経済ニュース速報まとめ
わかりやすい「AI市場分析」とは?
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目次
株式市場(総合ニュース)
米株式市場、大型ハイテク銘柄に支えられ上昇
主要指数の動き
2024年1月10日の米株式市場は、主に大型ハイテック株の動きが支えとなり上昇しました。
S&P 500種株価指数は0.57%上昇の4783.45、ダウ工業株30種平均は0.45%上昇の37695.73、ナスダック総合指数は0.75%上昇の14969.65となりました。
金融政策の影響
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、インフレ率を目標に戻すための金融政策が十分に引き締まっていると指摘しましたが、利下げにはさらなるインフレの鈍化の証拠が必要だと述べています。
企業決算への期待
今週後半には、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴなどの銀行の四半期決算が発表されます。
これらの決算は、資金調達コストの上昇や純金利マージン(NIM)の圧迫などが注目される可能性があります。
個別銘柄の動向
大型ハイテク銘柄の中では、メタ・プラットフォームズが3.65%上昇し、S&P通信サービス指数をけん引しました。
エヌビディアは上場来高値を更新し、2.28%の上昇で取引を終えました。
市場の注目点
市場の関心は、11日と12日にそれぞれ発表される米消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)に移っています。
これらの統計は、金融政策の今後の方向性に影響を与える可能性があります。
米SEC、ビットコインETFを初承認
概要
米国証券取引委員会(SEC)は、ビットコインに連動する上場投資信託(ETF)11本の申請を承認しました。
ブラックロック、21シェアーズ、フィデリティ、インベスコ、VanEckなどが申請したこれらのETFは、一部が翌日から取引開始の見込みです。
これにより、投資家はビットコインを直接保有せずに投資可能に。
ビットコイン価格への影響
スタンダード・チャータードのアナリストは、これらのETFが2024年内に500億から1000億ドルの資金を集め、ビットコイン価格を10万ドルに押し上げる可能性を指摘。
また、別の分析では、今後5年で約550億ドルが流入すると予測されています。
業界の反応
ローゼンブラット証券のアンドリュー・ボンド氏は、「ビットコインが資産クラスとして制度化されることは大きなプラス」と評価。
ETF承認はビットコインの正当性を高めると述べました。ビットコイン価格はETF承認期待で数ヶ月で70%以上上昇しています。
SECのビットコインETFに対する姿勢
SECは過去10年間、ビットコインETFを拒否してきましたが、昨年の連邦控訴裁判所の判決後、承認へと動きました。
SECのゲンスラー委員長は、今回の承認が判決を踏まえたものであることを明らかにしました。
債券市場 金利市場
米国債相場:利回りの動向と市場の反応
米国債利回りの概況
米国債の市場は動きが活発で、10年債利回りは4%台に上昇しました。
午前中は比較的静かな動きでしたが、午後には下落に転じました。
これは、CPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)、30年債の入札などのイベントリスクに対する市場の反応によるものです。
利回りの詳細
- 30年債利回りは4.21%で、前営業日比0.52%の上昇。
- 10年債利回りは4.03%で、0.42%上昇。
- 2年債利回りは4.36%で、0.09%の微減。
10年債入札の結果
最近の10年債入札では、最高落札利回りが4.024%と昨年8月以来の低水準でした。
応札倍率は2.56倍と、投資家の強い需要を示しています。
市場の焦点
12月のCPI発表が注目されており、これがFRBの利下げ開始時期に関する新たな手がかりとなる見通しです。
また、12月の米コアCPIは前月比0.3%上昇、前年同月比で3.8%の上昇が見込まれています。
米国債市場の動向
短期債の利回りは小幅に低下し、長期債の利回りは上昇するなど、市場はまちまちの反応を見せています。
利下げ開始時期に関しては、3月から5月に後ずれする可能性も指摘されています。
今後の見通し
専門家によると、10年債の需要は底堅いとの見方があり、利回りがすぐに5%に戻るとは考えにくいとのことです。
また、2年債と10年債の利回り格差はマイナス33.9bpと、マイナス幅が縮小しています。
為替市場(FX) 通貨強弱
☑️ 外為市場:円の下落とドル指数の動向
☑️ 日本の賃金データと円への影響
☑️ ECBのシュナーベル理事発言とユーロの反応
☑️ 暗号資産の動き:ビットコインとイーサの上昇
☑️ 今後の経済指標と市場の注目ポイント
その他の市場 金 原油
☑️ 原油先物は供給懸念にも関わらず反落、米国原油在庫増加が影響
☑️ 金相場、12月米CPI発表を前に下落、市場の利下げ観測後退か
原油と金相場、市場の動向に左右される価格変動
原油:供給懸念と在庫増加が影響
ニューヨーク原油先物相場は、紅海でのフーシ派による船舶攻撃という供給懸念にもかかわらず反落しました。
これは米国の原油在庫が134万バレル増加したことが大きな影響を与えています。
この在庫増加は、昨年12月中旬以来の大幅な伸びとなります。
その結果、ニューヨーク商業取引所のWTI先物は1.2%下落し、1バレル=71.37ドルで取引が終了しました。
原油価格は、OPECプラスによる減産やリビア油田の操業停止などの要因で押し上げられる一方で、需要の懸念から上値が限定されています。
金:経済指標と市場の期待
一方、金相場は下落しています。
トレーダーが12月米CPIの発表を控え、市場は方向感を失っています。
ブルームバーグ・エコノミクスによると、CPI統計からは緩やかなディスインフレ傾向が示唆されており、これが実現すれば、市場の利下げ観測は後退すると見られています。
金スポット価格は利下げ観測を追い風に、一時2000ドルを上回っていましたが、最近の経済ファンダメンタルズの底堅い動きにより、米金融当局の緩和方針転換が遅れる可能性が意識されています。
金先物は0.3%の下落で1オンス=2027.80ドルで終了しました。
市場分析(まとめ)
ドルの変動性:米CPI発表待ちと暗号資産市場の動き
ドルの対円・対ユーロ動向
ドルは対円で上昇し、対ユーロでは下落しました。
投資家は、11日に発表される12月の米消費者物価指数(CPI)のデータを待ち、FRBの利下げ時期に注目しています。
ドル指数はわずかに下落し、ユーロ/ドルは上昇しました。
この動きは、予想されるCPI発表によるドルの方向性への影響を示しています。
暗号資産市場の動き
ビットコインは、SECの偽メッセージによる影響を受けて、0.64%上昇しました。
また、イーサも5.19%の上昇を記録しました。
このような暗号資産市場の動きは、不確実な経済情勢の中で投資家のリスク選好度に影響を与えています。
米国債市場の動向
米国債市場では、11日のCPI発表を前に短期債利回りが低下し、長期債利回りは上昇しました。
投資家は、インフレ鈍化の兆候を探っています。注目されるのは、FRBの利下げ開始時期への影響です。
株式市場の反応
米国株は、大型株の主導で上昇しましたが、インフレ統計や銀行決算の発表を控え、上昇は限定的でした。
特にメタやエヌビディアの株価が注目されました。
金先物と原油先物の動向
金先物は、CPI発表を待って4営業日連続の下落となりました。
一方、原油先物は、米国の石油製品在庫の増加と欧州の景気減速の懸念により、反落しました。
今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊