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米非製造業、約1年ぶりに縮小圏へ転落-関税引き上げで需要急減
- 米非製造業の景況指数が約1年ぶりに50を下回り、縮小局面に突入
- 新規受注が大幅減少する一方で、仕入れ価格は上昇が加速
- 関税引き上げの影響で企業の不確実性が高まり、発注を控える動きが拡大
ISM非製造業指数とは?
ISM非製造業指数とは、サービス業の景況感を示す重要な経済指標で、50が拡大と縮小の境目となります。
景況指数が予想を大きく下回る
5月のISM非製造業指数は49.9まで低下し、エコノミスト予想の52.0を大幅に下回りました。前月の51.6から1.7ポイント下落し、約1年ぶりに50を割り込んで縮小圏に転落しています。
新規受注と事業活動が大幅悪化
- 新規受注指数:46.4(前月比5.9ポイント低下)
- 事業活動指数:50(5年ぶりの低水準)
関税の影響で価格上昇も加速
需要減少と同時に、仕入れ価格指数は68.7に上昇し、2022年11月以来の高水準となりました。関税引き上げにより、企業は需要減少とコスト増加の双方に直面している状況です。
企業の慎重姿勢が鮮明に
関税を巡る不透明感により、多くの企業が発注を遅らせたり抑制したりしており、この慎重な姿勢が景況悪化の主因となっています。
日銀の急激利上げリスクを市場が過小評価-ドイツ銀行が円高予想
- ドイツ銀行が日銀の急激な利上げリスクを市場が過小評価していると指摘
- 円は対ドルで年末までに約5%上昇し、1ドル=135円まで下落すると予想
- インフレの根強さと名目GDP成長率に対して現在の政策金利が低すぎると分析
市場予想と実際の乖離を指摘
金利スワップ市場とは?
金利スワップ市場とは、将来の金利変動をヘッジするための金融商品が取引される市場で、市場参加者の金利予想を反映します。
現在の金利スワップ市場では、日銀による年末までの利上げ幅をわずか20ベーシスポイント未満と織り込んでおり、政策金利は0.6~0.7%程度にとどまると予想されています。
ベーシスポイント(bp)とは?
1ベーシスポイント=0.01%を表す金利の単位です。
インフレ継続で追加利上げ必要
ドイツ銀行のベイカー氏は、「インフレが幅広い品目で根強く続いている」と指摘。名目GDP成長率が約4%で推移している状況に対し、現在の政策金利水準は「極めて低い」と分析しています。
円高要因は金利だけでなく資金フローも
円上昇の背景として、日本の投資家による以下の動きを予想
- ヘッジ比率の引き上げ:外国資産投資のリスク回避
- 外国資産の見直し:「ほとんどヘッジされていない膨大な外国資産」の調整
年末に1ドル=135円を予想
ドイツ銀行は、ドル・円相場が現行水準から約5.5%下落し、2025年末までに1ドル=135円まで円高が進むと予測しています。
米国株は強弱まちまち、軟調経済指標でトランプ貿易政策の影響が鮮明に
- 米国株は方向感に欠ける展開で、経済指標の悪化が貿易政策の影響を示唆
- ISM非製造業指数とADP雇用統計がともに予想を大幅に下回る
- 関税交渉への注目が高まる中、個別銘柄では明暗が分かれる
主要株価指数は強弱まちまち
各指数の動きは以下の通りでした
- S&P500:ほぼ横ばい
- ナスダック総合:小幅続伸
- ダウ工業株30種:反落
経済指標が軒並み悪化
ISM非製造業指数とは?
サービス業の景況感を示す指標で、50が拡大・縮小の境目となります。
5月のISM非製造業指数は49.9に低下し、2024年6月以来の低水準となりました。企業は原材料価格上昇に直面し、低成長・高インフレのリスクが浮き彫りになっています。
ADP雇用統計とは?
民間企業の雇用動向を示す先行指標で、公式雇用統計の先駆けとして注目されます。
5月の民間雇用者数は3万7000人増にとどまり、予想を大幅に下回りました。増加幅は2023年3月以来、2年超ぶりの低水準です。
関税交渉への注目高まる
トランプ大統領と習近平国家主席の週内協議が予想される中、投資家は米中の関税交渉に注目しています。専門家は「合意に至らなければ関税戦争が長期化し、国内外経済に影響する」と警戒感を示しています。
個別銘柄では明暗分かれる
上昇銘柄
- グローバルファウンドリーズ:+2.3%(投資拡大計画)
下落銘柄
- テスラ:-3.5%(欧州売上5カ月連続減)
- クラウドストライク:-5.8%(売上見通し下方修正)
- ダラー・ツリー:-8%超(関税影響で利益最大50%減予想)
ドル下落、雇用・景況指標悪化でFRB利下げ観測が浮上
- 雇用統計とISM非製造業指数が予想を大幅下回り、ドルが全面安
- FRBの6月会合でハト派的メッセージ、年内利下げ観測が強まる
- 主要通貨に対してドルが軒並み下落、トランプ大統領も利下げを要求
経済指標の大幅悪化でドル売り加速
ADP雇用統計とは?
民間企業の雇用動向を先行して示す重要指標で、公式雇用統計発表前の市場予想形成に大きな影響を与えます。
5月のADP民間雇用者数は予想を大きく下回り、2023年3月以来2年超ぶりの低い増加幅となりました。同時に、ISM非製造業指数も49.9に低下し、約1年ぶりの低水準を記録しています。
FRB政策転換への期待高まる
ハト派とは?
金融政策において、インフレ抑制よりも雇用確保を重視し、低金利政策を支持する立場を指します。
マッコーリーのストラテジスト、ウィズマン氏は「FRBが6月FOMC会合でよりハト派的なメッセージに傾く」と分析。年内利下げの見通しが強まったとの見方を示しました。
FOMC会合とは?
連邦公開市場委員会の略で、アメリカの金融政策を決定する最高意思決定機関です。
主要通貨ペアの動き
ドルの下落幅
- 対円:0.7%安の142.89円
- 対ユーロ:ユーロが0.4%高の1.1414ドル
- 対ポンド:ポンドが0.2%高の1.35515ドル
- 対カナダドル:カナダドルが約0.4%上昇
ドル指数は0.3%安の98.838となり、4月下旬の安値97.923に接近する水準で推移しています。
政治的圧力も増加
トランプ大統領はADPデータ発表を受け、SNSでパウエルFRB議長に対して改めて利下げを要求。政治的な圧力も高まっている状況です。
暗号資産のビットコインも0.7%安の105,064ドルとなりました。
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