【経済ニュースまとめ】
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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
米国株式市場:テクニカル要因で小反落、決算シーズンに注目集まる
S&P500種株価指数の小反落
- 終値:5853.98(前営業日比-10.69、変化率-0.18%)
- テクニカル的に買われ過ぎの兆候が出ていたため、上げ一服
注目の決算
- テスラ、ボーイング、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)などの決算に注目
S&P500種の好調な記録
- 約30日間にわたり2日連続で下落することなく推移
- 1928年以来の好調な記録(センチメントレーダーのデータ)
市場関係者の見解
ダン・ワントロブスキ氏(ジャニー・モンゴメリー・スコットの調査ディレクター)
- S&P500種は複数の時間軸で買われ過ぎの状態が続いており、短期的には利益確定の売りが出やすい
マット・メイリー氏(ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト)
- 米大統領選挙が2週間後に迫り、イスラエルが近い将来イランに報復することも明らかだ
- 金価格とボラティリティー指数(VIX)が高水準にあることから、投資家が新たな悪材料への備えを求めていることが分かる
デービッド・ラウト氏(アバウンド・ファイナンシャル)
- 特に11月と12月は株式市場にとって歴史的に好調
- 株式にはまだ上昇余地がある
- 2025年に15%を超えるような大幅な調整局面が訪れる可能性がある
まとめ
21日の米国株式市場では、S&P500種株価指数が小反落しました。テクニカル的に買われ過ぎの兆候が出ていたため、上げ一服となりましたが、約30日間にわたり2日連続で下落することなく推移しており、1928年以来の好調な記録を示しています。
市場ではテスラやボーイング、UPSなどの決算に注目が集まっています。今週はS&P500種構成企業の約20%が決算発表を予定しており、市場にとっては大きな正念場となります。
市場関係者の見解は、短期的には利益確定の売りが出やすいとする一方、11月と12月は株式市場にとって歴史的に好調であり、株式にはまだ上昇余地があるとの意見もあります。ただし、2025年に15%を超えるような大幅な調整局面が訪れる可能性も指摘されています。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
今日
昨日
総合的利下げ織り込み(前日比)
今日
昨日
次回利下げ確率(前日比)
2024/11/07(次回FOMC) 1回⇨0.25%
- 0回→13.31%(+13.31%)
- 1回→86.69%(-12.61%)
- 2回→0%(-0.70%)
年内利下げ確率
- 1回→39.84%(+16.37%)
- 2回→60.16%(-16.37%)
- 3回→0%(%)
米国債相場、利回り急騰、大幅安
米国債相場の大幅安
- 年限全般で利回りが跳ね上がる
- 10年債利回りは約10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇
利回りの変化
- 米30年債利回り:4.50%(前営業日比+10.8bp、変化率+2.46%)
- 米10年債利回り:4.19%(前営業日比+11.1bp、変化率+2.71%)
- 米2年債利回り:4.03%(前営業日比+8.1bp、変化率+2.06%)
市場関係者の見解
アリフ・フセイン氏(ティー・ロウ・プライスの債券部門最高投資責任者)
- 今後6カ月内に10年物米国債利回りは5%の節目を試すことになり、イールドカーブはスティープ化するだろう
- インフレ期待の高まりと米財政支出への懸念が背景
- 米政府の赤字を補填するための米国債発行が市場をあふれさせている
- FRBの量的引き締め政策(QT)により、米国債に対する需要の主要な源泉が失われた
トルステン・スロック氏(アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト)
- 米経済が力強く成長していることから、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利が据え置かれる可能性が著しく高まっている
まとめ
米国債相場は大幅安となり、年限全般で利回りが跳ね上がりました。10年債利回りは約10ベーシスポイント上昇し、4.19%となっています。
ティー・ロウ・プライスの債券部門最高投資責任者であるアリフ・フセイン氏は、今後6カ月内に10年物米国債利回りが5%の節目を試し、イールドカーブがスティープ化すると予想しています。この背景にはインフレ期待の高まりと米財政支出への懸念があるとのことです。
また、フセイン氏は米政府の赤字を補填するための米国債発行が市場をあふれさせており、FRBの量的引き締め政策により米国債に対する需要の主要な源泉が失われたと指摘しています。
一方、アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミストであるトルステン・スロック氏は、米経済の力強い成長を理由に、11月のFOMC会合で政策金利が据え置かれる可能性が高まっていると述べています。
為替市場(FX) 通貨強弱(前日)
通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑