経済ニュース速報まとめ

　わかりやすい「AI市場分析」とは？

 

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株式市場（総合ニュース）

昨日(11日)は金利低下、ドル横ばい、株横ばいでした。

 

米ＣＰＩ上昇による市場の動揺と株式・国債市場の変動

 

昨年12月の米ＣＰＩ統計と市場の反応

• 昨年12月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）は市場予想を上回り、金融政策の変化に関する期待が後退。
• 総合ＣＰＩは前年比で3.4％上昇し、11月の3.1％から増加。市場予想は3.2％だった。
• コアＣＰＩ（食品・エネルギー除く）は前年比3.9％上昇。

株式市場と国債の動き

• Ｓ＆Ｐ500種株価指数、ダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数は変動し、最終的に僅かな変化を示した。

主要要因と分析

• 住居費、電気代、自動車保険の上昇がＣＰＩを押し上げる主要因。
• ブルームバーグ・エコノミクスによると、インフレ率の2％目標達成は難しい可能性あり。
• 実質平均時給は前年比0.8％増加。

金融政策の見通し

• 3月の利下げは時期尚早との見方が強まり、金融政策の変化が遅れる可能性が示唆された。

個別銘柄の動向

• USスチール株価は下落。日本製鉄による買収計画の審査が長期化する見込み。
• ボーイングも値下がり。FAAによる正式調査が開始。
• ハーツ・グローバル・ホールティングスはEVの需要低調を理由に株価が下落。

 

債券市場　金利市場

 

今日

昨日

 

米国債市場：ＣＰＩ発表後の動揺を乗り越え上昇

 

利回りの変動と市場の反応

米国債市場は、消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表を受けて当初は下落したが、その後回復し、最終的に上昇した。

特に注目されたのは、30年債の利回りの動きで、210億ドルの入札において堅調な需要が示され、利回りは昨年8月以来の低水準にまで下がった。

主要な国債利回りの概観

• 30年債利回りは4.18%で、前営業日比2.8ベーシスポイント（BP）下落。
• 10年債利回りは3.97%で、5.9BP下落。
• 2年債利回りは4.24%で、11.5BP下落。

市場の見方

12月のＣＰＩは予想を上回る伸びを見せたが、FRBによる利下げ観測は大きく後退しなかった。

エクイティ・キャピタルのチーフエコノミスト、スチュアート・コール氏は、コア指数の伸びが鈍化しているものの、FRBがインフレ圧力の減速を確信していないと指摘している。

今後、注目されるのは12日に発表される卸売物価指数である。

最終的な市場の動向

終盤の取引で、30年債利回りは1.4bp下落し、2年債利回りは11.1bp下落。2年債と10年債の利回り格差はマイナス28.5bpとなった。

 

 

為替市場（FX）　通貨強弱

 

通貨全体
ドル単体

 

 

その他の市場　金　原油

 

 

イランがオマーン沖で石油タンカーを拿捕、中東の混乱深まる

 

原油先物相場の反発

イランによるオマーン沖での石油タンカー拿捕が原因で、ニューヨーク原油先物相場は反発しました。

この事件は、海上交通の要衝での緊張を高め、中東の海運混乱にイランを巻き込む形となっています。

今年の原油相場の動向

トラフィグラのベン・ルコック氏によると、ブレント先物は74－79ドルのレンジを維持しており、今年はレンジ相場が続くとの見解です。

一方、バークレイズは2024年のブレント原油予想を８ドル下方修正しました。

現在の原油価格

ＮＹＭＥＸのＷＴＩ先物２月限は72.02ドル、ロンドンＩＣＥの北海ブレント３月限は77.41ドルで取引を終了しています。

 

金先物相場、5営業日連続の下落

 

米ＣＰＩ上昇の影響

12月の米ＣＰＩの予想以上の上昇は、金融当局のインフレとの戦いが続いていることを示唆しています。

ＭＫＳ・ＰＡＭＰのニッキー・シールズ氏は、ＦＯＭＣ会合後の市場の反応について言及しています。

金相場への影響

利息を生まない金への投資魅力は、金利上昇に伴って低下する傾向にあります。

強いインフレ圧力により利下げ見通しが後退していることが、金相場の下落要因となっています。

現在の金価格

ニューヨーク商品取引所の金先物２月限は1オンス＝2019.20ドルで取引を終了。金スポット価格は2015.03ドルとなっています。

 

 

市場分析（まとめ）

 

米国のインフレと金融市場の動向

 

ドルの動きとインフレ指標

12月の米消費者物価指数（CPI）は市場の予想を上回り、前年同月比で3.4%上昇しました。

この結果、ドルは対ユーロ・対円で下落後に安値から回復しました。

FRBの利下げ観測が後退したことが要因です。

ビットコインの価格動向

ビットコインは急騰し、2年ぶりの高値を記録しました。

ビットコインのスポット価格に連動するETFの取引開始が影響しました。

債券市場の状況

12月のCPI上昇にも関わらず、FRBによる利下げ観測は大きく後退していません。

国債利回りは不安定な動きを示し、10年債利回りは3.980%に低下しました。

株式市場の反応

米株式市場はほぼ横ばいで取引を終えました。

インフレ統計の上昇と労働市場データの底堅さが影響しましたが、国債利回りの低下が下支えとなりました。

金先物と原油先物の動き

金先物は5営業日連続で下落しました。

一方、原油先物は中東情勢の緊迫化を背景に反発しました。

 

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊