2025/8

経済ニュースまとめ 今朝のニュース 2025/8/28

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エヌビディアの成長鈍化:AIブームに減速感

  • AI半導体大手エヌビディアが8-10月期の売上高見通しを発表、期待を下回る
  • AI投資の鈍化懸念が浮上、株価も一時下落
  • 米中貿易摩擦が業績に深刻な影響を与えている

エヌビディアとは?

AI(人工知能)向け半導体の世界最大手企業で、データセンターやゲーム用のチップを製造しています。

予想を下回る売上高見通し

エヌビディアが発表した8-10月期の売上高見通しは約540億ドル(約8兆円)となりました。これはウォール街の予想平均と同水準でしたが、一部アナリストが期待していた600億ドル超には届きませんでした。

この発表を受けて同社株は時間外取引で約2%下落し、AI投資の持続可能性に対する懸念が高まっています。

米中摩擦の深刻な影響

同社が直面する最大の課題は米中間の貿易摩擦です

  • 米国側:中国向けAIチップの輸出規制を実施
  • 中国側:政府系機関での米国製技術使用を制限
  • 結果:中国市場での売上回復が困難な状況

事業別の明暗

5-7月期の実績では以下のような結果となりました

  • データセンター部門:411億ドル(予想をやや下回る)
  • ゲーム関連:42億9,000万ドル(予想を上回る)
  • 自動車向け:5億8,600万ドル(予想にわずかに届かず)

AI投資の鈍化と地政学的リスクにより、エヌビディアの成長ペースに変化の兆しが見られています。

NY連銀総裁が9月利下げ示唆:「ライブ」会合で金利変更の可能性

  • ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁が9月のFOMC会合を「ライブ」と位置づけ
  • 現行金利は「やや景気抑制的」で利下げの余地があると示唆
  • 雇用と物価のリスクが均衡し、政策変更の条件が整いつつある

FOMCとは?

連邦公開市場委員会の略で、アメリカの金融政策(金利など)を決定する会議です。年8回開催され、経済への影響が大きい重要な会合。

9月会合での政策変更に言及

ウィリアムズ総裁は27日のCNBCインタビューで、9月のFOMC会合について「全ての会合が間違いなくライブだ」と発言しました。

「ライブ」な会合とは? 金利変更などの政策変更が実際に検討・実施される可能性が高い会合を指します。

利下げを支持する要因

現在の金利水準

ウィリアムズ氏は現行金利について「やや景気抑制的」と評価し、「利下げを実施しても、依然として景気抑制的な状態を維持できる」と述べました。

リスクバランスの変化

  • 雇用面:パウエル議長が「雇用の下振れリスク増大」を指摘
  • 物価面:インフレ率低下ペースは「かなりゆっくり」
  • 総合判断:「リスクは一段と均衡してきている」

労働市場の現状評価

ウィリアムズ総裁による労働市場の分析:

  • 失業率:低水準を維持
  • 雇用動向:一部指標で緩やかな鈍化
  • 賃金上昇:「堅調な労働市場」と整合的な水準

中央銀行の独立性を強調

クックFRB理事の件についてはコメントを控えつつ、「中央銀行の独立性は世界中で有益であることが証明されてきた」と述べ、政治からの独立の重要性を強調しました。

市場では9月の利下げ観測が一層強まっており、金融政策の転換点が近づいている可能性があります。

ベッセント財務長官がFRB理事の不正疑惑調査を要求:金融政策への影響懸念

  • ベッセント財務長官がFRBクック理事の住宅ローン不正疑惑について内部調査を要求
  • トランプ大統領がクック理事の即時解任を表明、法廷闘争に発展か
  • FRB理事会の構成変化により金融政策への影響が注目される

FRBとは?

連邦準備制度理事会の略で、アメリカの中央銀行です。金利政策などを通じて経済の安定を図る重要な機関。

不正疑惑と解任騒動

ベッセント財務長官は27日のインタビューで、FRBクック理事の住宅ローン申請における不正疑惑について、パウエル議長に内部調査の実施を改めて要求しました。

トランプ大統領は25日にクック理事の即時解任を表明しましたが、クック氏の弁護士は訴訟を起こす方針を示しています。

信頼性への深刻な懸念

ベッセント氏は以下のように強調しました

  • FRB当局者の責任:「住宅ローン詐欺を犯した者は金融規制当局の一員であるべきではない」
  • 信頼関係の重要性:「米国民との関係は高度な信頼によるもの」
  • 組織の問題:「FRBは責任を負わない組織だ」

FRB理事会の構成変化

現在のFRB理事会は7人で構成されており、トランプ氏が1期目に指名したウォラー理事とボウマン副議長が在籍しています。両氏は7月の政策決定で利下げを支持するなど、独立した判断を示しています。

今後の展開

パウエル議長の後任選びについてベッセント氏は、9月のレイバーデー以降に候補者面接を開始し、秋には新たな議長指名が明らかになると述べました。

また、2008年金融危機以降FRBが本来の使命から逸脱したとして、「金融政策への回帰」の必要性も強調しており、今後の金融政策運営に大きな変化が予想されます。

ドル、序盤の上昇を帳消し FRB独立性懸念と指標待ちで様子見姿勢

  • ドルは対ユーロ・円で上昇維持も、取引序盤の上昇分をほぼ失う
  • エヌビディア決算と29日のPCE指数発表を控え、市場は様子見姿勢
  • FRBクック理事解任問題で中央銀行の独立性への懸念が継続

主要通貨の動向

ドル指数の動き

ドル指数は0.02%高の98.227で取引を終了しました。一時0.3%上昇していましたが、その後下げに転じる場面もありました。

ドル指数とは? 主要6通貨に対するドルの強さを示す指標で、ドルの総合的な値動きを測る重要な指標です。

個別通貨ペア

  • ドル/円:ほぼ横ばいの147.445円
  • ユーロ/ドル:0.09%安の1.1631ドル(8月6日以来の安値)
  • 英ポンド/ドル:0.12%高の1.3496ドル

市場が注目する重要指標

ストーンエックスのマイケル・ボウトロス氏は以下の要因を指摘

  • エヌビディア決算:AI関連株への影響
  • PCE(個人消費支出)コア指数:29日発表予定
  • 月末月初の資金フロー:新たなポジション構築は限定的

PCE指数とは? 個人消費支出物価指数の略で、FRBが重視するインフレ指標です。

FRB独立性への懸念継続

トランプ大統領によるクック理事解任を受け、市場では以下の懸念が浮上

  • 中央銀行の独立性への疑問
  • 政治的圧力による金融政策への影響
  • 利下げ圧力に対する市場の警戒感

FXストリートのジョセフ・トレビィザーニ氏は「市場はトランプ大統領の利下げを望む発言を懸念している」と分析しました。

9月利下げへの市場予想

CMEフェドウォッチによると、短期金融市場は**9月のFOMCで25bp(0.25%)の利下げ実施確率を87.2%**と織り込んでいます。

ただし、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁は「今後の経済指標を見極める必要がある」として慎重な姿勢を示しており、市場は重要指標の発表を待つ展開が続いています。

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