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目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介サイト
- 2 外為どっとコム タイアップ企画
- 3 今朝のニュースまとめ
- 4 8月米生産者物価指数が予想に反して低下、企業が関税コストを吸収
- 5 PPIとは?
- 6 市場予想を下回る結果
- 7 企業が価格転嫁を控える理由
- 8 今後の展望
- 9 日銀の追加利上げ、年内実施を6割のエコノミストが予想-10月が最有力
- 10 ビハインド・ザ・カーブとは?
- 11 エコノミスト調査の結果
- 12 利上げを後押しする要因
- 13 利上げを阻む懸念材料
- 14 今後の展望
- 15 米PPI低下でドル軟調、FRBの9月利下げ観測が強まる
- 16 PPIとは?
- 17 予想外のPPI下落
- 18 利下げ観測の高まり
- 19 為替市場への影響
- 20 その他の注目材料
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今朝のニュースまとめ
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※更新はAM8:00頃
8月米生産者物価指数が予想に反して低下、企業が関税コストを吸収
- 8月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想と逆に0.1%低下
- 関税によるコスト増があっても企業が値上げを控える傾向
- 利下げの論拠が強まり、金融政策に影響を与える可能性
PPIとは?
生産者物価指数(PPI)とは、企業が商品やサービスを出荷する際の価格変動を示す指標です。消費者物価より先行して動くため、将来のインフレ動向を予測する重要な指標として注目されています。
市場予想を下回る結果
8月のPPIは前月比0.1%低下となり、エコノミストが予想していた0.3%上昇を大きく下回りました。これは4か月ぶりのマイナスです。前年同月比でも2.6%上昇にとどまり、予想の3.3%を下回っています。
企業が価格転嫁を控える理由
関税コストの内部吸収
トランプ政権の関税政策によりコストが増加しているにもかかわらず、多くの企業が値上げを控えています。これは経済の不確実性が高まる中で、急激な値上げが顧客離れにつながることを企業が警戒しているためです。
利益率の大幅低下
卸売業者と小売業者の利益率は1.7%低下し、2009年以降最大の下落率を記録しました。企業が関税コストを自社で吸収している実態が浮き彫りになっています。
今後の展望
専門家は「企業は今後、選択的に値上げを始めざるを得ない」と分析しています。関税コストをどの程度消費者に転嫁するかが、年内の金利政策を左右する重要な要素となりそうです。
日銀の追加利上げ、年内実施を6割のエコノミストが予想-10月が最有力
- エコノミストの約6割が日銀の年内利上げを予想
- 最有力は10月の金融政策決定会合で約4割が支持
- 米関税政策の不確実性低下とインフレ圧力が利上げ要因
- 国内政治の混乱が利上げの障害となる可能性も
ビハインド・ザ・カーブとは?
ビハインド・ザ・カーブとは、中央銀行の金融政策が経済情勢の変化に対して後手に回っている状態を指します。インフレが進行しているのに利上げが遅れることで、後により大幅な政策変更が必要になるリスクがあります。
エコノミスト調査の結果
ブルームバーグが実施したエコノミスト50人への調査では、年内利上げ予想が前回の53%から58%に増加しました。時期別では以下の通りです
- 10月会合: 36%(前回42%から減少も最多)
- 12月会合: 22%(前回11%から大幅増加)
- 来年1月まで: 88%が利上げを予想
利上げを後押しする要因
順調な実体経済とインフレ圧力
- 実質賃金が7か月ぶりにプラス転換
- 春闘での高水準賃上げが反映
- 賃金上昇基調の継続
米関税政策の不確実性低下
トランプ大統領が日米合意履行の大統領令に署名したことで、関税を巡る不確実性が軽減されています。
利上げを阻む懸念材料
国内政治の混乱
石破首相の退陣表明により、10月4日の自民党総裁選まで政治情勢が不透明な状況が続きます。衆参ともに少数与党下での政権運営の困難も予想されています。
米経済への警戒感
米雇用統計の下振れやFOMCでの利下げ見通しを受け、「日銀利上げの喫緊性は高まりづらい」との見方も示されています。
今後の展望
日銀関係者によると、政治情勢の混乱があっても経済・物価情勢は想定通りに推移しており、年内利上げの可能性は排除していません。ただし、米経済動向への警戒感は強まっているため、慎重な判断が求められそうです。
米PPI低下でドル軟調、FRBの9月利下げ観測が強まる
- 8月米卸売物価指数(PPI)が予想外の0.1%下落
- FRBの来週利下げ確率が90%に上昇
- ドルが主要通貨に対して下落、円は147円台で推移
- 地政学リスクも為替相場に影響
PPIとは?
卸売物価指数(PPI)とは、企業が商品やサービスを出荷する際の価格変動を測る指標です。消費者物価指数より先行して動くため、将来のインフレ動向を予測する重要な経済指標として注目されています。
予想外のPPI下落
8月の米PPIは前月比0.1%下落となり、市場予想を大幅に下回りました。前年比でも2.6%上昇にとどまり、インフレ圧力の鈍化が鮮明になっています。
利下げ観測の高まり
FOMC会合の利下げ確率
CMEのフェドウォッチによる市場の織り込み状況
- 0.25%ポイント利下げ: 90%
- 0.5%ポイント利下げ: 10%
専門家の見解
コーペイのカール・シャモッタ氏は「0.25%ポイント利下げが最も現実的なベースシナリオ」と述べています。経済は減速しているものの崩壊の兆候はなく、今後加速する可能性もあると分析しています。
為替市場への影響
PPIの低調な結果を受けて
- ドル/円: 147.31円(小幅安)
- ユーロ/ドル: 1.1706ドル(横ばい)
- ドル指数: 97.74(小幅安)
米国債利回りの低下によりドル売りが優勢となり、対円では一時147円13銭まで下落する場面もありました。
その他の注目材料
今後の重要指標
市場の関心は11日発表予定の米消費者物価指数(CPI)にシフトしています。
地政学リスク
ポーランドがロシアのドローンを撃墜する事件が発生し、地政学的緊張が相場に影を落としています。欧州当局者は意図的な領空侵犯との見方を示しており、情勢のエスカレーションが懸念されています。
シティグループのエコノミストは「FRBが9月に25ベーシスポイントの利下げを思いとどまらせる要素は見当たらない」との見解を示しており、利下げ実施の可能性が高まっています。
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