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ベッセント財務長官が大幅利下げ要求、日銀政策にも言及
- ベッセント米財務長官が現在の政策金利から1.5ポイントの大幅利下げを要求
- 財務長官が具体的な金利水準に言及するのは異例
- 日本銀行のインフレ対策が不十分との見解を表明
- パウエルFRB議長の後任候補を10~11人検討中
政策金利とは?
政策金利とは、中央銀行が金融政策の基準として設定する金利のことです。この金利が下がると、銀行の貸出金利も下がり、経済活動が活発になる効果があります。
異例の利下げ要求
ベッセント米財務長官は13日のテレビインタビューで、現在の政策金利を少なくとも1.5ポイント引き下げるべきだと発言しました。現在のフェデラルファンド金利は4.25~4.5%で維持されており、財務長官がこれほど具体的な金利水準に言及するのは極めて異例です。
同氏は9月から利下げサイクルに入るべきだとし、雇用統計の下方修正を受けて「6月と7月に利下げが可能だった」との見解を示しています。
日銀政策への言及も
ベッセント氏は日本銀行について「インフレ問題を抱えており、利上げが必要」と発言。米財務長官が他国の中央銀行政策に言及するのは異例で、国際的な金利動向が米国債市場に影響を与えているとの認識を示しました。
FRB議長人事も進行中
来年5月に任期満了となるパウエルFRB議長の後任について、10~11人の候補を検討していることも明らかになりました。トランプ大統領はその後、候補を3~4人に絞り込んだと発表しています。
東京株市場反落見通し、円高進行で輸出株に重荷 米利下げ観測は下支え
東京株式市場が7営業日ぶりに反落する見通し
高値警戒感と円高進行が株価の重荷
米財務長官の利下げ発言で円が対ドルで上昇
大幅な調整局面にはならないとの専門家見通し
先物市場とは?
先物市場とは、将来の特定の日に決められた価格で取引することを約束する市場です。株式の場合、現在の株価の将来予想を示す指標として使われます。
株式市場の調整局面入り
14日の東京株式市場は、前日まで続いていた7営業日連続上昇が止まり、反落する見通しです。シカゴ先物市場では日経平均が4万3,145円と、前日終値から225円安で取引されました。
下落要因
- 最高値更新後の高値警戒感
- 円高進行による輸出企業への影響
- 電機・機械などの輸出関連株に売り圧力
- 6連騰した非鉄金属、証券、電気・ガス株の利益確定売り
円高進行で為替市場も変動
外国為替市場では円が対ドルで147円台前半まで上昇しています。背景には以下があります
- ベッセント米財務長官の大幅利下げ発言
- 米金利低下による日米金利差縮小への期待
- ドル売り・円買いの優勢な流れ
財務長官の異例な発言
ベッセント氏は米政策金利を現状より150~175ベーシスポイント引き下げるべきとの見解を表明。財務長官が具体的な金利水準に言及するのは極めて異例で、市場の利下げ期待を押し上げました。
専門家は限定的な調整と予想
野村証券の専門家は「大きな調整にはならない」と分析。理由として以下を挙げています
- 来期業績回復見通し
- 企業の株主還元強化
- 26年度の経常利益10%増加見込み
- 自社株買いや配当の高水準継続
円安への歯止め効果もあり、年末に向けた日米金利差縮小が意識される中で、一時的な調整局面との見方が有力です。
ドル安が継続、米利下げ観測強まりドル指数は7月以来の安値
- ベッセント財務長官の利下げ要求発言でドル売りが加速
- 9月FOMC会合での利下げ確率が99.9%まで上昇
- ドル指数が7月28日以来の安値を更新
- 政治的圧力への懸念も市場に影響
ドル指数とは?
ドル指数とは、ユーロや円など主要6通貨に対するドルの相対的な強さを示す指標です。数値が下がるとドル安、上がるとドル高を意味します。
ドル売りが継続
ニューヨーク外為市場では前日に続きドルが主要通貨に対して下落しました。主要通貨に対するドル指数は0.2%安の97.856と、7月28日以来の安値を更新しています。
利下げ観測の強まり
ドル安の主要因は以下の通りです
- ベッセント財務長官の利下げ要求発言
- 7月消費者物価指数の緩やかな上昇
- 雇用統計での雇用者数大幅下方修正
財務長官は「9月に50ベーシスポイントの利下げ開始が可能」とし、「金利は150~175ベーシスポイント低下すべき」と具体的な数値に言及しました。
市場の利下げ予想
CMEフェドウォッチとは?
CMEフェドウォッチとは、先物市場の価格から算出される金利政策の予想確率を示すツールです。
ベッセント長官の発言を受け、9月16~17日のFOMC会合で25ベーシスポイント利下げの確率は99.9%まで上昇。市場は利下げ開始をほぼ確実視している状況です。
政治的圧力への懸念
トランプ大統領がパウエルFRB議長への「大規模な訴訟」検討を表明するなど、FRBへの政治的圧力も強まっています。
専門家からは以下の懸念が示されています
- 「FRBに対し政府からかなり大きな圧力」(スコシアバンク)
- 「権威主義国家を彷彿とさせる動き」(コメルツバンク)
通貨の動き
終盤取引では
- ユーロ/ドル:0.2%高の1.1698ドル
- 一時は7月28日以来の高値を記録
利下げ観測の高まりと政治的不透明感が、ドル安圧力を継続させています。
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