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目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介サイト
- 2 今朝のニュースまとめ
- 3 米株短期調整への警戒強まる―大手投資銀行が最大15%下落を予想
- 4 調整要因と市場の警戒サイン
- 5 MUFG社長が日銀9月利上げの可能性を示唆―物価高と関税合意が後押し
- 6 日銀早期利上げの環境が整う
- 7 純利益2兆円計画は変更なし
- 8 ROE12%達成に向けた成長戦略
- 9 ドル反発も米経済減速懸念で先行き不透明―雇用統計悪化と政策混乱が重荷
- 10 ドル反発も回復の持続性に疑問
- 11 雇用統計悪化と政策混乱が重荷
- 12 金融政策の見通しと通貨への影響
- 13 米株反発、主要3指数が1%超上昇―雇用統計悪化で9月利下げ観測高まる
- 14 押し目買いで株式市場が急反発
- 15 9月利下げ観測が株価を押し上げ
- 16 堅調な企業業績が相場を下支え
- 17 今後の市場見通し
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※更新はAM8:00頃
米株短期調整への警戒強まる―大手投資銀行が最大15%下落を予想
- 大手投資銀行が米国株の短期的な調整局面を警告
- 7~9月に最大10~15%の下落を予想
- 長期的には強気相場継続で、下落時は買いの好機との見方も
主要投資銀行が株価下落を予想
ウォール街の主要ストラテジストが米国株の短期調整に警鐘を鳴らしています。モルガン・スタンレー、ドイツ銀行、エバコアISIは、S&P500種株価指数が今後数週間から数カ月で下落する可能性が高いと分析しました。
具体的な予想は以下の通りです
- モルガン・スタンレー:7~9月に最大10%下落
- エバコアISI:最大15%下落
- ドイツ銀行:小幅な調整の可能性
RSIとは?
相対力指数(RSI)は株価の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する指標で、70を超えると買われ過ぎとされます。
調整要因と市場の警戒サイン
経済指標の悪化
インフレ率上昇に加え、雇用の伸びや個人消費が鈍化しており、米経済への懸念が高まっています。
割高感の高まり
S&P500のRSIが76を超え、2024年7月以来の高水準に達しました。また、8月と9月は過去30年間で平均0.7%下落する傾向があります。
長期的には強気相場継続
一方で、専門家は長期的な強気相場は継続するとの見方を示しています。エバコアは特にAI関連企業への投資継続を推奨し、モルガン・スタンレーは来年の堅調な企業業績を理由に「下落時は買い」を提言しています。
MUFG社長が日銀9月利上げの可能性を示唆―物価高と関税合意が後押し
- MUFG社長が日銀の9月~10月利上げの可能性を明言
- 物価上昇と賃上げ継続、日米関税合意により環境が整う
- 純利益2兆円計画を維持、ROE12%目標に向けた成長戦略を発表
日銀早期利上げの環境が整う
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の亀澤宏規社長は1日、日本銀行が9月または10月の金融政策決定会合で追加利上げを決める可能性が「十分にある」との見解を示しました。主要金融機関トップが早期利上げの可能性を公に明言するのは異例です。
利上げを後押しする要因
- 強い物価上昇:インフレが加速し、値上げ品目が大幅増加
- 賃上げ継続:人手不足により賃上げペースが維持される見通し
- 日米関税合意:米国の関税率が当初の25%から15%に軽減
ROEとは?
自己資本利益率(ROE)は企業の収益性を示す指標で、投資家が重視する数値です。
純利益2兆円計画は変更なし
MUFGは今期の連結純利益が初めて2兆円を突破する計画を維持しています。4~6月期の純利益は5,461億円となり、年間目標に対して順調な進捗を見せました。
政策金利が0.25%上昇すると年間約1,000億円のプラス効果があるため、早期利上げが実現すれば業績のさらなる上振れが期待されます。
ROE12%達成に向けた成長戦略
現在10.8%のROEを12%まで引き上げる目標に向け、以下の戦略を展開します:
投資銀行業務の強化
- 証券化ビジネスの拡大
- データセンター向け大口プロジェクトファイナンスでのリスク拡大
インドでのM&A検討
高い経済成長率を背景に、個人向けサービスとデジタル分野でのノンバンク買収を検討。商業銀行への外資規制が厳しいため、ノンバンクに注力する方針です。
M&Aとは? 企業の合併・買収のことで、成長戦略の一環として他社を取得することです。
ドル反発も米経済減速懸念で先行き不透明―雇用統計悪化と政策混乱が重荷
- ドルが主要通貨に対して上昇するも、米経済減速懸念で持続性に疑問
- 7月雇用統計悪化を受けトランプ政権が労働統計局長を解任
- ゴールドマンは3会合連続利下げを予想、ドル安進行の見方を示す
ドル反発も回復の持続性に疑問
ニューヨーク外為市場でドルが主要通貨に対して上昇しました。ドル/円は0.3%高の146.945円、主要通貨に対するドル指数は0.1%高の98.77となっています。
しかし、専門家は回復の持続性に懐疑的な見方を示しています。米政権の政策不透明性と米経済の「ほころび」が懸念材料となっているためです。
ドル指数とは?
主要6通貨に対するドルの総合的な強さを示す指標で、ドルの全体的な動向を把握する際に使われます。
雇用統計悪化と政策混乱が重荷
政治的混乱の影響
7月の米雇用統計が予想を下回ったことを受け、トランプ大統領は以下の措置を実施
- 労働省労働統計局(BLS)局長の解任
- FRB理事の早期退任発表
マネックスUSAの専門家は「米国の産業は全体的に減速している」と分析し、楽観論の広がりに疑問を呈しています。
金融政策の見通しと通貨への影響
FRB利下げ予想
ゴールドマン・サックスのチーフエコノミストは、米経済が「ほぼ停滞状態」にあると指摘。9月から3会合連続で0.25ポイントの利下げを予想しています。
円高進行の背景
円相場は対ドルで続伸し、一時146円87銭まで上昇しました。これは日米金利差縮小を意識したドル売り・円買いの流れによるものです。
ECBとは?
欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の金融政策を決定する機関で、FRBのヨーロッパ版にあたります。
ゴールドマンはユーロ圏の成長見通しを引き上げ、ECBの追加利下げはないと判断。「金利差縮小でドル安がさらに進む」との見方を示しています。
米株反発、主要3指数が1%超上昇―雇用統計悪化で9月利下げ観測高まる
- 主要株価3指数が5月27日以来の大幅上昇、いずれも1%超の反発
- 雇用統計悪化で9月利下げ確率が84%まで上昇
- 企業業績は予想を大幅上回り、S&P500構成企業の利益は9.1%増の見通し
押し目買いで株式市場が急反発
4日の米株式市場では主要3指数が大幅に上昇しました
- S&P500:1.47%高の6,329.94
- ダウ平均:1.34%高の44,173.64
- ナスダック:1.95%高の21,053.58
前週末の雇用統計悪化による急落の反動で、割安となった銘柄に押し目買いが殺到しました。S&P500構成銘柄の約85%が上昇して取引を終えています。
9月利下げ観測が株価を押し上げ
雇用統計悪化が追い風に
7月の雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想以上に鈍化したことを受け、FRBの早期利下げ観測が急激に高まりました。
CMEのフェドウォッチによると、9月の利下げ確率は現在約84%となっています。市場は年末までに少なくとも2回の0.25%利下げを予想しています。
堅調な企業業績が相場を下支え
予想を大幅上回る業績
ブルームバーグ・インテリジェンスの集計では、S&P500構成企業の利益は前年同期比9.1%増となる見通しです。これはアナリスト予想の2.8%増を大きく上回る数字となっています。
注目銘柄の動き
- テスラ:2.2%上昇(マスクCEOに290億ドル相当の株式付与承認)
- スポティファイ:5%上昇(プレミアム料金値上げ発表)
- ジョビー・アビエーション:18.8%急伸(ブレード・エア買収発表)
今後の市場見通し
専門家は秋にかけて強気相場が継続するとの見方を示しています。利下げの可能性と堅調な企業業績が年末に向けた株価上昇を支えると予想されています。
ただし、景気減速の兆候が市場にネガティブ材料として捉えられるか、早期利下げを促す要因と見なされるかが今後の注目ポイントとなりそうです。
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