経済ニュース速報まとめ わかりやすい市場分析とは?
このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)を初心者にも分かりやすく要約しています
株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています
情報収集の時短にぜひ活用してください
初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします
当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです
昨日、何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います
金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています
X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします
目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介サイト
- 2 外為どっとコム タイアップ企画
- 3 今朝のニュースまとめ
- 4 エヌビディアの成長鈍化:AIブームに減速感
- 5 エヌビディアとは?
- 6 予想を下回る売上高見通し
- 7 米中摩擦の深刻な影響
- 8 事業別の明暗
- 9 NY連銀総裁が9月利下げ示唆:「ライブ」会合で金利変更の可能性
- 10 FOMCとは?
- 11 9月会合での政策変更に言及
- 12 利下げを支持する要因
- 13 労働市場の現状評価
- 14 中央銀行の独立性を強調
- 15 ベッセント財務長官がFRB理事の不正疑惑調査を要求:金融政策への影響懸念
- 16 FRBとは?
- 17 不正疑惑と解任騒動
- 18 信頼性への深刻な懸念
- 19 FRB理事会の構成変化
- 20 今後の展開
- 21 ドル、序盤の上昇を帳消し FRB独立性懸念と指標待ちで様子見姿勢
- 22 主要通貨の動向
- 23 市場が注目する重要指標
- 24 FRB独立性への懸念継続
- 25 9月利下げへの市場予想
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介サイト
外為どっとコム タイアップ企画

今朝のニュースまとめ
最新!【経済、金融ニュースまとめ】・海外記事まとめ
毎朝更新
『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』はこちら

※更新はAM8:00頃
エヌビディアの成長鈍化:AIブームに減速感
- AI半導体大手エヌビディアが8-10月期の売上高見通しを発表、期待を下回る
- AI投資の鈍化懸念が浮上、株価も一時下落
- 米中貿易摩擦が業績に深刻な影響を与えている
エヌビディアとは?
AI(人工知能)向け半導体の世界最大手企業で、データセンターやゲーム用のチップを製造しています。
予想を下回る売上高見通し
エヌビディアが発表した8-10月期の売上高見通しは約540億ドル(約8兆円)となりました。これはウォール街の予想平均と同水準でしたが、一部アナリストが期待していた600億ドル超には届きませんでした。
この発表を受けて同社株は時間外取引で約2%下落し、AI投資の持続可能性に対する懸念が高まっています。
米中摩擦の深刻な影響
同社が直面する最大の課題は米中間の貿易摩擦です
- 米国側:中国向けAIチップの輸出規制を実施
- 中国側:政府系機関での米国製技術使用を制限
- 結果:中国市場での売上回復が困難な状況
事業別の明暗
5-7月期の実績では以下のような結果となりました
- データセンター部門:411億ドル(予想をやや下回る)
- ゲーム関連:42億9,000万ドル(予想を上回る)
- 自動車向け:5億8,600万ドル(予想にわずかに届かず)
AI投資の鈍化と地政学的リスクにより、エヌビディアの成長ペースに変化の兆しが見られています。
NY連銀総裁が9月利下げ示唆:「ライブ」会合で金利変更の可能性
- ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁が9月のFOMC会合を「ライブ」と位置づけ
- 現行金利は「やや景気抑制的」で利下げの余地があると示唆
- 雇用と物価のリスクが均衡し、政策変更の条件が整いつつある
FOMCとは?
連邦公開市場委員会の略で、アメリカの金融政策(金利など)を決定する会議です。年8回開催され、経済への影響が大きい重要な会合。
9月会合での政策変更に言及
ウィリアムズ総裁は27日のCNBCインタビューで、9月のFOMC会合について「全ての会合が間違いなくライブだ」と発言しました。
「ライブ」な会合とは? 金利変更などの政策変更が実際に検討・実施される可能性が高い会合を指します。
利下げを支持する要因
現在の金利水準
ウィリアムズ氏は現行金利について「やや景気抑制的」と評価し、「利下げを実施しても、依然として景気抑制的な状態を維持できる」と述べました。
リスクバランスの変化
- 雇用面:パウエル議長が「雇用の下振れリスク増大」を指摘
- 物価面:インフレ率低下ペースは「かなりゆっくり」
- 総合判断:「リスクは一段と均衡してきている」
労働市場の現状評価
ウィリアムズ総裁による労働市場の分析:
- 失業率:低水準を維持
- 雇用動向:一部指標で緩やかな鈍化
- 賃金上昇:「堅調な労働市場」と整合的な水準
中央銀行の独立性を強調
クックFRB理事の件についてはコメントを控えつつ、「中央銀行の独立性は世界中で有益であることが証明されてきた」と述べ、政治からの独立の重要性を強調しました。
市場では9月の利下げ観測が一層強まっており、金融政策の転換点が近づいている可能性があります。
ベッセント財務長官がFRB理事の不正疑惑調査を要求:金融政策への影響懸念
- ベッセント財務長官がFRBクック理事の住宅ローン不正疑惑について内部調査を要求
- トランプ大統領がクック理事の即時解任を表明、法廷闘争に発展か
- FRB理事会の構成変化により金融政策への影響が注目される
FRBとは?
連邦準備制度理事会の略で、アメリカの中央銀行です。金利政策などを通じて経済の安定を図る重要な機関。
不正疑惑と解任騒動
ベッセント財務長官は27日のインタビューで、FRBクック理事の住宅ローン申請における不正疑惑について、パウエル議長に内部調査の実施を改めて要求しました。
トランプ大統領は25日にクック理事の即時解任を表明しましたが、クック氏の弁護士は訴訟を起こす方針を示しています。
信頼性への深刻な懸念
ベッセント氏は以下のように強調しました
- FRB当局者の責任:「住宅ローン詐欺を犯した者は金融規制当局の一員であるべきではない」
- 信頼関係の重要性:「米国民との関係は高度な信頼によるもの」
- 組織の問題:「FRBは責任を負わない組織だ」
FRB理事会の構成変化
現在のFRB理事会は7人で構成されており、トランプ氏が1期目に指名したウォラー理事とボウマン副議長が在籍しています。両氏は7月の政策決定で利下げを支持するなど、独立した判断を示しています。
今後の展開
パウエル議長の後任選びについてベッセント氏は、9月のレイバーデー以降に候補者面接を開始し、秋には新たな議長指名が明らかになると述べました。
また、2008年金融危機以降FRBが本来の使命から逸脱したとして、「金融政策への回帰」の必要性も強調しており、今後の金融政策運営に大きな変化が予想されます。
ドル、序盤の上昇を帳消し FRB独立性懸念と指標待ちで様子見姿勢
- ドルは対ユーロ・円で上昇維持も、取引序盤の上昇分をほぼ失う
- エヌビディア決算と29日のPCE指数発表を控え、市場は様子見姿勢
- FRBクック理事解任問題で中央銀行の独立性への懸念が継続
主要通貨の動向
ドル指数の動き
ドル指数は0.02%高の98.227で取引を終了しました。一時0.3%上昇していましたが、その後下げに転じる場面もありました。
ドル指数とは? 主要6通貨に対するドルの強さを示す指標で、ドルの総合的な値動きを測る重要な指標です。
個別通貨ペア
- ドル/円:ほぼ横ばいの147.445円
- ユーロ/ドル:0.09%安の1.1631ドル(8月6日以来の安値)
- 英ポンド/ドル:0.12%高の1.3496ドル
市場が注目する重要指標
ストーンエックスのマイケル・ボウトロス氏は以下の要因を指摘
- エヌビディア決算:AI関連株への影響
- PCE(個人消費支出)コア指数:29日発表予定
- 月末月初の資金フロー:新たなポジション構築は限定的
PCE指数とは? 個人消費支出物価指数の略で、FRBが重視するインフレ指標です。
FRB独立性への懸念継続
トランプ大統領によるクック理事解任を受け、市場では以下の懸念が浮上
- 中央銀行の独立性への疑問
- 政治的圧力による金融政策への影響
- 利下げ圧力に対する市場の警戒感
FXストリートのジョセフ・トレビィザーニ氏は「市場はトランプ大統領の利下げを望む発言を懸念している」と分析しました。
9月利下げへの市場予想
CMEフェドウォッチによると、短期金融市場は**9月のFOMCで25bp(0.25%)の利下げ実施確率を87.2%**と織り込んでいます。
ただし、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁は「今後の経済指標を見極める必要がある」として慎重な姿勢を示しており、市場は重要指標の発表を待つ展開が続いています。
最新!【経済、金融ニュースまとめ】・海外記事まとめ
毎朝更新
『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』はこちら

※更新はAM8:00頃
毎日経済ニュースを要約していますが、「もっとこんな情報があれば」「もっとシンプルに」「ここが見づらい」「わかりづらい」などのご意見をお待ちしています!
問い合わせからメール、X(Twitter)DMやリプなどからよろしくお願いします!