2026

経済ニュースまとめ 今朝のニュース 2026/2/6

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米国株が大幅下落、AI投資への不安と雇用悪化

ポイント

  • 米主要3指数がそろって下落し、ハイテク株や暗号資産が売られた
  • 巨大IT企業のAI設備投資が巨額すぎると懸念
  • 求人減や解雇増など雇用指標の悪化が、景気の先行き不安を招いた

米国市場で株価が急落、ハイテク株を中心に売りが加速

5日の米金融市場では、ダウ工業株30種平均など主要3指数がそろって下落。

特にナスダック総合指数は昨年11月以来の安値水準に沈んでいます。 これまで市場をけん引してきたハイテク株や、ビットコインなどの暗号資産も値を下げる展開となりました。

株価下落の背景にある2つの要因

1. AI投資に対する警戒感

Alphabet(Google)やMicrosoft、Amazonなどが、AI分野へ巨額の設備投資を行う計画を発表。

投資額は膨大ですが、すぐに利益へつながるかは不透明。

投資家は「コストがかかりすぎるのではないか」と不安を抱き、株を手放す動きにつながっています。 また、Anthropicが発表した高性能な新AIモデルが、既存のソフトウェア企業の脅威になるとの見方も売りを誘発しました。

2. 労働市場の悪化

発表された雇用データは、市場の予想よりも弱い内容でした。

求人件数が減少し、人員削減の数は2009年以来の高水準となっています。 労働市場の弱さは景気後退のシグナルとも捉えられるため、投資家心理を冷え込ませる大きな要因です。

経済用語の解説

グロース株とは? 将来的な高い成長が見込まれる企業の株式のこと。GoogleやAmazonなどのIT企業が代表的です。借入金などの影響を受けやすく、金利上昇や景気不安に弱い傾向があります。

VIX指数とは? 投資家が将来の相場変動をどう予測しているかを示す指標。「恐怖指数」とも呼ばれ、数値が高いほど市場が先行きに不安を感じていることを意味します。

 

リスク回避でドル高、ポンド下落とビットコイン急落

  • 株式や暗号資産の急落を受け、安全資産であるドルが買われた
  • 英中銀の決定が予想よりハト派的だったため、ポンドが売られた
  • 米雇用指標は悪化しており、景気の先行きには不透明感が残る

不安定な市場環境で「有事のドル買い」が加速

外国為替市場では、主要通貨に対してドルが上昇。

株式市場でのボラティリティー(価格変動)の高まりや、暗号資産(仮想通貨)の大幅な下落を受け、投資家がリスクを避けようとする動きを強めた。

比較的安全な資産とされるドルへ資金がシフトし、ドル指数は約2週間ぶりの高水準を記録しました。

一方で、ドルの上値を抑える要因も。 同日に発表されたJOLTS(雇用動態調査)などのデータは、米国の労働市場が弱まりつつあることを示しました。 経済の先行き不安から、ドルの上昇幅は限定的なものにとどまっています。

各国通貨と暗号資産の動き

利下げ期待でポンドが下落

英ポンドは対ドルで下落。

イングランド銀行(英中央銀行)は政策金利を3.75%に据え置きましたが、決定は5対4という僅差。

利下げを支持する声が予想以上に多かったため、市場では「3月にも利下げが行われるのではないか」との観測が再浮上し、売りにつながっています。

ユーロと円の動向

ユーロも対ドルで軟調に推移しました。欧州中央銀行(ECB)は5会合連続での金利据え置きを決定しています。 円相場は1ドル=157円台前半で推移し、売り買いが交錯する展開。

ビットコインは大幅安

暗号資産市場ではビットコインが急落し、10%を超える下落幅を記録しました。リスク資産からの資金流出が鮮明になっています。

経済用語の解説

リスク回避(リスクオフ)とは? 市場の先行きに不安があるとき、投資家が株式などの価格変動が大きい資産(リスク資産)を売り、現金や国債など安全性の高い資産へ資金を移すこと。「有事のドル買い」もこの一種です。

JOLTS(求人動態調査)とは? 米労働省が毎月発表する統計で、求人件数や採用数、離職数などを示したもの。雇用の需要側(企業側)の動きを把握する重要な指標として注目されます。

 

原油反落、米・イラン協議で供給不安後退 金銀は下落続く

  • イランと米国の協議開催が決まり、原油の供給不安が和らいだ
  • 米国の景気減速懸念も、原油需要の減少予測につながり価格を押し下げた
  • 金と銀は続落し、特に銀は投機的な動きの反動で大幅安となった

原油は3日ぶり反落、中東情勢と景気不安が影響

ニューヨーク原油先物相場(WTI)は3日ぶりに反落し、1バレル=63.29ドルで取引を終えました。 主な要因は、イランが米国との核協議を6日にオマーンで行うと確認したことです。市場では軍事衝突による供給停止のリスクが遠のいたと受け止められ、売りが優勢となりました。

景気減速による需要鈍化も価格を下押し

地政学的な要因に加え、経済指標の悪化も相場の重荷です。

米国企業による人員削減の増加など、景気減速を示唆するデータが出たため、エネルギー需要が落ち込むとの懸念が再燃。

シェルのCEOは現状について「供給過剰ではあるが、不確実性による上乗せ価格(プレミアム)がついている状態だ」と指摘しました。

貴金属市場も軟調、銀は一時18%の大幅安

金と銀の相場も下落が続いています。

特に銀はアジア時間帯に急落し、一時18%安の1オンス=73ドルを割り込みました。 金も約2.1%下落し、歴史的な高騰局面からの調整色が強まっています。

中国からの投機資金などが価格乱高下の要因に

専門家は、中国における投機的な資金流入が市場を混乱させていると分析。

実需に基づかない激しい値動きが起きており、これまでの急激な上昇に対する反動が大きく出ている状況です。底値が見えない展開に、投資家の警戒感が続いています。

経済用語の解説

リスクプレミアムとは? 投資や取引において、リスクの高さに応じて上乗せされる価格や利益のこと。原油市場では、戦争などで供給が止まる恐れがある際に、その不安分が価格に上乗せされることを指します。

ボラティリティーとは? 価格変動の度合いのこと。この値が大きいほど、価格の振れ幅が大きく、リスクが高い状態であることを意味します。

 

 

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