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米国のインフレ率は予想通り – FOMCの利下げ期待が継続
- 8月の米国コア消費者物価指数が予想通り上昇、利下げ期待は維持
- 住居費やサービス価格の上昇でインフレ長期化の可能性
- 来週のFOMCでの政策金利引き下げに市場の注目集まる
CPIとは?
CPI(Consumer Price Index) とは、消費者が日常的に購入する商品やサービスの価格変動を示す指標で、インフレの動向を測る重要な経済指標です。
8月CPI結果の詳細
米労働省が11日発表した8月の消費者物価指数は、以下のような結果となりました:
コアCPI(食品・エネルギー除く)
- 前月比:0.3%上昇(予想通り)
- 前年同月比:3.1%上昇(予想通り)
総合CPI
- 前月比:0.4%上昇(予想0.3%を上回る)
- 前年同月比:2.9%上昇(予想通り)
今後の金融政策への影響
BMOキャピタル・マーケッツのエコノミストは「金融緩和再開を思いとどまらせる材料はない」と分析。しかし、住居費が今年最大の0.4%上昇するなど、インフレの長期化を示すデータも見られます。
市場では来週16-17日のFOMCでの利下げに加え、年内あと2回の利下げを見込んでいます。
FOMCとは?
FOMC(Federal Open Market Committee) とは、米国の金融政策を決定する連邦準備制度理事会の委員会で、政策金利の引き上げや引き下げを決定します。
統計発表後、株式市場は堅調に推移し、米国債相場も上昇しました。
米新規失業保険申請件数が4年ぶり高水準、雇用市場の悪化懸念
- 新規失業保険申請件数が26万3,000件と4年ぶりの高水準を記録
- テキサス州での大幅増加が全体を押し上げ、レイオフ拡大の兆候
- 来週のFOMC前の重要データとして利下げ判断に影響か
新規失業保険申請件数とは?
新規失業保険申請件数 とは、失業により新たに失業保険の給付を申請した人数を示す指標で、雇用情勢の変化をタイムリーに把握できる重要な経済指標です。
統計の詳細データ
9月6日終了週の新規失業保険申請件数は以下の通りです
新規申請件数
- 実績:26万3,000件(前週比2万7,000件増)
- 予想:23万5,000件を大幅に上回る
- 2021年10月以来、約4年ぶりの高水準
継続受給者数
- 実績:193万9,000人(横ばい)
- 予想:195万人を下回る
地域別の動向
申請件数の増加は地域的な偏りが見られました:
- テキサス州:1万5,304件の大幅増(最大の押し上げ要因)
- ミシガン州:2,980件増
- その他の州:大半で申請件数が減少
今後への影響
4週移動平均は24万500件と6月以来の高水準となり、労働市場の軟化傾向が鮮明になっています。
ブルームバーグ・エコノミクスの専門家は「主にテキサス州による増加だが、労働市場の弱さが増す中で注意が必要」と分析しました。
米経済指標を受け、ドル下落 – FRBの利下げ観測強まる
- 失業保険申請件数4年ぶり高水準でドルが主要通貨に対し下落
- 8月CPI上昇も雇用懸念が上回り、利下げ観測91%まで上昇
- ECB金利据え置きでユーロ上昇、円も対ドルで一時買われる
米経済指標の結果
労働省が発表した主要指標は以下の通りです
8月消費者物価指数(CPI)
- 前年比:2.9%上昇(前月2.7%から加速)
- 1月以来の大幅な伸び
新規失業保険申請件数
- 26万3,000件(前週比2万7,000件増)
- 2021年10月以来約4年ぶりの高水準
FRBの二重の責務とは?
FRBの二重の責務 とは、連邦準備制度理事会が担う「物価の安定」と「最大雇用の達成」という2つの政策目標のことです。
市場の反応と利下げ観測
専門家は「久しぶりにCPIの発表当日に別の指標が主役になった」と分析。雇用悪化への懸念がインフレ上昇を上回る材料となりました。
利下げ確率(CMEフェドウオッチ)
- 0.25%ポイント利下げ:91%
- 0.50%ポイント利下げ:9%
為替市場の動き
失業保険申請件数の急増を受け、ドル売りが優勢となりました
- ドル/円:0.3%安の147.09円
- ユーロ/ドル:0.4%高の1.1738ドル
- ドル指数:0.3%安の97.51
ECBとは?
ECB(European Central Bank) とは、欧州中央銀行のことで、ユーロ圏の金融政策を決定する中央銀行です。
円は一時1ドル=148円17銭まで下落したものの、その後買いが入り146円99銭まで上昇。ECBが金利据え置きを決定したことで追加利下げ観測が後退し、ユーロも上昇しました。
TDセキュリティーズの専門家は「CPIが上振れせず、失業保険申請件数が増加したため、強含んでいたドルは反転した」と分析しています。
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