官がFRB議長の有力候補として注目を集めています。主な理由は以下の通りです
- トランプ政権の経済政策を熟知している
- 国際金融界からの信頼が厚い
- 政権発足から6カ月間で実績を証明済み
他の候補者も検討中
元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏も候補として検討されており、トランプ氏は昨年11月に同氏と面談を行ったとされています。
今後の展開は?
ベッセント氏は「大統領が最善の人物を判断する」とコメントしており、正式な面談プロセスはまだ開始されていません。財務長官が通常担う人事選考への関与について、同氏がどう対応するかも注目されています。
アメリカ経済の舵取りを担う重要ポストの人事だけに、市場関係者も動向を注視している状況です。
米中通商協議、ロンドンで夜遅くまで交渉継続中
- 米中通商協議がロンドンで2日目に突入し、夜遅くまで継続
- ハイテク製品や工業製品の輸出で合意を目指す
- 貿易戦争激化の回避に向けて両国が集中的に協議
協議は深夜まで続く見込み
事務的詰めの作業が進行中
現地時間10日夜になってもロンドンでの米中通商協議は継続しています。米財務省当局者によると、両国は事務的な詰めの作業を行っており、協議は夜遅くまで続く可能性があります。
通商協議とは? 貿易に関する問題を解決するための国同士の話し合いです。輸出入の条件や規制について合意を目指します。
交渉団の構成
- 米国側:ベッセント財務長官、グリア通商代表部代表、ラトニック商務長官
- 中国側:何立峰副首相率いる代表団
楽観的な見通しを示す関係者
順調な進展をアピール
ラトニック商務長官は記者団に対し、「交渉は実に順調に進んでいる」と述べ、「この交渉を終わらせるつもり」と意欲を示しました。必要に応じて11日も協議を継続する用意があることも明かしています。
市場も注目
S&P500種株価指数は、ラトニック氏の前向きな発言を受けてこの日の高値を記録しました。債券や為替市場も協議結果を注視している状況です。
焦点となる取引内容
協議では以下の点が主な焦点となっています
- 米国側:中国のレアアース輸出規制緩和を要求
- 中国側:米国のハイテク製品輸出規制解除を期待
- 両国共通:貿易戦争の激化回避
レアアースとは? スマートフォンや電気自動車などに不可欠な希少金属です。中国が世界最大の生産国となっています。
専門家は、米国がハイテク規制を一部撤回すれば「中国にとって大きな勝利」になると分析しており、今回の協議結果が世界経済に与える影響は大きいとみられています。
日銀、国債買い入れ減額ペースの縮小を検討-エコノミスト調査
- 日銀が来年4月以降の国債買い入れ減額ペースを縮小する見通し
- エコノミストの65%が現行の減額幅縮小を予想
- 金融政策は現状維持、年内利上げ見送りが有力
国債買い入れ減額ペースが鈍化へ
エコノミスト調査の結果
ブルームバーグが53人のエコノミストを対象に行った調査で、65%が来年4月以降の国債買い入れ減額ペースの鈍化を予想しています。
国債買い入れとは? 日銀が市場から国債を購入することで、市場にお金を供給する金融政策の手法です。
現在の減額計画
日銀は段階的に国債買い入れを減らしており、以下のスケジュールで進行中です
- 昨年7月:月間5.7兆円程度
- 毎四半期:4000億円程度ずつ減額
- 来年1-3月:2.9兆円程度まで減少予定
減額ペース縮小の背景
市場安定への配慮
大和総研の熊谷副理事長は、日銀の保有残高減少により「需給悪化で国債市場が不安定化するリスクが中長期的に高まる」と指摘しています。
新計画の見通し
来年4月以降の減額幅について、エコノミストの予想は以下の通りです
- 2000億円:40%(最多)
- 3000億円:25%
- 4000億円維持:21%
金融政策は現状維持継続
利上げ時期の予想
6月会合での政策金利変更を予想するエコノミストはゼロでした。次回利上げ時期の予想は
- 来年1月:34%(最多)
- 10月:30%
- 年内見送り:約48%
政策金利とは? 日銀が金融機関との取引で適用する基準金利のことで、経済全体の金利水準に影響を与えます。
利上げ慎重姿勢の理由
野村証券の松沢チーフ・ストラテジストは、利上げ再開には「米国の景況持ち直し確認と利下げ打ち止め時期の見通し」が必要と指摘し、「環境がまだ整っていない」との見解を示しています。
日銀は市場の安定を重視しながら、慎重に金融政策の正常化を進めていく方針とみられます。
米中協議の進展期待でドル上昇、通商交渉が為替市場を左右
- 米中通商協議の順調な進展期待でドルが上昇
- 英国の雇用指標悪化でポンドが下落
- 日米ともに金融政策は据え置き予想が大勢
米中協議への期待でドル買い進む
交渉の進展に楽観的な見方
終盤のニューヨーク外為市場でドルが上昇しました。米中の閣僚級通商協議で明確な合意には至っていないものの、ラトニック商務長官が「交渉は順調に進んでいる」と発言したことが材料視されています。
閣僚級通商協議とは? 国の重要閣僚が参加する貿易問題に関する話し合いです。今回は関税だけでなく輸出規制も議題となっています。
市場関係者の見方
- バノックバーン社のチャンドラー氏:関税と輸出規制が交渉の基盤
- マッコーリー社のウィズマン氏:実質的合意成立なら「非常に良いニュース」
各通貨の動向
ドル円は144円台で推移
- 午後の取引:0.2%高の144.92円
- 年初来:ドルは対円で約8.5%下落
- ドル指数:小幅上昇の99.087(年初来では8%以上下落)
ポンドは英雇用悪化で下落
英国の雇用関連指標が労働市場の弱さを示したため、ポンドは対ドルで0.4%安の1.3496ドルとなりました。
雇用指標の内容
- 2-4月の賃金伸び率が鈍化
- 失業率が約4年ぶりの高水準
金融政策は据え置き予想
日銀の政策見通し
16-17日の金融政策決定会合では政策金利据え置きが大勢の見方です。植田総裁は「基調的な物価上昇率が2%に近づけば、引き続き政策金利を引き上げる」と述べています。
政策金利とは? 中央銀行が設定する基準金利で、経済全体の金利水準に影響を与えます。
FRBも据え置き予想
市場は17-18日のFOMCで政策金利据え置きを予想しており、年内に25ベーシスポイント(0.25%)の利下げを約2回行うとの見方を織り込んでいます。
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