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目次
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米株週間で下落もインフレ鈍化で利下げ期待上昇、小型株は堅調に推移
- 週間では昨年11月以来の下落幅となったが、CPI鈍化で市場に安堵感
- 大型テック株が軟調な一方、小型株や公益・不動産セクターは上昇
- FRBによる年内利下げ観測が継続し、相場の下支え要因
米国市場の動向とインフレ指標の結果
米国株式市場は、週間ベースで昨年11月以来の大幅な下落を記録。
S&P500種株価指数はほぼ横ばいで終了したものの、ナスダック総合指数は小幅に下落しています。
市場の注目を集めた1月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇となり、市場予想を下回りました。
インフレ圧力が着実に和らいでいることが確認され、投資家の懸念は後退しています。
セクター別の動きと専門家の見方
AI(人工知能)を巡る懸念などが重荷となり、NVIDIAやAppleといった大型ハイテク株は売り優勢の展開。
一方で、小型株で構成されるラッセル2000指数は上昇し、公益事業や不動産セクターも買われています。
専門家は、経済成長を維持しながらインフレが落ち着く「ゴルディロックス」相場への期待を示しました。
FRBによる6月の利下げ確率も50%を超え、金融緩和への道筋が見え始めています。なお、16日はプレジデンツデーのため米国市場は休場となります。
経済用語の解説
CPIとは? 消費者物価指数のこと。消費者が購入するモノやサービスの価格変動を測定した統計で、インフレの動向を判断する重要な指標です。
ゴルディロックスとは? 景気が過熱もしなければ冷え込みもしない、「適温」の状態のこと。株式市場にとって理想的な環境とされています。
円、週間で大幅上昇も足元は様子見ムード、ドルは狭いレンジで推移
- ドル円は152円台後半の狭い範囲で推移し、方向感を欠く展開
- 週間ベースでは円が対ドルで約2.9%上昇し、安全資産が買われる
- 専門家は市場の利下げ期待が行き過ぎている可能性を指摘
週間で円高が進むも足元は横ばい
外国為替市場では、ドル円相場が明確な方向性を見出せず、狭い範囲での動きに終始しました。
1ドル=153円台前半から152円台後半を行き来し、最終的には152円65銭近辺で取引を終えています。
しかし、1週間全体を通してみるとドル売り・円買いの傾向が強く表れました。特に日本円やスイス・フランといった通貨が選好され、円は対ドルで約2.9%もの上昇を記録しています。
専門家は利下げ期待の反動を警戒
今後の動向について、市場の関心はアメリカの金融政策に集まっています。
ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの専門家は、最近の物価指標について「中立的な内容だった」と分析。
一方で、投資家たちが年内の利下げを過度に期待している点に警鐘を鳴らしています。
もしこの見通しが修正されれば、再びドルが買われる要因になり得るため、今後の相場変動には注意が必要です。
経済用語の解説
安全資産とは? 経済が不安定な時でも価値が下がりにくいとされる資産のこと。通貨では日本円やスイス・フラン、商品では金(ゴールド)などが該当します。
レンジで推移とは? 為替レートや株価が、一定の価格帯(範囲)の中で上がったり下がったりを繰り返す状態のこと。「ボックス相場」とも呼ばれます。
原油は週間で下落も金は大幅反発、米イラン情勢と利下げ観測
- 原油はOPECプラスの増産観測などが重荷となり週間で下落
- 金相場は米利下げ期待と安値拾いの買いが入り大幅に反発
- 来週は中国の春節入りにより、過熱していた貴金属相場は一服する可能性
原油は供給増の観測で上値重く、地政学リスクも意識
原油相場は、週間ベースで今年に入って初めて2週連続の下落となりました。
主な要因は、OPECプラスによる供給拡大の見通しが相場の重しとなっていることです。
また、トランプ米大統領がイランとの核協議に関連して空母派遣に言及するなど、中東情勢の緊張感も市場の不透明感を強めています。
祝日を控えて取引参加者が少なく、価格変動が大きくなりやすい状況でもありました。
OPECプラスの動向と中東情勢が焦点
産油国側は4月からの供給拡大を視野に入れていますが、正式な決定には至っていません。市場は供給過剰への懸念と、地政学リスクによる供給不安の間で揺れ動いています。
金相場は急反発、インフレ鈍化による利下げ期待が支え
金(ゴールド)市場は大きく反発。
米国のインフレ率鈍化を受けて利下げ観測が高まり、金利がつかない金にとっては追い風となっています。
前日の急落を好機と捉えた投資家による買いも相場を押し上げました。スポット価格は1オンス=5,000ドル台を回復しています。
中国の春節入りで相場は一時的な落ち着きも
来週は金の主要な買い手である中国が春節(旧正月)で休場となります。これまで相場を牽引してきた中国需要が一時的に止まるため、市場は落ち着いた動きになると予想されます。
経済用語の解説
OPECプラスとは? サウジアラビアなどの石油輸出国機構(OPEC)加盟国と、ロシアなどの非加盟産油国で構成される枠組みのこと。世界の原油価格に大きな影響力を持ちます。
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